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日本の大手海運業者・ONE|ブロックチェーン技術をベースとした国際的な貿易プラットフォームに参加

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

日本の海運大手・ONE|ブロックチェーンベースの貿易プラットフォームに参加
日本の大手海運業者・ONEは、ブロックチェーン技術をベースとした国際的な貿易プラットフォーム・Tradelensに参加すると発表した。世界の6大海運会社のうち、5社が参加することになった。

世界の6大海運会社のうち5社が協力

Tradelensはブロックチェーン技術をベースとした国際的な貿易プラットフォーム。IBMと海運大手のMaersk社による共同ベンチャーで、これまでにもCMA CGM社やMSC Mediterranean Shipping Companyなどの大手海運会社がTradeLensに加わっていて、ONEの参加で世界の6大海運会社のうち5社が協力することになる。

2017年に川崎汽船、商船三井、日本郵船の3社のコンテナ船事業を統合して生まれた日本の大手海運業者・ONEはアジア市場での顧客からの厳しい要求に応えるために、さまざまな対応をしてきているが、デジタル分野での協力の拡大はコンテナ輸送業界の発展に不可欠。同社では今回の参加は物流における透明性や正確性をさらに向上させることになるとしている。

業界、顧客双方に利益が

ブロックチェーン技術をベースとした、Tradelensのプラットフォームにより、荷送人は、国際的な貿易の流れに遅れることなく、サプライチェーン全体で透明性の向上と効率化の加速が期待でき、海運会社にとっても、商品の輸送や製品の取引のための複数のプロセスが大きく効率化し、これまで不可能だった新たなビジネスチャンスをもたらすことが期待されている。

ONEのコーポ―レート&イノベーション担当のマネージング・ディレクター、ノリアキ・ヤマガ氏は語る。

 

オープンスタンダードとオープンガバナンスに基づくこの革新的なアプローチは、業界全体に利益をもたらすと同時に、世界の海運業界を利用し、1億2000万TEU(*1)を超える世界規模のコンテナを輸送する顧客にも利益をもたらします。

(*1)TEUは20フィートで換算したコンテナ個数を表す単位

こうした業界で協力体制の実現は、ブロックチェーン技術のさらなる可能性を期待させるものだ。

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