CoinPostで今最も読まれています

バイナンスのCEOが米大手VCに対し訴訟、損害賠償を求める

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

CZ氏とセコイアキャピタルの訴訟問題に新展開
仮想通貨取引所BinanceのCZ氏は、米大手VCに対して同氏の評判を傷つけたなどとして、損害賠償を求める訴訟を起こした。同氏が独占契約に違反したと主張する相手の訴えが棄却された後に、訴訟を起こし返した格好となっている。

CZ氏がセコイアキャピタルを訴える

世界最大手仮想通貨取引所BinanceのCEOを務めるCZ氏は、米ベンチャーキャピタル(VC)大手セコイア・キャピタル傘下のセコイア・キャピタル・チャイナ(SCC)が、同氏の評判を傷つけ、適切な資金調達を困難にしたとして、損害賠償を求める訴訟を起こしていることが明らかになった。

先月にSCCは、同氏が独占契約に違反したとして訴訟を起こしたが、裁判所はその訴えを棄却。その後に、CZ氏が訴訟を起こし返した格好となっている。

これまでの経緯

一連の訴訟の発端は、2017年8月に開始したBinanceの資金調達を巡るSCCとの交渉にある。同社は、Binanceの株式11%を引き受ける代わりに約8000万ドル(約87億円)の投資を提案したが、CZ氏はこれを却下し12月中旬に交渉は決裂した。

その流れの中で、SCCが問題視したのが、同社と交渉中のCZ氏が、中国のベンチャーキャピタル、IDGキャピタルと交渉を行っていた点だ。同氏はIDGキャピタルから計14億ドル(約1540億円)の資金調達を行ったとされているが、セコイアキャピタルは12月に、同氏が他の投資家と交渉することを禁じる一時差し止め命令を香港高等裁判所から得ており、その資金調達は差し止め命令に違反するものだと主張した。

それに対してCZ氏は、差し止め命令が同氏に通知されずに取得されたことを指摘。結果的に、香港高等裁判所は、当該差し止め命令はSCCによって不適切に取得されたものだと認めるに至った。

今後の展開は

CZ氏は、差し止め命令の結果、2018年3月1日まで他の投資家から資金を調達できなかったため「何らかの損害を被った」と判断。裁判所への新たな申請書の中で、同氏は次のように主張している。

差し止め命令によって損失を被った。私は、セコイアによる合理的な補償を受ける権利がある。

特に、高い評価での資金調達の機会を失った点、そして、私の評判が傷ついた点でも損失を受けている。

なお、裁判所が公開している情報によると、CZ氏の訴訟については6月25日に審問が行われる予定であるという。今後の裁判所の見解に注目が集まるだろう。

CZは今回の訴訟に関して、近いうちにより詳しい個人的な見解を公開すると述べている。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
08:15
zkSync基盤のWeb3ゲーム企業Tevaera、野村などから7.7億円調達
TevaeraはzkSync上でレイヤー3のゲームチェーンを立ち上げる予定で、年内に200万人のプレイヤーと12人のゲーム開発企業をTevaeraエコシステムに参加させようとしている。
07:00
ジャック・ドーシー率いるBlock、店舗売上をビットコインに変換へ
新たに導入する予定の機能は「Bitcoin Conversions」というもので、Cash Appのアカウントを持つSquareのユーザーは、店舗収益の最大10%を仮想通貨ビットコインで受け取ることができるようになる。
06:10
米司法省、バイナンス創業者CZ氏に懲役36ヶ月求刑
仮想通貨取引所バイナンスの元CEOのCZ氏は自分の「不適切な決断」を謝罪し、自分の行動の全責任を受け入れる内容の手紙を2月に提出した判事へ提出したことが明らかになった。
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。
09:40
「BTC価格上昇は半減期から50〜100日後」QCP Capital
仮想通貨ビットコインの今後の価格が急上昇するのは半減期から50〜100日後であるとQCP Capitalが分析。また、Bitfinexも半減期後の相場レポートを公開した。
08:45
ソラナJupiter、DEXモバイルアプリ5月公開予定
既存のUltimateウォレットは5月22日から利用できなくなるため、その前に仮想通貨の一時的移転(PhantomやMagic Edenウォレット)を推奨した。
08:10
米国のイーサリアムETF上場申請、5月承認は見込み薄か
申請中の仮想通貨イーサリアム現物ETFの多くは5月に最終判断を迎える予定だが、多くのアナリストは承認の確率が低いと予測。背景には、イーサリアム財団への任意捜査で米SECがETHを有価証券に分類しようとしている点や、ビットコイン現物ETFが承認されてからまだそれほど時間が経っていない状況などがある。
07:10
ビットコインの機能を拡充する新提案が公開
仮想通貨ビットコインのブロックチェーン上でスマートコントラクトなどを実現する開発提案がBIP-420として公開。以前から関心を集めている提案の内容が改めて説明された。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/24 11:30 ~ 13:30
その他 オンライン
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧