CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン(BTC)短期トレンドが再転換、過去の再現なら次の大幅調整までに平均150%のリターンか|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
米Blocktown CapitalのCEOや著名アナリストPeter Brandt氏が仮想通貨ビットコイン(BTC)相場を分析。「30%の大幅調整を経て、今年の11月頃まで”押し目”が来ないかもしれない」などと言及した。

仮想通貨ビットコイン(BTC)市況

本日未明、Cloudflareが大規模障害でサーバーダウンし、米仮想通貨取引所CoinbaseやPoloniex、CoinMarketCap、discordなどが繋がらなくなるなど深刻な影響が生じた。

CoinDeskのサイト上に表示されたビットコイン(BTC)価格が「$26」と誤表示されるなど混乱をもたらしたが、幸いにもビットコイン(BTC)価格に大きな影響はなかった。取引停止中に相場の急変動があれば、再開時の強制決済も危惧されていただけに、利用者は安堵したことだろう。

ビットコイン(BTC)テクニカル分析

3日のビットコイン(BTC)価格は、下げすぎた反動で約20万円幅の急反騰を見せた。4時間雲下限かつレジスタンスライン(②)のある125万円付近で弾き返されて6万円幅反落したが、すぐにスパイク気味に差し戻すなど買いが強い。

執拗な売り圧力で大衆心理が下目線に傾く中、3度下値を試して底を探った後に黄色のレジスタンス(①)をブレイクしたことで、少なくとも短期トレンドは再転換したと言える。

急落する可能性もあり予断は許さない状況にあるが、ここ1週間は上げ・下げともに急すぎたため、まずはフィボナッチ・リトレースメント0.382〜0.618(122万円〜132.5万円)辺りのボックスに移行して値固めできるかどうかがポイントになりそうだ。②の上値抵抗線をローソク足の実体で超えてくれば、再び買い圧力が強まる可能性がある。

米デジタル資産会社Blocktown CapitalのCEO James Todaro氏は、13,850ドルから大幅下落したビットコイン(BTC)相場のプルバックについて、Josh Rager氏の考察した過去チャートと照らし合わせて、「最後の強気相場では、平均98日間の約3ヶ月スパンで大規模のプルバックを繰り返していた。もし上昇継続となれば、今年の11月頃まで”強烈な押し目”は来ないかもしれない。」などと見解を述べた。(*2018年のように長期下落トレンドへと転換した場合は、この限りではない)

一方、Josh Rager氏も以下のような見解を示している。

大幅な価格調整は「買い」のチャンスであり、投資家にとってのリワードが見込まれる。買い戻しからの利益に関して分析すると、次の大幅調整までに平均153%ものリターンを生み出していた。

また、Peter Brandt氏の調査によれば、過去のビットコイン(BTC)チャートを振り返ると、上記のような期間で大規模プルバックが発生していた。比較的記憶に新しい2017年のバブル相場でも、上昇トレンドの過程で最大40%安もの大暴落を記録していたことが分かる。仮に150万円から40%下落した場合は90万円、200万円から40%下落した場合は、実に下落幅80万円に及ぶ計算となる。

大口は強気目線

なお、ビットコイン(BTC)の高騰に伴い、直近のマイニング状況は活況にある。

ビットコインの歴史上、最も高い値となるハッシュレート6900万TH/sを記録。この値は、仮想通貨バブルの真っ只中にあった2017年12月時の倍となる。これらの数字は、仮想通貨の将来に期待する、強気目線の大口マイナーの競争率が激化していることを如実に物語っている。

CoinPostの関連記事

ビットコイン市場の大幅下落要因と忽然と消えた20000BTCの大量ショート|仮想通貨市況
6月27日に149万円を記録した仮想通貨ビットコイン(BTC)は、乱高下を繰り返しつつ、本日9時時点で116万円まで急落した。海外取引所bitfinexで200億円分の大量のショートポジションが消滅したことも、さまざまな憶測を呼んでいる。
仮想通貨取引所ビットフィネックス、テザー社に1億ドルの資金返済
Bitfinexが、子会社のTetherに対し、ローンの一部である1億ドルを返済したと公表。以前Bitfinexは、テザー裏付け資産の約750億円相当の資金で莫大な損失をカバーしたことでNY司法当局に不正疑惑として告発された。
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
09/22 金曜日
16:29
大手VCパラダイム「仮想通貨は新たな惑星のようなもの」 投機需要も欠かせないと見る理由
仮想通貨関連技術に特化した米大手ベンチャーキャピタルParadigmは、「火星のカジノ」と題した論説で、仮想通貨を新しい惑星に例え、投機的な投資も「移住の起動プロセスの一部」として欠かせないものだと主張した。
16:15
セガ三国志大戦IP活用のBCG「Battle of Three Kingdoms」、動画初公開
  三国志大戦のIP活用BCGのチュートリアル動画公開 セガの人気ゲーム『三国志大戦』のIPを活用し、double jump.tokyo株式会社が開発を手がける新作ブロックチェ…
14:00
米FRB「資産のトークン化」に警鐘
米FRBは、トークン化が金融安定性に及ぼす影響について詳細に調査した論文を公開した。トークン化がデジタル資産のエコシステムと伝統的な金融システムとの相互接続を促進し、伝統的な金融システムに新たなリスクをもたらす可能性があると指摘している。
13:40
「Proof of Play」、a16zなどから約50億円調達
ブロックチェーンゲーム企業「Proof of Play」はシードラウンドで約49億円を調達した。プレイヤーが世界構築に参加できるWeb3ゲームを開発していく。
12:17
ビットコイン続落、FOMC後の金融引き締め長期化懸念で日米株安進む
暗号資産(仮想通貨)相場でビットコインが続落した。FOMCにおけるFRBの2024年の金融政策見通し悪化を受け、株安が進んでいる。
12:00
10年ぶりの日銀総裁交代、植田新総裁の金融政策は
2023年4月8日に黒田前総裁が退任し、翌9日より植田新総裁が就任し新体制へ。黒田前総裁は10年間でどのような政策をとり、経済・市場環境にどのような影響を与えたのか、また植田新総裁の現時点で発表されている政策による今後の影響も解説します。
11:45
韓国釜山市がWeb3産業育成に本腰 取引所も設立へ
韓国の釜山市はブロックチェーン育成関連の計画を発表。独自メインネットやデジタル資産取引所、100億円規模の育成ファンドを立ち上げるとしている。
11:00
チューリンガムの親会社クシム、Zaif親会社と経営統合へ
Web3企業チューリンガムの親会社クシムは、カイカエクスチェンジホールディングスと経営統合することを取締役会で決議したと発表した。仮想通貨取引所Zaifの運営企業も連結対象となる予定。
08:45
バイナンス、ETHのガス代を1日で計1億円相当支払い
仮想通貨取引所バイナンスは21日に、イーサリアムのガス代を1日で合計1.2億円相当も支払ったことがわかった。バイナンスの担当者が経緯を説明している。
08:10
恐怖指数上昇 米国株続落、日銀マイナス0.1%金利維持|22日金融短観
本日米NYダウは続落。ナスダックとS&P500は6月以来の安値となった。昨日のFOMC会合では市場の予測通りに金利据え置きが発表されたが、年内1回の追加利上げの可能性が示唆された余波を受けた形だ。
05:52
欧州MiCA法施行に向けてバイナンスのステーブルコイン対応は|22日朝の重要速報まとめ
仮想通貨取引所バイナンスは来年6月までに欧州市場でステーブルコインの上場廃止を検討しているか。CZ氏は報道を否定した。
09/21 木曜日
18:00
仮想通貨擬人化BCG「コインムスメ」がSTEPN運営と提携、GMTアイドル「ジェムティ」誕生
ブロックチェーンゲーム「コインムスメ」は、STEPN運営Find Satoshi Labとの提携により誕生した「ジェムティ(GMT)」のデザインを公開した。限定NFT200枚を抽選でプレゼントする企画も行われる。
16:56
コナミ初のweb3プロジェクト「ZIRCON」、東京ゲームショウで発表
コナミがweb3進出 国内ゲーム大手企業のコナミデジタルエンタテインメントは21日、「東京ゲームショウ2023(TGS2023)」のステージにおいて、ブロックチェーン技術を活用…
15:42
マウントゴックス弁済期限、2024年10月まで延長
2014年に経営破綻した仮想通貨取引所、マウントゴックスの債権者へのビットコインや現金による弁済の期限が、1年延長されることが確認された。弁済先情報が提供されている債権者に関しては、年内に弁済を開始する可能性もあるとしている。
14:44
「ゲソてん byGMO」ブロックチェーンゲームを統合へ
GMOメディア株式会社は、ゲーム特化型ブロックチェーン「Oasys」のレイヤー2であり、ゲームプラットフォームとして機能する「GESOTEN Verse(仮)」の開発を発表。従来のWeb2ゲームポータル「ゲソてん byGMO」とユーザー基盤を連携する。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧