CoinPostで今最も読まれています

SBI 決算速報:仮想通貨取引所をSBI証券の傘下に、31日から「板取引」開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

SBI 決算速報:仮想通貨取引所をSBI証券の傘下に、31日から「板取引」開始
SBIホールディングスの北尾社長は、ビットコインなど仮想通貨市場高騰を背景に収益力強化につながったと言及。デジタルアセット関連事業のさらなる収益拡大に向けて、さまざまな取り組みを推進することを表明した。

SBI 決算速報:仮想通貨取引所をSBI証券の傘下に、31日から「板取引」開始

SBIホールディングスは30日、2019年3月期の第1四半期決算説明会を都内で開催した。北尾吉孝社長は、証券事業が連結利益に占める割合は50%を大きく下回るまで低下したと述べ、マーケット環境が変化しても影響を受けにくい体質になったとした。

デジタルアセット関連事業に関しては、生態系はほぼ完成し体制整備が終了、暗号資産相場が下落基調から脱したことから、収益力の強化につながり、SBI VCトレード(SBIバーチャルカレンシーズより商号変更)は税引前利益2,207百万円を、またマイニング事業を行うSBI Cryotoが税引前利益844百万円を計上したことを明らかにした。

SBI証券、SBI VCトレードを子会社化

SBI証券は19年7月、暗号資産交換業者のSBI VCトレードを子会社化する。

GMOフィナンシャルHDとマネックスグループの19年3月期第1四半期の営業利益には、すでに暗号資産事業の業績が反映されているが、仮にSBI VCトレードの利益を加えると19年3月期第1四半期の営業利益は他のグループを大きく引き離す。

暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するSBI VCトレード、およびマイニング事業を行うSBI Cryptoが、この第1四半期より大きく利益貢献したとし、SBI VCトレードは、第2四半期からSBI証券傘下になると発表した。

両社は第1四半期から連結業績に大きく貢献したが、北尾社長はデジタルアセット関連事業のさらなる収益拡大に向けて、さまざまな取り組みを推進することを表明。SBI VCトレードをSBI証券傘下に移管する理由は、金商法の改正を踏まえたもので、SBI VCトレードの新サービスの開発・提供やグループシナジーの強化を図るものだとした。

なお、暗号資産組み入れファンド事業の準備はすでに完了。法施行後に運用開始予定だとし、暗号資産の実需拡大に向けて、機関投資家も参加するスワップ市場の創設の取り組みを加速することも明らかにした。

それぞれのグループ会社でのTポイントの利用を促進し、シナジーを徹底的に追求することで、若年層ユーザーの効果的なサービス連携を順次開始する予定だ。SBI VCトレードは安全性の高い取引環境での暗号資産取引を行い、FXから仮想通貨へなど、相互送客を考えていく。

スマートフォンと暗号資産取引所におけるシナジー強化策としては、口座開設による暗号資産の付与キャンペーンを検討中とした。

板取引、31日より開始

口座開設キャンペーンなどのプロモーション活動は、ビットポイントの不正流出事件を踏まえて今秋以降に延期するとしたが、注目されていた「板取引」に関しては、7月31日に予定していると言及。対象の通貨ペアは、BTC/JPY、XRP/JPY、ETH/JPYとなる。

また、SBIネオモバイル証券、SBI FXトレード、SBI VCトレードは若者層を中心とする顧客を有するが、SBIグループ顧客と比べ相対的に20代の割合が大きい。

それぞれのグループ会社での「Tポイント」の利用を促進し、シナジーを徹底的に追求することで、若年層ユーザーの効果的なサービス連携を順次開始する予定だ。SBI VCトレードは、安全性の高い取引環境での暗号資産取引を行い、FXから仮想通貨へなど、相互送客を考えていく。

スマホ諸意見と暗号資産取引所におけるシナジー強化策として、口座開設による暗号資産の付加キャンペーンを検討中。

「Tポイントプログラム」は、今年7月に導入したもので、各種取引でポイントを使ったり、ポイントが付与されるサービスとなる。持っているポイントだけで投資を始めることも可能だ。

JVCEAの理事を退いた理由

また北尾社長は、日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)の理事を退いた理由について、「自身が会長になるか、降りるしかなかい状況になったからで、健全な取引所を育成するためにはこの団体ではダメだと判断した」とその理由を明らかにした。

金融庁は「SBIさんお願いします」などというが、多くの投資家を裏切った、その状況をまだ続けるのか、というのが私の協会へのメッセージだった。自主規制団体は金商法について、そして技術をきちんと理解している専門家集団でなくてははだめだと考えており、今後、別のもの作る事を検討している。

マネータップについて

そのほか、マネータップについて以下のように言及し、自信をみせた。

マネータップの知財を含む機能は、新会社「マネータップ株式会社」へ移行する。

社名にはSBIという名前はあえて冠さず、地銀中心に出資を受け入れている。さまざまな動きがあったが実際に本格的に動いているのは私たちだけだ。仕組みは私たちが作り、米Ripple社もそこに加わった。

CoinPostの関連記事

SBI北尾社長が正式にリップル社の役員に就任 「アジア地域への展開で絶好のタイミング」
SBIホールディングスの北尾 吉孝代表取締役社長が、正式にリップル社の役員に就任したことがわかった。リップル社会長のChris Larsen氏は、リップル社がアジア地域への展開を進めていることを明かし、絶好のタイミングであるとした。
SBI北尾代表が日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)の理事を退任
SBIホールディングス代表取締役社長 北尾吉孝氏が、一般社団法人日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)の理事を退任したことがわかった。2019年7月2日付けで理事を退任する。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/20 土曜日
18:00
TON、Telegramのユーザーに照準 トンコイン奨励金を提供
Telegramのウォレットがサポートするブロックチェーン「TON」の手数料削減と、1,100万TONのインセンティブプログラムを開始。特に500万単位の暗号資産(仮想通貨)TONがTelegramユーザーに報酬として付与される。
16:30
日銀、CBDC戦略の中間報告を公表 想定モデルと5つの課題
日本銀行が公表したCBDC中間整理報告書の主要論点や影響について解説。CBDCの導入方針やデジタル通貨の未来についての展望を探る。
12:30
コスモス基盤のInjective、Web3スマホ「JamboPhone」でDeFi機能提供
レイヤー1ブロックチェーンInjectiveは、Jamboテクノロジーと提携してWeb3スマホ「JamboPhone」でDeFi機能を提供すると発表した。
12:00
知らずに損しているかも?取引所選び 3つの注意点
ビットコインなどの投資初心者に大事な暗号資産(仮想通貨)取引所選びと、後悔しがちな代表的な失敗事例3つを解説。手数料、価格、取扱銘柄の違いを比較し、最適な仮想通貨取引所を見極めるポイント、賢い投資戦略と失敗回避のためのチェックリストも提供。
10:30
ソラナWeb3ゲーム「Nyan Heroes」、Epicのストアでトップ30入り
ブロックチェーンゲーム「Nyan Heroes」はEpic Games Storeで最もプレイされたゲームでトップ30以内に入った。今後NFT機能や独自の仮想通貨も導入する予定だ。
09:15
ビットコイン、4度目の半減期完了 報酬が3.125 BTCに
直近の米経済指標(3月の雇用統計やCPI等)が景気の堅調さを改めて示しているため、FRBが利下げを急ぐ必要がなくなりつつあるとの観測が高まってきており、仮想通貨や株のようなリスク資産をさらに押し上げる力は弱まってきたようだ。
08:25
BTCクジラが1900億円相当のビットコイン押し目買い、エヌビディアなど大幅安|金融短観
19日のアジア時間はイスラエルがイランに対して報復攻撃を実施したとのメディア報道が嫌気され日経平均指数や上海総合指数などは大きく下がったが、その後攻撃の規模が限定されており核施設に被害はなかったとの報道を受け米国の株式市場ではこのニュースへの反応は見られなかった。
06:45
Magic Eden、BaseチェーンのNFTに対応へ Open Editionミントも予定
Magic Edenは現在NFTマーケットプレイスのランキングで1位。ビットコイン半減期を背景に需要が高まるビットコインOrdinalsおよびビットコイン上の「Runes」への期待が出来高を押し上げている。
06:15
マイクロストラテジーのセイラー会長、自社株売却で570億円の利益
マイクロストラテジーの株価は仮想通貨ビットコインの3月の高騰に伴い3月27日に1,919ドルまで値上がりした。同株は年初来+71.37%のパフォーマンスを見せた。
04/19 金曜日
18:00
2024年注目の仮想通貨10選 セクター別の主要銘柄
暗号資産(仮想通貨)市場を代表する、注目銘柄10選。ビットコイン現物ETFが承認され半減期を迎える2024年。RWAやAI銘柄などセクター毎に投資活動が活発化。年初来の騰落率を含む各種データを網羅。ソラナのミームコインやエアドロップの効果は業界全体に影響している。
13:53
Yuga Labs、NFTゲームの知的財産権をゲームスタジオ「Faraway」に売却
著名NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」で知られるYuga Labsは、同社が開発するNFTゲーム「HV-MTL」と「Legends of the Mara」の知的財産権を、ゲームスタジオ「Faraway」に売却したと発表した。
11:54
中東情勢緊迫化で株やビットコインなど急落、リスク回避の動き強まる
中東情勢を巡りイスラエルのイランへの報復攻撃が伝わり、日経平均株価や仮想通貨ビットコインなどリスク性資産が暴落した。先行き懸念からリスク回避の動きが強まっている。
11:30
Ondo Finance、米国債建てトークンUSDYをコスモスで展開へ
資産トークン化企業Ondo Financeは、Noble Chainと提携して米国債建てトークンUSDYなどの資産をコスモス上で展開すると発表した。
11:00
テザー社、USDT超えて最先端技術提供へ 4つの新部門立ち上げ
USDTを発行するテザー社は事業部門を4つに再編する計画を発表した。ステーブルコインを超えた、より包括的なソリューションを提供していく計画だ。
10:10
「BTC半減期後の相場はマクロ経済が主導」10x Research分析
仮想通貨ビットコインの半減期後の相場を主導するのはマクロ経済であると10x ResearchのCEOが指摘。現状ではビットコインの今後価格が5万ドルまで下がる可能性もあると述べている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/20 ~ 2024/04/21
大阪 京セラドーム大阪
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
重要指標
一覧
新着指標
一覧