Web3 ハッカソン TWSH、日本国内の受賞プロジェクトの表彰イベントを開催

見事総合優勝を獲得したのは、日本円ステーブルコイン「JPY World(JPYW)」を発行する PassPay 株式会社様!

CGV 株式会社代表取締役社長 伊藤裕一郎氏の挨拶の様子

Cryptogram Venture (CGV)が主催する Web3 ハッカソンイベント「Tokyo Web3 Summer Hackathon (TWSH)」は9月30日、日本国内の受賞プロジェクトに対する表彰イベントを東京都内で開催し、PassPay 株式会社(東京都港区、代表:北野義勝)が発行する日本円ステーブルコイン「JPY World(JPYW)」が総合優勝を獲得しました。イベントでは、慶應義塾大学理工学部教授で、TWSH の審査委員長を務める山中直明氏、ソラミツ株式会社代表 取締役社長で審査委員の宮沢和正氏が基調講演を行い、参加プロジェクトの健闘を讃えるとともに、5G やブロックチェーンなどの次世代テクノロジーが描く未来について語りました。

イベントレポート

イベントではまず、山中直明教授が「Beyond 5G が目指すスマート社会−分散・自律・最適化の作る社会」と題して講演。山中教授は、現実世界の物体や環境から収集したデータを使い、仮想空間上に全く同じ環境を再現する「デジタルツイン」や、その延長線上にあるメタバースなどの仮想空間と、第5世代移動通信システム「5G」との関連性に触れた上で、こうしたテクノロジーが実現する社会でキーワードになるのが「分散」であると強調し、ブロックチェーン技術の進展に期待を寄せました。

慶應義塾大学理工学部山中教授の基調講演の様子

次に、「Web3・ブロックチェーンによる社会課題の解決」と題して講演した宮沢和正氏は、GAFA などのプラットフォーマーが支配する Web2世界の課題や、Web2 が Web3 へと変遷していく中でのインパクトを強調した上で、ソラミツ株式会社がカンボジア国立銀行と 連携して提供する決済システム「バコン」などを紹介。
Web3 世界で勝ち抜くためには、

「テクノロジーを使ってどのように課題を解決できるか、ペインポイントはどこにあるかを見抜く力が必要だ」

と強調しました。

ソラミツ株式会社代表取締役社長 宮沢和正氏の基調講演の様子

最後に、受賞プロジェクトであるステーブルコイン JPYW の北野義勝氏は、JPYW を軸とした今後の事業展開などについて説明。今回の受賞を推進力として、JPYW がデジタル社会への架け橋となるよう尽力していく決意を述べました。

日本円ステーブルコイン「JPY World(JPYW)」の事業展開を語る PassPay 北野氏

Web3 ハッカソン TWSH について

Cryptogram Venture (CGV)が主催する TWSH は、「軸足は日本に、視野は世界に」を掲げ、 Web3 分野における世界各地の優れた才能やチームを発掘し、Web3 の社会実装の可能性を共に探り、チームやプロジェクトが持続的に成長できるよう支援することを目的としたイベントです。

Cryptogram Venture (CGV)について

Cryptogram Venture (CGV)は日本に拠点を置く、クリプトおよび Web3 業界に特化したリサーチ・投資会社です。CGV は「リサーチドリブンの投資」をモットーに、これまで FTX、Republic、CasperLabs、AlchemyPay、The Graph、Bitkeep、Pocket および Powerpool などのプロジェクトのアーリーステージに投資。これと同時に、CGV FoF は Huobi venture、Rocktree capital、Kirin fund などのファンドの LP であり、現在シンガポール、カナダ、中国などの地域に支社があります。

▼CGV 株式会社

https://www.cgv.fund/