CoinPostで今最も読まれています

7割の仮想通貨取引所が「CMC新基準」をクリア、出来高の水増し問題を踏まえ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

大半の取引所がCMC新基準」をクリア
CoinMarketCapが提供するインデックスに登録される仮想通貨取引所のうち70.3%が、新データ計測法の条件を満たしていることが判明した。一部で問題視されていた出来高水増し問題を踏まえた対応となる。

7割の取引所がCMCの新指標をクリア

仮想通貨ベンチマークサイトCoinMarketCap(以下、CMC)が提供するインデックスに登録される仮想通貨取引所のうち7割が、新データ計測法の条件を満たしていることが判明した。

米大手仮想通貨メディアCoindeskの報道 によると、CMCの第一段階のデータイニシアチブ「DATA(Data Accountability&Transparency Alliance)」が完了した。

CMCに掲載される全取引所が、5月1日から起算して45日間で、より厳格なデータ開示体制を整える必要があったが、現時点で7割の取引所が「DATA」の情報開示条件を満たしており、継続的にCoinMarketCapの「出来高比重の平均価格」と「調整済みの出来高」のカテゴリーに掲載される。

CoinMarketCapは今年5月、仮想通貨取引所のより正確な出来高などのデータを向上させるために、バイナンスやBittrex、Huobiなど複数の取引所とともに、「DATA」を結成した。

データの透明性・正確性を追求する機運が高まった背景には、米仮想通貨ファンドBitwise Asset Managementが公表した「取引所の水増し」問題がある。

Bitwiseの報告 では、CoinMarketCapで報告された取引量のうち、95%がフェイク(水増しなどによる偽取引高)であり、正確な取引高を開示しているのは10の取引所に過ぎないと報告していた。

市場の信頼性と透明性を高めるために

CoinMarketCapのグローバルマーケッティングの責任者Carylyne Chan氏は、今回の進捗に対して、「CoinMarketCapへの新たな取引所リスティング方針は、今後コンテンツに参入したい取引所の新基準になる。できる限り多くの企業を掲載したい。」と述べた。

条件を満たさない取引所は、優先順位として、満たしている取引所の下に置き換えられるようになる。

さらに、CoinMarketCapは、DATAのアライアンス企業と7月中旬に開催するラウンドテーブル会議に向けて準備を整える最中だ。ティッカーシンボルや、API経由のデータ開示、DATAの第2段階における計測法を議題とする。

CoinPostの関連記事

「Cryptocompare仮想通貨取引所ランキング」bitFlyerが最高のAA評価で世界4位に
仮想通貨データ調査企業Cryptocompareが仮想通貨取引所ランキングを公開。bitFlyerが国内最高順位の4位を獲得した。 5位:Liquid 8位:バイナンス 12位:BITPoint 16位:bitbank 18位:コインチェック 19位:Zaif となっている。
仮想通貨(暗号資産)取引所の偽装取引高を是正する「信頼スコア」|CoinGeckoからの提案
CoinGeckoが仮想通貨取引所ランキングに変更を加えた。取引高とアクセス状況に乖離が見られた場合、Trust Scoreを基に取引高の正常化修正を加え、取引高の偽装行為に歯止めをかける。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
03/29 金曜日
17:08
HSBC銀行がトークン化されたゴールド商品を香港で提供開始
HSBCは香港の個人投資家に向けて、オンラインバンキングとウェブサイトを通じたトークン化されたゴールド商品のアクセスを提供開始した。トークンはHSBC Orionプラットフォームで発行され、リテール向け、HSBCオンラインバンキングおよびHSBC香港モバイルアプリを通じて提供される。
15:30
Filecoinステーキング大手、Glifがポイントプログラム開始
暗号資産(仮想通貨)ファイルコイン(FIL)の、ステーキング・プロトコルGlifがポイントプログラムを開始した。FILトークン保有者は流動性プールにFILを預けることで、Glifのネイティブ・リキッド・リース・トークンである「iFIL」を受け取り、運用できる。
14:34
イーサリアム共同創設者ブテリン氏、Dencun後の改善点を語る
仮想通貨イーサリアムの共同創業者ヴィタリック・ブテリン氏は、Dencunが完了した今後の技術的な改善点を提案した。
14:11
CoinTradeがソラナ含む4銘柄の取扱い開始、ステーキングサービスにSOL追加
暗号資産(仮想通貨)販売所CoinTradeがソラナを含む4銘柄の取り扱いを開始。ステーキングサービスにSOLを追加した。条件をクリアすることでSOLをプレゼントするキャンペーンを開催中。ジパングコイン(ZPG)など三井物産デジタルコモディティーズも新規で取り扱う。
12:55
日本DAO協会4月1日に立ち上げ 府令改正も同日公布
日本DAO協会が4月1日に設立される。DAOの自主規制や健全なエコシステムづくりを推進していくもので、協会自体の運営もDAOで行う計画だ。
12:24
ビットコイン7万ドル台で高止まり、ブラックロックの新規ファンド好調でRWA関連銘柄買われる
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが7万ドル台新高値をうかがう展開。アルト相場ではブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」絶好調の影響で、ONDOなどのRWA関連銘柄が買われた。
11:30
Googleサーチ、ビットコインやArbitrumなどのアドレスで資産残高を確認可能に
全ての資産を表示するわけではなく、残高は各ネットワークのネイティブトークン(ETHやARB、OPなど)のみを表示。
10:50
5月のローンチ目指す、香港でビットコイン現物ETF申請のVSFG
仮に香港で承認された場合、アジア初の事例となり、今後日本でのビットコインETF上場や発行にも追い風になりうるとみられる。
10:00
FTXのサム前CEOに懲役25年の判決 カリフォルニアで服役へ
米国地方裁判所の判事は28日、破綻した仮想通貨取引所FTXのサム前CEOに対して懲役25年、および最大1.7兆円の資産没収という判決を言い渡した。
08:40
2.6兆円相当のBTC保有数到達、ブラックロックのビットコイン現物ETF
純流入再び加速 ブラックロックのIBIT・ビットコイン現物ETFの運用資産は初めて、250,000 BTC(2.6兆円)を超えた。1月11日の取引開始からわずか11週間で2兆円…
08:10
Wormholeの仮想通貨「W」、取得開始日明かす
Wormholeは、今月7日に、Wトークンのエアドロップアロケーションや適合対象アドレスを公開。ソラナ、EVM系、Sui、Aptos、Osmosis、Injectiveといったネットワークでのユーザーや、ソラナNo.1NFTコレクションである「Mad Lads」のホルダーを対象としている。
07:40
米投資会社、マイクロストラテジーの株はBTCより割高と指摘
マイクロストラテジーの株価から概算する仮想通貨ビットコインの価格は17万ドル超であると米ケリスデールが分析。同社の株は、ビットコインに対し正当ではないプレミアムがついて取引されているとの見方を示した。
07:20
アバランチ財団「Codebase」、最初の支援プロジェクト15社を選出
アバランチではすでに「Colony Lab」という分散型アクセラレーターが活動しているが、今回Codebaseと連携し支援対象への資金提供を拡大し、1プロジェクトにつき、100万ドルを超える金額を提供する可能性がある。
06:45
5月承認の可能性低いもBitwiseらがイーサリアム現物ETFの上場申請行う
イーサリアムETFが現在の多くの申請の最終期限となる5月に承認される見込みは、SECがイーサリアム財団を調査しているとの報道などを受け大幅に後退している。1月には70%あったが、現在は20%程度まで低下してきた模様だ。
05:50
Bybit、ソラナミームコイン「POPCAT」の永久先物提供
ソラナの仮想通貨ミームコインへの需要は未だ高い。代表的な犬系ミームコイン「WIF」は29日過去最高値を更新し、前日比で20%上昇している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/06 ~ 2024/04/09
香港 香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター3FG
2024/04/09 14:00 ~ 16:00
その他 オンライン
2024/04/13 ~ 2024/04/14
東京 東京都港区
2024/04/13 10:00 ~ 17:00
その他 オンライン
重要指標
一覧
新着指標
一覧