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ハイパーリキッド(HYPE)とは?仕組み・高騰の理由・リスクを解説【2026年】

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CFTC発言で急伸
$70.36 現在価格(USD)
+20.00% 24時間変動率
$76.85 過去最高値(6/16)
約$156億 時価総額

※2026年8月20日CoinGecko時点データ。2026年8月19日(米国時間)、トランプ大統領がホワイトハウスでの会合でCFTCによる米国展開への取り組みに言及したことを受け急伸。価格は随時変動するため、CoinGecko等で最新値をご確認ください。

この記事でわかること
  • HYPEの価格推移:2026年6月16日に過去最高値76.85ドルを記録した後、一時58ドル前後まで調整。2026年8月19日、CFTCによる米国展開への取り組みを示唆するトランプ大統領発言を受け70ドル超まで急伸
  • HYPEの将来性・注目理由:バイバック(収益約97%充当)・Assistance Fundバーン(約3,750万HYPE焼却)・機関投資家参入・ETF関連動き・CFTCが米国展開に取り組んでいるとのトランプ大統領発言という複合要因
  • ハイパーリキッドの強み:累計取引量5兆ドル超・TVL60億ドル前後・CEX水準の処理速度・外部VC不要の運営・HyperEVMエコシステム拡大
  • 購入・保有の注意点:Whale売却リスク・アンロックリスク・ステーキング拘束を解説

読了時間の目安:約12分

HYPE上昇を支える4つの構造要因

短期の高騰を支える実需の背景には、より中長期的な構造的上昇要因があります。HYPEは取引手数料収益によるバイバック・Assistance Fundによるバーン、BitwiseらによるETF申請・機関参入、ステーキングインセンティブ、そして米CFTCによる米国展開に向けた取り組み表明という四本柱で上昇圧力が形成されています。

① 手数料収益によるバイバック+Assistance Fundバーン

ハイパーリキッドの手数料収益推移(DefiLlama)

出典:DefiLlama

ハイパーリキッドでは取引手数料収益の約97%がプロトコル収益として蓄積され、2026年8月中旬時点の累計手数料収益は約14.8億ドル、うちホルダー還元分(プロトコル収益)は約11.9億ドルに達しています。その大部分をHYPEの買い戻し・バーンに自動充当する設計となっています。公式ホワイトペーパーによると、この買い戻しはプロトコル内の「アシスタンスファンド」を通じて実行されます。

この仕組みにより、取引量が増えるほど自動的にHYPEの買い圧力が高まる「フライホイール型トークンモデル」が成立。市場に流通するHYPEの供給量が構造的に抑制されます。ただし、プロトコル収益自体は2025年第3四半期をピークに減少傾向にあり、2026年第2四半期時点で四半期収益は約2億ドル水準まで低下しています。一方で取引量自体は高水準を維持しており、バイバックは継続しています。

Assistance Fundによる大規模バーン(約3,750万HYPE)

さらに大きな供給削減要因として、2025年12月にバリデータ投票(賛成約85%)で可決された、Assistance Fund(手数料収益による自動買い戻しで蓄積されたトークン)の正式バーンがあります。この投票により約3,750万HYPEが供給量計算から永久除外されました(当時の総供給量上限10億枚の約3.75%、現在の総供給量約952.61M枚基準では約3.94%に相当)。この大規模バーンにより、構造的なデフレ効果が大幅に強化されています。

2026年8月中旬時点での累計バーン量は約4,770万枚前後(当初供給量の約4.77%)に達しており、Assistance Fundの一括バーンに加え、日次の手数料買い戻しバーンが継続的に供給量を押し下げています。

※HIP-3(Builder-deployed perpetuals)は本来、誰でも50万HYPEをステーキングして永久先物市場をデプロイ可能にする別の提案であり、本バーンはHIP-3自体ではなくAssistance Fundの正式化によるものです。

記録的なバイバック規模

HYPEバイバック規模の推移(ASXN Data)

出典:ASXN Data

DeFiトップクラスのAaveが月400万ドル規模、SolanaのDEX「Jupiter」が月1,000万ドル前後であるのに対し、HYPEのバイバック規模はこれらを大きく上回る水準が続いています。バイバック(買い戻し)とバーン(焼却)の2設計が組み合わさることで、流通量を構造的に抑え続けています。

② ETF申請・企業・機関投資家の参入

Bitwiseによる現物ETF正式申請

大手暗号資産運用会社Bitwiseは2025年9月25日、HYPEトークンを対象とした現物ETFを正式申請しました。伝統金融市場の投資家のポートフォリオにHYPEが組み込まれる可能性を大きく高めるもので、機関資金の流入期待が高まっています。

VanEckのステーキングETF申請計画

大手資産運用会社VanEck(ヴァンエック)も、HYPEの現物ステーキング対応ETFの申請計画が報じられています。ステーキング収益を含む商品設計は、ビットコインETFとは異なる付加価値を提供するものとして注目されています。

Grayscaleの検討対象資産リスト入り

GrayscaleのHYPE検討対象リスト

出典:Grayscale

米大手暗号資産運用会社Grayscale(グレースケール)は、HYPEを「検討対象資産(Assets Under Consideration)」のリストに加えています。BNB・Aptos・Arbitrumといった主要銘柄と並んで検討対象となっており、機関投資家向け信託商品への採用可能性を示しています。

上場企業によるHYPEトークンの取得

HYPEトークンは、企業・機関の財務戦略の一部として組み込まれる動きも出ています。

③ ステーキング機能

HYPEトークンの相当量がステーキングされており、将来的なコミュニティ報酬やエアドロップを見据えた戦略的な動きが背景にあると考えられます。

HYPEステーキング状況のグラフ

出典:Hyperliquid

2025年1月にはNFTプロジェクト「Azuki」が発行したAnimeトークンが、HYPEステーカーに対してエアドロップされました。こうした事例により、ステーキングが他プロジェクトからのインセンティブ獲得にもつながるという期待が高まっています。

また、HYPEをステーキングすることで、ハイパーリキッドでの取引手数料の5%〜最大40%のディスカウントを受けることができる特典が用意されています。ただし、ステーキング報酬の利率は参加者数の増加に応じて低下傾向にある点は留意が必要です。

④ トランプ大統領によるCFTCの米国展開への取り組み表明

2026年8月19日(米国時間)、トランプ大統領はホワイトハウスで開催された仮想通貨業界関係者との会合で、米CFTC(商品先物取引委員会)のマイク・セリグ委員長がハイパーリキッドを「完全に合法的な形で米国に導入するべく取り組んでいる」と明らかにしました。この発言を受け、HYPEは62ドル前後から一時70ドル超まで急伸し、報道各社によると24時間で17〜19%前後の上昇率を記録しました(数値は情報源により若干異なります)。

ハイパーリキッドは現状オフショア(海外)で運営される分散型取引所であり、CFTCの規制対象外のため米国居住者は原則利用できません。ただしCFTCは2026年5月、予測市場Kalshiに米国初の規制対象ビットコイン無期限先物の上場を承認するなど、暗号資産デリバティブへの規制緩和を段階的に進めてきた経緯があります。CFTCは2026年8月20日に初の諮問委員会(IAC)会合を開催予定で、暗号資産の規制ロードマップが議題となる見込みです。ハイパーリキッドのような海外プラットフォームの扱いが具体的に議論される可能性はありますが、公式アジェンダで名指しされているわけではありません。

ハイパーリキッド陣営を代表する非営利団体Hyperliquid Policy Center(HPC)のジェイク・チェルビンスキーCEOも、SEC・CFTC双方に対しオンチェーン金融インフラの重要性を訴える働きかけを続けています。

※この発言は取り組みの表明であり、正式な承認や上陸決定を意味するものではありません。また、これは米国国内の話であり、日本の金融庁登録状況とは別の論点です。日本からの利用における注意点は本記事後半のFAQをご確認ください。

ハイリキ参加に必要なETH(イーサリアム)の取得に

関連:イーサリアム(ETH)のおすすめ取引所比較

ご注意:ハイパーリキッドの利用について

ハイパーリキッドは海外の分散型取引所(DEX)であり、日本の金融庁に登録された暗号資産交換業者ではありません。国内法の規制対象外のサービスを利用する場合、法的保護を受けられない可能性があります。サービスへのアクセス可否ではなく、国内の法規制に基づいて利用の適否を判断してください。最新の規制状況は金融庁公式サイトでご確認ください。

DEX型取引所、ハイパーリキッドとは?

HYPEトークンを支える分散型取引所「ハイパーリキッド」が多くのユーザーに支持される最大の理由は、「分散型取引所でありながら、スピードも使いやすさも中央集権型取引所(CEX)に匹敵する」という点にあります。

独自のL1チェーン上に作られたハイリキは、1秒未満でのブロック生成が可能な設計に加え、最大で毎秒10万件超の注文処理を可能にする高い処理性能を備えています。

ハイパーリキッドの累計取引量推移グラフ

出典:Hyperliquid

2026年8月時点での累計取引量は5兆ドルを突破、TVLも60億ドル前後に拡大しています。24時間の取引量は高騰局面で11億ドルを超えており、DEXとしては異例の流動性を誇ります。

外部VCなしの運営体制

ハイパーリキッドは2022年に高頻度取引会社Chameleon Tradingの創業者であるJeff Yan氏によって立ち上げられました。特徴的なのは、外部VCからの資金調達を一切受けず、完全に自己資金のみで運営されている点です。これにより中央集権的なガバナンスを避けつつ、ユーザー主体のプロダクト設計を重視しており、信頼性と透明性の高さが支持されています。

ハイパーリキッドのエコシステム展開

Hyperliquidは優れた取引体験を提供するDEXであると同時に、独自チェーン上にエコシステムを拡大し続ける「成長するインフラ」でもあります。

2025年2月には独自L1チェーンの「HyperEVM」がメインネットで稼働を開始。これにより取引所機能に加え、他のDeFiプロトコルやアプリケーションがハイパーリキッドチェーン上で稼働できるようになり、単なるDEXから包括的なL1プラットフォームへと進化しています。2026年8月時点でTVLは60億ドル前後に達し、RWA・株式・商品先物へのアクセス手段としても存在感を高めています。

HyperEVMのTVL(Total Value Locked)推移グラフ

出典:DefiLlama

50以上のDeFiプロジェクトがHyperEVMに参入し、「取引所」としても「チェーン」としても、エコシステムの広がりが加速しています。

HYPEを購入・保有する上でのリスクと注意点

① Whale(大口)売却リスク

Whaleによる大規模買いがHYPEの高騰を牽引する一方、大口のアンステーク・売却が発生した際は短期的な急落要因となります。過去には100億円規模のアンステーク事例も報告されているほか、2026年8月上旬にも約2,300万ドル相当のチームトークン移動が確認され、上昇局面でのショートスクイーズが発生しやすい構造でもあります。Lookonchainなどのオンチェーンデータで大口動向を定期確認することを推奨します。

② 今後のアンロック(供給増加)の影響

HYPEのトークノミクス(発行・アンロックスケジュール)

出典:tokenomist

HYPEは総供給量952.61M枚のうち、循環供給量は約252.57M枚(約27%)にとどまっています。残る約7割が今後段階的に市場へ供給される設計であり、アンロックが価格を圧迫する可能性があります。なお実際のclaim額は予定より抑えられるケースもあり、アンロックスケジュールが不明確な割り当てもあるため注意が必要です。

③ ステーキングの注意点

HYPEをステーキングすると即時売却ができなくなる7日間のアンステーク期間が発生するため、急落局面での対応が難しくなります。また、ステーキング報酬の利率は参加者数の増加とともに低下する傾向があります。

④ 競合エコシステムの発展

分散型取引所の領域に挑戦するプロジェクトは他にも複数存在しており、今後競争が激化することでユーザーや流動性が分散し、取引量やTVLが伸び悩む可能性があります。また、プロトコル収益自体は2025年第3四半期をピークに減少傾向にあり、2026年第2四半期は四半期収益が約2億ドル水準まで縮小しています。加えてETF経由の資金流入にも鈍化の指摘があり(一部証券会社アナリストより)、機関需要の持続性は引き続き注視が必要です。

まとめ|ハイパーリキッドの利用には規制・リスク確認を

HYPEは2026年6月16日に過去最高値76.85ドルを記録した後、一時58ドル前後まで調整しましたが、2026年8月19日にトランプ大統領がCFTCによる米国展開への取り組みに言及したことを受け70ドル超まで急伸しました。Bitwise・21ShareのHYPE現物ETF上場、グレースケールの3本目ETF(HYPG)検討、Assistance Fundによる大規模バーン(約3,750万HYPE)、継続的なバイバック、そして米規制当局が受け入れに向けて取り組んでいるとの大統領発言という複合的な要因が価格を支えています。なお、ハイパーリキッドは日本の金融庁未登録のDEXであるため、利用の際は国内規制を十分に確認してください。

  • シードフレーズはオフラインで安全に保管する
  • 資産額が大きい場合はLedgerなどのハードウェアウォレットを活用
  • ウォレット接続は信頼できるサイトのみ、資産の分散管理も有効
  • 大口の動向はLookonchainなどオンチェーンデータで定期確認する
  • DeFiプロトコル利用時は、監査状況・TVL・規制対応状況を事前に確認する

よくある質問(FAQ)

Q
HYPEの現在価格はいくらですか?

A
2026年8月20日CoinGecko時点のHYPEの価格は約70.36ドルです。2026年6月16日に過去最高値76.85ドルを記録した後、一時58ドル前後まで調整しましたが、2026年8月19日にトランプ大統領が米CFTCによる米国展開への取り組みに言及したことを受け急伸しました。時価総額は約156億ドルです。

Q
ハイパーリキッド(HYPE)は日本から利用できますか?注意点は?

A
ハイパーリキッドは海外の分散型取引所(DEX)であり、日本の金融庁に登録された暗号資産交換業者ではありません。国内法の規制対象外のサービスを利用する場合は、法的保護を受けられない可能性があります。サービスへのアクセス可否ではなく、国内の法規制に基づいて利用の適否を判断してください。最新の規制状況は金融庁公式サイトでご確認ください。

Q
ハイパーリキッドの米国上陸は決定しましたか?

A
2026年8月19日、トランプ大統領はホワイトハウスでの会合で、米CFTCのマイク・セリグ委員長がハイパーリキッドを合法的な形で米国に導入するべく取り組んでいると発言しました。ただしこれは取り組みの表明であり、正式な承認や上陸決定を意味するものではありません。ハイパーリキッドは現状も米国居住者が利用できないオフショア取引所であり、CFTCは2026年8月20日に初の諮問委員会会合を開催して規制枠組みの議論を進める段階です。

Q
HYPEのステーキング特典・利回りはどのくらいですか?

A
HYPEのステーキング報酬は市場状況や参加者数に応じて変動します。主な特典は取引手数料の5%〜最大40%割引です。また、外部プロジェクトからのエアドロップ(例:2025年1月にAnimeトークン配布)や将来的なコミュニティ報酬への期待もあります。ステーキング量は変動しており、報酬率は参加増加で低下傾向にあります。

Q
ハイパーリキッドは通常のDEXと何が違いますか?

A
ハイパーリキッドは独自L1チェーン上で動作するオーダーブック型DEXで、毎秒最大10万件超の注文処理・1秒未満のブロック生成が可能です。通常DEXがAMM方式を採用するのに対し、中央集権型取引所(CEX)と同水準のスピードと流動性を実現。2026年8月時点で累計取引量5兆ドル超・TVL60億ドル前後・外部VC資金調達なしで運営されている点も特徴です。

Q
HYPEのバイバック(買い戻し)とはどういう仕組みですか?

A
ハイパーリキッドでは取引手数料収益の約97%が「アシスタンスファンド」を通じてHYPEの市場買い戻し・バーンに自動充当されます。2026年8月中旬時点の累計手数料収益は約14.8億ドル、うちホルダー還元分は約11.9億ドルに達しており、取引量増加→バイバック圧力増加の「フライホイール型トークンモデル」が成立しています。また2025年12月のバリデータ投票により、アシスタンスファンド分から約3,750万HYPEが正式にバーンされ(現在の総供給量約952.61M枚基準で約3.94%相当)、構造的なデフレ効果が強化されています。

Q
HYPEを購入・保有する上での主なリスクは何ですか?

A
主なリスクは4点あります。①Whale売却リスク:大口のアンステーク・売却が短期的な急落要因となります(過去に100億円規模のアンステーク事例、2026年8月上旬にも約2,300万ドル相当のチームトークン移動あり)。②アンロックリスク:総供給量952.61M枚のうち循環供給量は約252.57M枚(約27%)にとどまっており、今後の段階的アンロックが価格を圧迫する可能性があります。③ステーキング拘束:アンステーク期間が7日間あり、急落局面での即時売却ができません。④競合リスク:他DEXプロジェクトの成長でユーザー・流動性が分散するリスクに加え、プロトコル収益自体もピークアウト傾向にあります。DeFi特有のウォレット管理やスマートコントラクトリスクにも注意が必要です。

Q
HYPEのETF(上場投資信託)の状況はどうなっていますか?

A
BitwiseのHYPE現物ETF(BHYP)が2026年5月に上場したほか、21SharesやGrayscale(HYPG)も商品展開を進めています。上場当初は数億ドル規模の資金流入が見られましたが、直近は流入ペースが鈍化しているとの指摘もあります。Multicoin Capitalなど大口機関投資家による長期保有のポジションも確認されています。

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