CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン価格に先行?1億ドル相当のUSDTが新規発行 その相関性とは|仮想通貨朝市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨朝市況

●ビットコイン100万円維持できず 最新市況

●仮想通貨時価総額は30兆円に回復

●1億ドル相当のUSDTが新規発行、価格との相関性とは?

仮想通貨朝市況

1年1ヶ月ぶりに大台「100万円」に達したビットコインは、一時102万円まで高騰するも維持できず、17日には再び98万円台へと反落した。ビットコインのハッシュレートも過去最高値を更新したほか、アクティブユーザーアドレスが100万に達するなど、BTC派生指標に好材料が続いたが、高値圏を維持できないと見ると上値が重くなり、価格が乱高下した。

市場内資金の動きでは、100万円を試しに行く際、ビットコインに資金流入が集中。達成後には主要アルトコインにも買いが波及したが、BTC100万円台の維持が難しいとみると、ビットコインの反落に同調する動きが見られた。100万円の大台突破で、急騰に伴う買いムードに期待する買いが一時的に集まったものと見られる。

17日のビットコインドミナンスは、再び直近高値の58%にあと一歩に迫る57%まで上昇しており、ビットコインとアルトコイン間の市場内資金流入の注目ポイントも近く、これもアルトに買いが集まった要因と見られる。前回は58%に到達(5月13日)後に主要アルトへの流入が相次いでいるほか、58%〜62%のBTCドミナンスは、2017年1月以降(BTCドミナンスが崩れて以降)3度頭打ちをしているラインでもあり、今後再び注目される可能性は高い。

出典:CoinMarketCap

また市場全体の時価総額推移は、17日時点で2820億USD(30兆円)に到達。2018年8月以来の高水準で、年初水準1275億ドル(13.7兆円)から2.2倍水準となっている。今回の上昇では約170億ドル(1.8兆円)相当の時価総額増を記録している。

ビットコインは、100万円の明確な突破のほか、現在の主要通貨ペア(USD系ステーブルコインも含め)で主流となる米ドルの1万ドル(108万円付近)と大きな節目が続く。すでに米国のメディアやアナリストは1万ドルに関する発言を強めているが、目先の材料にBakktのテストローンチなどが控える中、突破に期待感を示す記述も散見された。

テザー再び1億USDTを新規発行

また、ビットコイン価格との相関性でも注目を集めるUSDTの発行状況に新たな進展が見られている。

出典:CoinMarketCap

新規発行されたUSDTは1億USD(108億円相当)で、5月中旬に時価総額(≒発行総量)を更新して以降、右肩上がりに推移している。

USDTの時価総額推移とビットコイン価格の相関性は、再び先行指標として注目されているもので、2017年末にUSDTが大量にバーンされたことによる総供給量減少とその後に起きたビットコイン価格の急落や、今年に入り再び発行を続けるUSDTの影響で増加する総供給量とBTC価格の上昇の状況から、市場の主要取引ペアでもあるUSDTの状況などから指摘されてきた。

日本でもBTCFXやアルト関連の分析ツールを公開するTainoko@仮想通貨(@btc_tainoko)氏が、6月13日よりツイッターで比較チャートの公開を行なっている。また、USDT出来高(グレー)も比較データとして追加した内容から、ビットコイン価格(オレンジ)とUSDT時価総額(ブルー)に高い相関性がある可能性が見えてきた。

新規発行を行なったUSDTを利用したビットコイン価格の価格操作は、昨年より指摘されてきた動きではあるものの、未だにその真相はわかっていない。これまでの相関チャートからは、USDT発行から遅れてビットコインが上昇する動きが確認されており、今後の注目指標となるかもしれない。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。
09:40
「BTC価格上昇は半減期から50〜100日後」QCP Capital
仮想通貨ビットコインの今後の価格が急上昇するのは半減期から50〜100日後であるとQCP Capitalが分析。また、Bitfinexも半減期後の相場レポートを公開した。
08:45
ソラナJupiter、DEXモバイルアプリ5月公開予定
既存のUltimateウォレットは5月22日から利用できなくなるため、その前に仮想通貨の一時的移転(PhantomやMagic Edenウォレット)を推奨した。
08:10
米国のイーサリアムETF上場申請、5月承認は見込み薄か
申請中の仮想通貨イーサリアム現物ETFの多くは5月に最終判断を迎える予定だが、多くのアナリストは承認の確率が低いと予測。背景には、イーサリアム財団への任意捜査で米SECがETHを有価証券に分類しようとしている点や、ビットコイン現物ETFが承認されてからまだそれほど時間が経っていない状況などがある。
07:10
ビットコインの機能を拡充する新提案が公開
仮想通貨ビットコインのブロックチェーン上でスマートコントラクトなどを実現する開発提案がBIP-420として公開。以前から関心を集めている提案の内容が改めて説明された。
06:35
バイナンスアプリの削除、フィリピン当局がアップルとグーグルに命令
フィリピンはバイナンスの顧客基盤における重要な構成国だが、同SECは2023年11月以降、バイナンスを投資に利用しないよう国民に積極的に警告していた。
05:50
エルサルバドルの国営ビットコインウォレット、ハッカーがコードを流出
今回の漏洩は、4月上旬に報告された510万人のサルバドル人の個人情報リークを含む、一連のChivoウォレット関連のハッキングに続くものだ。
04/23 火曜日
19:00
メゾンマルジェラ MetaTABI NFT発売
メゾンマルジェラがMetaTABI NFTを一般販売開始。デジタル専用設計のタビシューズはThe Fabricantとのコラボで、限定版タビブーツとレザーウォレットが付属。今後のWeb3ブランドイベントにも参加可能。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/24 11:30 ~ 13:30
その他 オンライン
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧