XRP Seoul 2026が盛況のうちに閉幕
XRPL Koreaは6日、3日にソウル・龍山のグランドハイアットソウルで開催されたアジア最大規模のXRPカンファレンス「XRP Seoul 2026」が、5000名以上の参加者を集めて盛況のうちに閉幕したと発表した。
Korea Blockchain Week 2026(KBW2026 with Upbit)期間中に開催された今年のカンファレンスは、約3000名が参加した昨年から規模が大幅に拡大した。参加者はXRPLベースのNFTチケットで会場に入場した。
今回のイベントはXRPL Koreaが主催し、Rippleがタイトルスポンサーとして協賛した。
プラチナスポンサーのDoppler FinanceとKweatherをはじめ、t54 Labs、Flare、Tria、Datavault AI、Evernorth、Variational、SOIL、Squid、Biconomy、Girin Wallet、Surf AI、RiskX、Firelight、Creder、Axelar、RedStoneなど国内外の18社も協賛企業として参加した。
XRPエコシステムの主要人物も多数登壇した。Rippleのモニカ・ロング社長をはじめ、エコシステム成長担当シニアディレクターのクリスティーナ・チャン氏、エンジニアリング担当シニアディレクターのアヨ・アキンイェレ氏など、Rippleの経営陣が登壇した。
さらに、Robinhoodのヨハン・ケルブラ上級副社長、Evernorthのアシーシュ・ビルラCEO、SC Venturesのアレックス・トー専務などグローバル業界の関係者に加え、ウリィ銀行、カカオバンク、Kバンク、教保証券、メリッツ証券、全北銀行など韓国金融業界の関係者も参加し、登壇者は40名余りに上った。
ロング社長はチャン氏との対談で「来年の本格稼働を目指し、クレジット(信用)関連のパイロットを進めている」と述べ、「XRPを担保として活用し、顧客の決済資金の一部を調達する」と語った。続いてアキンイェレ氏は基調講演で、ゼロ知識証明ベースの秘匿送金やAIエージェント専用インフラなど、XRP Ledgerに新たに導入される機能を紹介した。
当日のステージでは、RippleとXRP Ledger財団が支援する独立組織「XRP Asia」の正式発足も発表された。シンガポールに本部を置くXRP Asiaは、開発者教育やハッカソン、スタートアップ向け助成金などを支援する計画である。
XRP Asiaのサブリナ・タチジャン社長は「韓国のXRPL Korea、日本のXRPL Japanのように、すでに構築されたコミュニティを支援すると同時に、アジア太平洋全域で新たなコミュニティを創出していく」と述べた。
協賛企業による基調講演も行われた。Kweatherのセッションでは、ウェルビアンラボのキム・ソンファン代表が気象データビジネスの新たな機会を紹介した。続いて、t54 Labs創業者のチャンドラー・ファン氏はXRPLベースのAIエージェント経済を、Flare共同創業者のヒューゴ・フィリオン氏はXRPベースのプログラマブル資本をテーマに講演した。Datavault AIのナサニエル・T・ブラッドリーCEOとTriaのジョン・リリック最高戦略責任者は、それぞれトークン化資産の運用システムとXRPネオバンク戦略をテーマに登壇した。
パネルディスカッションでは、トークン化預金やステーブルコイン、実物資産のトークン化など、金融業界における実際の活用事例が取り上げられた。Ripple、Kバンク、教保証券、全北銀行、ウリィ銀行が参加したセッションでは、ブロックチェーンを海外送金や預金業務に活用する方策が議論された。
ステーブルコインのセッションに登壇したカカオバンクのイ・ハンギル氏(チーム長)は、2027年からデジタル資産関連の基本サービスをコアバンキングに統合する方針を紹介した。また、トークン化のセッションに参加したメリッツ証券でグローバルデジタル資産統括を務めるサミュエル・シム氏は、ウォン建てステーブルコイン市場が成長するには「規制の明確化が必要だ」と強調した。
このほか、Evernorth、Flare、SOIL、Firelightが参加した開幕パネルをはじめ、オンチェーン金融インフラ、XRPLの実用事例、XRPエコシステムの成長戦略をテーマとしたパネルも行われた。
「オンチェーン・イノベーションの新たな波」セッションでは、Robinhoodがトークン化株式の可能性について語った。ケルブラ上級副社長は、同社の取引量の70%が週末と夜間に発生しているとしたうえで、「24時間のトークン化株式取引は驚くべき変化になるだろう」と述べた。また、ブロックチェーンによって伝統的金融における決済・清算の遅延を解消し、取引インフラを改善できると説明した。
会場では協賛企業がブースで体験プログラムを実施し、参加者と交流した。セッションの聴講にとどまらず、XRPLエコシステムのサービスを直接体験できる実用的なコンテンツとして好評を博した。
イベント当日の夜には、南山ソウルタワーがXRP Seoulを記念してライトアップされた。タワーの柱を照らしたビームプロジェクションには、XRPのロゴとともにKweather、Doppler Finance、Datavault AI、Evernorthのロゴが順に映し出された。
XRPL Koreaの関係者はこう語った。
「昨年の約3000名に続き、今年は5000名を超えるコミュニティが一堂に会し、XRPエコシステムへの高い関心を確認できた。今後もXRP Seoulを通じて、グローバルなXRPLエコシステムと韓国の金融機関、企業、開発者をつなぎ、議論が実際の協業やサービスにつながるよう取り組んでいく」。
なお、XRPL Koreaはイベントのハイライト映像を近日中に公開する予定である。



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