CoinPostで今最も読まれています

テスラ社のBTC決済、再開の条件が明らかに ビットコイン420万円台に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

テスラ社のBTC決済、再開条件

テスラ社のイーロン・マスクCEOが14日、再びビットコインの決済を再開する可能性に言及した。仮想通貨のクリーンエネルギー使用率が50%に達したタイミングで、テスラ社で一時的に停止した決済再開の許可を行うとコメントした。

マスクCEOの発言は、金融サービス会社SygniaのMagda Wierzycka CEOが、「最近のビットコイン市場は、影響力のある一人の個人による価格操作だ」と非難した内容を取り上げた海外大手メディア コインテレグラフのツイートに返答したものだ。

報道によると、Wierzycka CEOは出演したMoney Showで、マスクCEOの一連の発言を価格操作として非難。「上場企業等で同様の事例があった場合、米SECの調査対象となってもおかしくない行為だ」と指摘していた。

マスクCEOはこれに対し、「正確ではない。テスラ社が保有額の10%を売却したのは、仮想通貨市場の流動性の中で、マーケットに影響を与えずに売却できるかを確認するためだ」と弁解している。

なお、一時は400万円を割り込んでいたビットコイン市場は、14日未明から上昇に転じており、日本時間早朝時点では前日比+35万円の427万円に達している。今回のマスクCEOの発言をBTCチャート内で表示すると以下のようになる。

ビットコインマイニングのクリーンエネルギー比率

テスラ社は5月12日、ビットコインを利用した電気自動車(EV)などの購入手続きを一時停止したと発表。マイニングに利用する消費電力に、化石燃料が利用されていることを懸念しての動きだった。

ビットコインの電力コストは世界的に見れば伝統的な銀行システムや金(ゴールド)の採掘より効率的とする専門家の意見もあるものの、環境への影響を重視したESG型ポートフォリオの重要性が高まる中で、上場企業のテスラ社内や株主からの批判の声も高まった可能性が指摘される。

米国の資産運用企業Ark Invest社はテスラ社の決済停止以降、クリーンエネルギーに関する調査を行っており、「再生エネルギーの比率はすでに70%を超える」とするコメントをアナリストが発表している。しかし、ビットコインのマイニングは、非中央集権の特性から世界各国で実施されている観点から、クリーンエネルギーの使用比率を測るための基準は各調査によって異なり、大幅なブレが生じている状況にあると言っても過言ではない。

テスラ社がどの基準で、クリーンエネルギー比率を測るかは明らかではない中では、業界が正確に再開タイミングを把握するのは、現時点では難しい状況だ。

なお、取り締まりを強める中国では、化石燃料を中心とした電力が安価な地域もあり、国外移転に動くマイナー動向が、クリーンエネルギー比率を高めるとする意見もある。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/24 水曜日
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。
09:40
「BTC価格上昇は半減期から50〜100日後」QCP Capital
仮想通貨ビットコインの今後の価格が急上昇するのは半減期から50〜100日後であるとQCP Capitalが分析。また、Bitfinexも半減期後の相場レポートを公開した。
08:45
ソラナJupiter、DEXモバイルアプリ5月公開予定
既存のUltimateウォレットは5月22日から利用できなくなるため、その前に仮想通貨の一時的移転(PhantomやMagic Edenウォレット)を推奨した。
08:10
米国のイーサリアムETF上場申請、5月承認は見込み薄か
申請中の仮想通貨イーサリアム現物ETFの多くは5月に最終判断を迎える予定だが、多くのアナリストは承認の確率が低いと予測。背景には、イーサリアム財団への任意捜査で米SECがETHを有価証券に分類しようとしている点や、ビットコイン現物ETFが承認されてからまだそれほど時間が経っていない状況などがある。
07:10
ビットコインの機能を拡充する新提案が公開
仮想通貨ビットコインのブロックチェーン上でスマートコントラクトなどを実現する開発提案がBIP-420として公開。以前から関心を集めている提案の内容が改めて説明された。
06:35
バイナンスアプリの削除、フィリピン当局がアップルとグーグルに命令
フィリピンはバイナンスの顧客基盤における重要な構成国だが、同SECは2023年11月以降、バイナンスを投資に利用しないよう国民に積極的に警告していた。
05:50
エルサルバドルの国営ビットコインウォレット、ハッカーがコードを流出
今回の漏洩は、4月上旬に報告された510万人のサルバドル人の個人情報リークを含む、一連のChivoウォレット関連のハッキングに続くものだ。
04/23 火曜日
19:00
メゾンマルジェラ MetaTABI NFT発売
メゾンマルジェラがMetaTABI NFTを一般販売開始。デジタル専用設計のタビシューズはThe Fabricantとのコラボで、限定版タビブーツとレザーウォレットが付属。今後のWeb3ブランドイベントにも参加可能。
18:00
ライフカードVプリカ 仮想通貨で購入可能に
ライフカードが暗号資産(仮想通貨)決済サービス事業者Slash Fintechと提携。2024年5月15日から「Slash Vプリカ SHOP」でステーブルコイン等を使ったVプリカギフトの販売を開始する。インターネットショッピングやオンラインゲーム等、デジタルサービスでのプリペイド決済が拡大する見込み。
14:00
ベネズエラ、石油取引で仮想通貨使用を加速か
ベネズエラの国営石油会社PDVSAは原油と燃料の輸出において、暗号資産(仮想通貨)の利用を増やす計画だ。背景には米国による制裁再発動がある。
13:00
SEC弁護士2名が辞任、「重大な権力乱用」と非難受け 
米仮想通貨企業Debt Boxに対する訴訟において、連邦地裁が「重大な権力乱用」を理由に米国証券取引委員会に制裁を課したことを受け、同委員会の担当弁護士2名が辞任したことがわかった。
12:00
「スイス中銀はビットコインを準備資産に持つべき」2B4CHが提唱
スイスの仮想通貨擁護団体「2B4CH」は、スイス国立銀行がビットコインを準備金として持つことを提唱している。国民投票を目指す計画だ。
11:00
米大統領候補ケネディJr氏、ブロックチェーンによる国家予算監督を提唱
米大統領選候補のロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は21日、米国の国家予算をブロックチェーンに記録して透明性を高めるという考えを披露した。
10:12
NY証券取引所、取引時間の延伸を検討か
仮想通貨と同様に株式等を24時間取引できるようにすることのメリットなどを、ニューヨーク証券取引所が市場参加者に調査していることがわかった。調査の概要が明らかになっている。
09:25
Xverseウォレット、ビットコインRunes機能対応
XverseはOKXのOrdinalsマーケットプレイスや、Magic EdenのビットコインNFT電子市場で利用可能だ。ライバルの仮想通貨ビットコイン専用ウォレット「UniSat」もRunesに対応済み。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/24 11:30 ~ 13:30
その他 オンライン
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧