英大手資産運用会社Ruffer、ビットコインの購入を発表──ゴールド投資資金の一部をBTCに

Rufferがビットコインを購入

イギリスにある大手資産運用企業Rufferが運用するひとつのファンドを通じて、仮想通貨(暗号資産)ビットコインを購入していることがわかった。Rufferは約3兆円におよぶ資金規模を運用する著名資産運用会社だ。

ビットコイン購入に関する発表は15日、上場先であるロンドン証券取引所に開示情報が掲載された。

発表によると、ビットコインの購入を行なったのは、Rufferの「Multi Strategies Fund(ファンド名)」で、11月にゴールド(金)のポジションを減らした資金を充てていた。

ビットコインへの投資については、「BTCへのエクスポージャーはポートフォリオの2.5%を占める。比例は少ないが、世界の主要通貨の価値低下に対する保険にはなり得る」、「ファンドのゴールドのポジションと債券はより大規模だが、ビットコインはポートフォリオを分散してくれる。金融市場リスクのヘッジとして役立つだろう」と説明している。

具体的なビットコインの購入量は明かにしていないが、12月14日にロンドン証券取引所に提出された書類で開示されたデータからの試算では、購入総額は3,750万ドル(約40億円)との試算が業界企業などから指摘されている。

現在、機関投資家や企業からの参入は毎週のように報じられている。直近の事例では、米国の大手保険企業Massachusetts Mutual Life Insurance Co.が計1億ドル(約100億円)分のビットコインに投資したことだ。

関連米老舗保険企業、100億円相当のビットコインを購入──WSJ報道

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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