米最大手銀JPモルガン、独自ブロックチェーンに決済関連機能を実装へ

JPモルガンのブロックチェーンに新たな機能が追加
米最大手銀JPモルガン・チェースの独自ブロックチェーンに新機能が追加されることが判明した。数日かかることもある送金エラーの判別を即座に行うシステムで、今秋までの実用化が見込まれる。

JPモルガン・チェースのブロックチェーンが決済関連機能を拡張

米最大手銀JPモルガン・チェースが独自に展開する銀行間送金ブロックチェーンネットワーク「IIN(Inter Bank Network)」に、新たな機能が追加されることが判明した。世界で220以上の銀行が加入するIINに追加される機能が、ブロックチェーンを応用した送金エラーを削減するシステムだ。現在、ソートコード(金融機関の識別番号)の誤入力による送金エラーは、送金から数日後になって判明することもあり、利便性に欠けた側面があるとされている。

JPモルガンのグローバル決済部門責任者John Hunter氏によると、今回の機能拡張によって送金先が有効なアカウントなのか即座に判別が可能になり、そのような送金エラーがなくなるという。なお、実用化の時期については、今年のQ3(秋時期)までを目指すとしている。

また、JPモルガンは安全なメッセージングやファイル転送、データモデリングへのアクセスが可能なサンドボックス(システムが不正に操作されるのを防ぐセキュリティ機構)でのアプリケーション開発を可能にすることによるINNへのフィンテック企業勧誘も試みているという。

JPMの相次ぐブロックチェーン応用事例

JPモルガンは、業務の効率化に向けたブロックチェーン利用に積極的な企業だ。

2017年から開始したIINのプロジェクトに加え、今年2月には銀行間決済に利用する独自のステーブルコイン「JPMコイン」発行の計画を明かしている。JPモルガンのCEO Jamie Dimon氏は、JPMコインについて「商用目的や一般利用される日が来るかもしれない」とも発言した。

今回、銀行間送金での新たなブロックチェーン応用のユースケースを提示したJPモルガン。送金における課題に対する新しいアプローチとして、今後の実用化に注目が集まるだろう。


画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

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