- HYPEの将来性・注目理由:バイバック(収益約97%充当)・ステーキング・機関投資家参入・ETF関連動きの複合要因
- ハイパーリキッドの強み:累計取引量4兆ドル超・CEX水準の処理速度・外部VC不要の運営・HyperEVMエコシステム拡大
- HYPEの買い方:国内取引所→ウォレット→ハイパーリキッドの3ステップで購入
- 最高値・価格動向:2025年9月に約59.4ドルの最高値、時価総額100億ドル超を推移
- 購入・保有の注意点:アンロックリスク・ステーキング拘束・競合リスクを解説
2023年から2026年にかけて、分散型取引所「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」は急速な成長を遂げました。2026年4月時点で、永久先物などの累計取引量は4兆ドル超に達し、DeFiのデリバティブ市場を牽引しています。
独自の暗号資産(仮想通貨)であるHYPEは2025年9月に最高値約59.4ドルを記録し、時価総額ランキングで10〜13位前後を推移しています。
主な高騰要因には、取引手数料収益の約97%を活用したHYPEの自動買い戻し(バイバック)、ステーキングを通じたインセンティブ期待、そして機関投資家・ETF関連の参入動きがあります。
HYPEとは?
HYPEは、ハイパーリキッド(ハイリキ)が発行する暗号資産(仮想通貨)であり、その価値は同取引所の成長と密接に連動しています。HYPEの主な用途は、ガバナンス投票やステーキングに加え、取引所の収益構造にも組み込まれています。
永久先物取引を中核とし、現物取引にも対応する高性能DEX(分散型取引所)です。独自開発されたネイティブチェーン型マッチングエンジンによって、超低遅延かつ高い流動性を実現。オラクルに依存しない清算方式を採用し、価格の効率性と板の厚み(取引深度)を両立させています。
取引手数料収益の約97%がHYPEの買い戻し(バイバック)・バーンに充てられる設計となっており、DEXの利用が増えるほど収益が高まり、ステーキング参加者に還元される仕組みとなっています。
仮想通貨HYPEの基本情報
| 項目 | データ |
|---|---|
| 通貨コード | HYPE |
| トークン公開日 | 2024年11月29日 |
| 発行チェーン | Hyperliquid L1 |
| 流通量 | 約2.38〜2.56億枚* |
| 発行上限数 | 約10億枚 |
| 価格 | 約43.5〜44ドル(約6,750〜6,820円)* |
| 時価総額 | 約105〜111億ドル / 市場10〜13位* |
| 過去最高値 | 約59.4ドル (2025年9月) |
HYPE最高値更新の3つの要因
HYPEは2025年9月に過去最高値となる約59.4ドルを記録しました。その背景には、取引手数料収益を活用したHYPEの自動買い戻し(バイバック)、ステーキングを通じたインセンティブ配布(エアドロップなど)への期待感、そして機関投資家・ETF関連の参入という複合的な要素があります。
① 手数料収益によるトークンの買い戻し
出典:DefiLlama
ハイパーリキッドでは取引手数料収益の約97%がプロトコル収益として蓄積され、累計手数料収益は10億ドルを超えています。その大部分をHYPEの買い戻し・バーンに自動充当する設計となっています。公式ホワイトペーパーによると、この買い戻しはプロトコル内の「アシスタンスファンド」を通じて実行され、HYPEを市場から継続的に回収しています。
この仕組みにより、取引量が増えるほど自動的にHYPEの買い圧力が高まる「フライホイール型トークンモデル」が成立。市場に流通するHYPEの供給量が抑制され、構造的なデフレ効果が働きます。
また、取引手数料は「アシスタンスファンド」の他、「HLP(流動性提供者)」「Spot Deployer(新規トークン発行者)」に分配され、チーム側には割り当てられず全てコミュニティへ還元されるのが特徴です。
記録的なバイバック規模
2026年4月現在も、継続的なバイバックが実施されています。DeFiトップクラスのAaveが月400万ドル規模、SolanaのDEX「Jupiter」が月1,000万ドル前後であるのに対し、HYPEの規模はこれらを大きく上回る水準が続いています。プロトコルによる継続的な資金還流の実行力が際立っています。
バーンによる需給調整
HYPEにはバイバックに加え、取引量に応じたバーン(トークンの永久消却)の仕組みも実装されています。「買い戻してロックする仕組み」と「完全に供給から削除するバーン」の2設計が組み合わさることで、流通量を構造的に抑え続けています。
② 企業・機関投資家の参入・関心
上場企業によるHYPEトークンの取得
HYPEトークンは、企業・機関の財務戦略の一部として組み込まれる動きが出ています。複数の上場企業がHYPEを取得・保有しており、すでに数千万ドル規模に達しています。今後さらに取得が進めば、数億ドル規模に拡大する可能性も十分にあります。
- Hyperliquid Strategies(Sonnet Bio × Rorschach I LLC 合併事業体) 最大1,260万HYPE(総供給量の約1.26%)を取得予定。ハイリキ中心の財務戦略を掲げて設立。
- Hyperion DeFi(旧Eyenovia) 100万HYPEを取得。ネットワークバリデーターとしても参加。
- Tony G Holdings 約43.8万ドル分のHYPEを取得。発表後に株価が急騰。
- Lion Group Holdings 最大6億ドルをHYPE・SOL・SUIなどの仮想通貨準備金として割り当て予定。
Grayscaleの上場信託商品候補に
米大手暗号資産運用会社Grayscale(グレースケール)は、HYPEを「検討対象資産(Assets Under Consideration)」のリストに加えています。BNB、Aptos、Arbitrumといった主要銘柄と並んで検討対象となっており、機関投資家向け信託商品として採用される可能性を示しています。
③ ステーキング機能
HYPEトークンの相当量がステーキングされており、その背景には将来的なコミュニティ報酬やエアドロップを見据えた戦略的な動きがあると考えられます。
出典:Hyperliquid
2025年1月にはNFTプロジェクト「Azuki」が発行したAnimeトークンが、HYPEステーカーに対してエアドロップされました。こうした事例により、HYPEをステーキングすることが他プロジェクトからのインセンティブ獲得にもつながるという期待が高まっています。
また、HYPEをステーキングすることで、ハイパーリキッドでの取引手数料の5%〜最大40%のディスカウントを受けることができる特典が用意されています。日常的に取引を行うユーザーにとっても合理的な選択肢です。ただし、ステーキング報酬の利率は参加者数の増加に応じて低下傾向にある点は留意が必要です。
ハイリキ参加に必要なETH(イーサリアム)の取得に
HYPEの買い方(3ステップ)
HYPEは、ハイパーリキッドの現物市場で売買が可能です。DEXのため、メタマスクなどのウォレットを接続して購入します。
- メタマスクなどのウォレット
- 決済・流動性提供用のステーブルコイン(5 USDC以上)
- デポジット時のガス代(手数料)用のETH
- アービトラムネットワークをウォレットに追加
- USDCをアービトラムチェーンに移動(Uniswapなどで調達可能)
- ハイパーリキッドへウォレット接続
- Depositボタンから入金実行
「Trade」ページにアクセスし、画面左上部の通貨ペアをクリック。「Spot」→HYPE/USDCを選択します。最小取引額は10ドルです。
⚠️ 入金当初は「Perps」に入金されています。「Spot」にUSDCを移動してからトレードしてください。
「Market」→「Buy」を選択し、購入金額を「Size」に入力。「Place Order」をクリックします。
DEX型取引所、ハイパーリキッドとは?
HYPEトークンを支える分散型取引所「ハイパーリキッド」が多くのユーザーに支持される最大の理由は、「分散型取引所でありながら、スピードも使いやすさも中央集権型取引所(CEX)に匹敵する」という点にあります。
独自のL1チェーン上に作られたハイリキは、1秒未満でのブロック生成が可能な設計に加え、最大で毎秒10万件超の注文処理を可能にする高い処理性能を備えています。
出典:Hyperliquid
2026年4月時点での累計取引量は4兆ドルを突破。分散型取引所としては特出したスケールを誇り、日々活発な取引が行われています。
外部VCなしの運営体制
ハイパーリキッドは2022年に高頻度取引会社Chameleon Tradingの創業者であるJeff Yan氏によって立ち上げられました。特徴的なのは、外部VCからの資金調達を一切受けず、完全に自己資金のみで運営されている点です。これにより中央集権的なガバナンスを避けつつ、ユーザー主体のプロダクト設計を重視しており、信頼性と透明性の高さが支持されています。
ハイパーリキッドのエコシステム展開
Hyperliquidは優れた取引体験を提供するDEXであると同時に、独自チェーン上にエコシステムを拡大し続ける「成長するインフラ」でもあります。
2025年2月には独自L1チェーンの「HyperEVM」がメインネットで稼働を開始しました。これにより取引所機能に加え、他のDeFiプロトコルやアプリケーションがハイパーリキッドチェーン上で稼働できるようになり、単なるDEXから包括的なL1プラットフォームへと進化しています。
出典:DefiLlama
50以上のDeFiプロジェクトがHyperEVMに参入し、TVL(預かり資産総額)も拡大が続いています。「取引所」としても「チェーン」としても、エコシステムの広がりが進んでいます。
HYPEを購入・保有する上でのリスクと注意点
① 今後のアンロック(供給増加)の影響
出典:tokenomist
HYPEは総発行上限10億枚のうち流通量が増加傾向にあります。今後の段階的なアンロックが価格を圧迫する可能性があります。なお実際のclaim額は予定より抑えられるケースもあり、アンロックスケジュールが不明確な割り当てもあるため注意が必要です。
② ステーキングの注意点
HYPEをステーキングすると即時売却ができなくなる7日間のアンステーク期間が発生するため、急落局面での対応が難しくなります。また、ステーキング報酬の利率は参加者数の増加とともに低下する傾向があります。
③ 競合エコシステムの発展
分散型取引所の領域に挑戦するプロジェクトは他にも複数存在しており、今後競争が激化することでユーザーや流動性が分散し、取引量やTVLが伸び悩む可能性があります。
まとめ|HYPEへの投資はセキュリティ対策も忘れずに
HYPEは、累計取引量4兆ドル超の分散型取引所Hyperliquidの急成長に支えられ、バイバック(収益約97%充当)・ステーキング・機関投資家の参入という複合的な柱で、注目の暗号資産としての地位を確立しています。購入・ステーキング・運用の際は、DeFi特有のセキュリティリスクにも注意が必要です。
- シードフレーズはオフラインで安全に保管する
- 資産額が大きい場合はLedgerなどのハードウェアウォレットを活用
- ウォレット接続は信頼できるサイトのみ、資産の分散管理も有効
- DeFiプロトコル利用時は、監査状況やTVLなどを事前にチェック
よくある質問(FAQ)
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