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ビットコインを保有する上場企業ランキング|日本・米国の注目企業を解説

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BTC保有企業の理解を深める3ステップ

導入
ビットコイントレジャリーとは?
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ビットコイントレジャリーとは、企業が保有資産の一部をビットコイン(BTC)に振り分ける財務戦略です。単なる現金保有では得られない成長性や分散効果を追求し、資本効率の改善やリスクヘッジを図るものです。企業が注目するビットコインの特性は以下の通り:
  • インフレ耐性と希少性: 発行上限2,100万枚により、法定通貨のような価値の希薄化リスクを回避する設計。
  • 地政学リスクへの分散効果: 中央管理組織を持たないため、世界情勢や通貨制度への依存が少ない。
  • 独立した値動きと分散投資効果: 株式や債券と異なる値動きを示し、従来のポートフォリオに対してリスク分散の役割を果たす。
  • 流動性と柔軟性: 24時間365日グローバルで取引可能。国際送金や決済手段としても活用できる。
  • 成長性と資本効率の向上: 長期的な価格上昇が期待される資産として、企業の市場評価にも好影響を与える可能性。
一方で、ビットコインを財務資産として活用するにはいくつかの注意点もあります。まず、価格変動が大きいため、急激な下落は企業の財務状況に直接影響を及ぼすリスクがあります。セキュリティ面でも注意が必要で、適切な管理体制を構築しないと、ハッキングや不正アクセスによる損失(例:2025年のBybit事件)を被る恐れがあります。ビットコイン戦略に偏りすぎることで、本業の経営資源が分散し、事業の集中力が低下する懸念もあります。
分析
“割安か?戦略性か?”── NAV倍率の見方と注意点
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この特集は、単なるBTC保有ランキングではなく、企業のBTC戦略を「株主視点」でどう評価するかに焦点を当てています。 中でもNAV倍率(=時価総額 ÷ 保有BTC評価額)は、一見シンプルな指標ですが、その意味合いは企業ごとに大きく異なります。

NAV倍率は、あくまでBTC保有が企業価値の主軸である場合に有効な尺度です。 たとえば、MicroStrategyやメタプラネットのようなレバレッジ型戦略の企業にとっては、次のように目安になります:
  • 1倍未満:保有BTCの評価額より時価総額が小さく、“割安”と見なされる
  • 2倍以上:成長期待やBTC以外の価値が株価に織り込まれている
しかし、CoinbaseやTeslaのように、事業価値が本質的価値の大半を占める企業では、NAV倍率が高くても整合的です。 これらの企業においてBTCは財務資産の一部であり、NAV倍率は「割高」の根拠にはなりません

つまり、NAV倍率は単体で投資判断の決定打にはなりません。 企業ごとのビジネスモデルやBTC保有の位置づけを踏まえたうえで、「この倍率が何を意味するか」を読み解く必要があります。

さらに深く企業戦略を評価したい場合は、以下の指標も補足的に参考にしてください:
  • mNAV(1株あたりBTC量):BTC保有の“中身の濃さ”を見る指標
  • BTCイールド(前年比のmNAV成長率):ATM増資などによる成長効率を評価
たとえばMicroStrategyは、株価上昇 → ATM増資 → BTC購入 → 株主価値向上という好循環(フライホイール)を継続的に実行しています。 NAV倍率は、その成否や市場評価の“勢い”を測る補助指標として機能します。

BTC保有企業への投資は、単なるビットコインの代替ではなく、戦略の巧拙を評価する投資でもあります。 NAV倍率の見方ひとつにも、文脈を読み解く力が求められるのです。

ビットコイン関連株のタイプ分類と事例

レバレッジ型(攻撃的)

借入や社債などの外部資金を用いてビットコインを購入するスタイルです。保有量を積極的に拡大し、BTC価格の上昇を通じて株主価値を最大化することを目指しています。株価の変動幅も大きく、成長志向の強い投資家に人気があります。

資産保全型(守備的)

余剰資金でビットコインを取得し、インフレ対策や分散投資の一環として中長期で保有する戦略です。本業のキャッシュフローを重視しつつ、慎重にBTCをポートフォリオに組み入れており、比較的安定志向の企業が多いのが特徴です。

事業連携型(戦略的)

マイニング、取引所運営、決済サービスなど、自社の事業とビットコインを組み合わせた統合的な戦略を採用する企業群です。BTC価格だけでなく、事業収益や業界成長にも左右される構造を持ち、特定分野の成長を見込んで投資するスタイルに向いています。

1. ビットコイン保有量ランキング TOP10

まずは、世界で最も多くのビットコインを保有している上場企業をご紹介します。以下は、最新データをもとに、主要な保有企業13社をまとめたものです。

順位 企業名 業種 BTC保有量 時価総額 NAV倍率 投資戦略
1 🇺🇸
NASDAQ: MSTR
ビジネス・
インテリジェンス
632,457 BTC
691億ドル
952億ドル 1.38倍 レバレッジ型
2 🇺🇸
MARA Holdings
NASDAQ: MARA
マイニング
50,639 BTC
55億ドル
59億ドル 1.07倍 事業連携型
3 🇺🇸
XXI
NASDAQ: CEP
投資ファンド
43,514 BTC
48億ドル
2億ドル 0.05倍 資産保全型
4 🇺🇸
Bitcoin Standard
Treasury Company
NASDAQ: BSTR
投資ファンド
30,021 BTC
33億ドル
レバレッジ型
5 🇺🇸
Bullish
NYSE: BLSH
暗号資産取引所
24,000 BTC
26億ドル
86億ドル 3.29倍 事業連携型
6 🇺🇸
Riot Platforms
NASDAQ: RIOT
マイニング
19,239 BTC
21億ドル
51億ドル 2.42倍 事業連携型
7 🇯🇵
東証S: 3350
持株会社
18,991 BTC
21億ドル
44億ドル 2.13倍 レバレッジ型
8 🇺🇸
Trump Media&
Technology Group
NASDAQ: DJT
メディア・
テクノロジー
15,000 BTC
16億ドル
49億ドル 2.99倍 レバレッジ型
9 🇺🇸
CleanSpark
NASDAQ: CLSK
マイニング
12,703 BTC
14億ドル
27億ドル 1.92倍 事業連携型
10 🇺🇸
Coinbase
NASDAQ: COIN
暗号資産取引所
11,776 BTC
13億ドル
782億ドル 60.82倍 事業連携型
11 🇺🇸
Tesla
NASDAQ: TSLA
自動車・エネルギー
11,509 BTC
13億ドル
10,769億ドル 856.69倍 資産保全型
12 🇨🇦
Hut 8 Mining
NASDAQ: HUT
マイニング
10,667 BTC
12億ドル
28億ドル 2.42倍 事業連携型
13 🇺🇸
Block (旧Square)
NYSE: XYZ
フィンテック
8,692 BTC
9億ドル
484億ドル 50.98倍 資産保全型
※データ出典:Bitcoin Treasuries 更新日:2025年9月1日 / 換算レート:1 BTC = 109,212.20 USD

2か月で30社超が新たにビットコイン取得を発表

2020年以降、世界中の上場企業が財務戦略の一環としてビットコインを蓄積する動きを強めています。背景には、インフレや金利上昇、通貨の購買力低下といった経済環境の変化があり、現金だけでは資産の価値を守りにくくなっているという課題があります。

Fidelityが2024年6月に発表したレポート『Adding Bitcoin to a Corporate Treasury』によれば、企業がビットコインを保有する主な動機は、以下の3点に集約されます。

  1. インフレ対策と通貨価値の低下への備え:
    財政赤字や米国債の格下げにより、法定通貨の信頼が揺らぎつつあります。国家に依存しない「無国籍資産」として、ビットコインの長期的な価値保存性が見直されています。
  2. 発行上限と透明性:
    ビットコインは2,100万枚という発行上限があらかじめ決められており、供給量が中央機関の裁量で変動することはありません。さらに、ブロックチェーン上で誰でも流通量を確認できる透明性も備えています。
  3. 分散投資資産としての機能:
    近年では、S&P500との相関が下がり、金との相関が上昇するなど、価格変動の特性が変化。単なる“リスク資産”ではなく、“分散先”としての価値が認識され始めています(※相場環境によって相関性は変動します)。

加えて、制度面でも追い風が吹いています。2024年には米国でビットコイン現物ETFが承認され、企業による保有のハードルが大きく低下。さらに2023年には米会計基準(FASB)の改定により、ビットコインを時価で計上できるようになり、企業会計上の柔軟性も向上しました。

こうした制度改革を背景に、2025年に入ってからは企業のビットコイン活用が世界的に加速。とくに5月には20社を超える上場企業が新たな取得計画を発表し、わずか2か月間(5〜6月)での累計件数は30社以上に達しました(※CoinPost報道ベースの集計)。

米国・香港・欧州・南米・日本など各国にまたがり、業種もゲーム・医療・物流・AI・フィンテックなど多岐にわたるほか、合計調達・投資額は2.5兆円超にのぼる見通しです。「企業がBTCを保有するのは当たり前」という空気が広がりつつあります。

主要な大規模案件(1000億円以上)

今や、ビットコインは一部の先進企業だけでなく、あらゆる業種・地域の企業にとって「無視できない戦略資産」となりつつあります。

2. 日本企業のBTC保有ランキング

順位 企業名 時価総額 貸借 暗号資産投資額 投資戦略
1
証券コード: 3350
5,466億円 信用 2,840億円 外部調達
2
コンヴァノ
証券コード: 6574
1,586億円 信用 29億円 資産保全
3
リミックスポイント
証券コード: 3825
579億円 信用 224億円 事業連携型
4
証券コード: 8105
530億円 信用 事業連携型
5
証券コード: 5721
338億円 信用 5億円
(最大60億円)
外部調達
6
証券コード: 3903
300億円 貸借 10億円 事業連携型
7
証券コード: 3189
247億円 - 147億円 資産保全
8
ビート・ホールディングス
証券コード: 9399
234億円 信用 5.36億円 外部調達
9
証券コード: 2338
212億円 信用 1.53億円 外部調達
10
イクヨ
証券コード: 7273
199億円 信用 (1億円) 事業連携型
11
証券コード: 7603
109億円 貸借 (1,000BTC予定) 事業連携型
12
AIフュージョンキャピタルG
証券コード: 254A
115億円 信用 5億円 資産保全
13
北紡
証券コード: 3409
60億円 信用 0.28億円 資産保全
14
アジャイルメディアN
証券コード: 6573
52億円 信用 0.7億円 資産保全
15
バリュークリエーション
証券コード: 9238
39億円 信用 6億円 資産保全
16
東邦レマック
証券コード: 7422
31億円 信用 0.5億円 資産保全
※「貸借」は株式の信用区分(貸借=制度信用の売買可、信用=買建のみ)。データは2025年8月時点、各社IR資料等を基に作成。

米国のビットコイン保有企業の事例

次に、ビットコインなど仮想通貨を資産として保有する外国株をピックアップしてご紹介します。

ストラテジー(MSTR)

ストラテジー(旧マイクロストラテジー)は、米ナスダック上場の企業向けソフトウェア開発会社です。2020年から本格的にビットコインを取得し始め、2025年5月現在で576,000 BTC超を保有。これは全ビットコイン供給量の約2.7%に相当します。

同社の特徴は、通常の現金保有ではなく、転換社債や優先株などを通じて低金利の資金を調達し、その資金でビットコインを買い増すという資本戦略です。株価はビットコイン価格の変動に高い感応度を持ち、「レバレッジ型ビットコイン銘柄」として認識されています。

ストラテジー(MSTR)の株価とビットコイン価格の推移比較

ストラテジー(MSTR)の株価とビットコイン価格の推移比較 出典:TradingView(NASDAQ:MSTR/BTCJPY:bitFlyer)出典:TradingView

そのため、ビットコイン(オレンジ)価格の上昇に呼応して、ストラテジー(紫)の株価も大きく変動。BTCレバレッジ型戦略の影響で、価格上昇局面ではMSTR株がより大きく上昇する傾向が見られます。

将来的には、70万〜80万BTCの保有に達する可能性も示唆されており、その動向は仮想通貨業界だけでなく、金融市場全体にも影響を与えています。

2025年5月21日時点の銘柄基本情報:

項目 数値
株価(USD) 416.92ドル
発行済株式数 253.76百万株
時価総額 1100億ドル
配当利回り 0.00%(普通株式に対して配当を支払っていません)
純資産 182.3億ドル(2024年12月31日時点、Global Rankingより)
*Bloombergより

コインベース(COIN)

コインベース (Coinbase Global, Inc. COIN)は、米国最大級の仮想通貨取引所を運営する上場企業であり、2021年にNASDAQへ直接上場しました。同社は、取引所業務に加えて自社開発のレイヤー2ソリューション「Base」や、ステーキング・カストディ業務にも展開するなど、事業の多角化を進めています。

2025年5月時点で、ビットコインだけでなくイーサリアム(ETH)を中心とした多様な暗号資産を保有しており、保有ETHは115,700ETH(約2.7億ドル相当)に達します。暗号資産市場全体への高いエクスポージャーを持つ一方、ストラテジー(旧マイクロストラテジー)のようにBTC一点集中型ではなく、アルトコインやL2基盤を含む構造的な分散型ビジネスモデルが特徴です。

近年では、米大手証券アナリストから「クリプトのブルーチップ」として評価されており、非取引収益の成長や安定した収益構造が強みとされます。2024年後半以降はBTC価格と連動した上昇局面にあり、アルト市場の回復とともに株価も反発しています。

Coinbase(COIN)の株価とビットコイン価格の比較

Coinbase(COIN)の株価とビットコイン価格の比較 出典:TradingView(NASDAQ:COIN/BTCJPY:bitFlyer)

米国では現物ビットコインETFが承認された一方、Coinbaseは今後、トークン化証券や仮想通貨デリバティブ市場への展開も視野に入れており、伝統金融とWeb3の架け橋としての存在感を強めています。中長期的には、暗号資産のインフラ企業としての地位を固めつつある銘柄です。

項目 数値
株価(USD) 259.16ドル
発行済株式数 211.407百万株
時価総額 659.66億ドル
配当利回り 0.00%(コインベースは現在、配当を支払っていません。)
純資産 10.47億ドル(2025年3月31日時点、Global Rankingより)
*Bloombergより より

ビットコイン関連株に潜むリスク

ビットコイン保有企業の株式は、価格上昇時にはビットコイン以上のリターンを生む場合もありますが、同時にそのリスクも非常に大きくなります。特に、債務を活用してBTCを購入する企業は、価格下落時に財務の健全性が脅かされる構造的なリスクを抱えています。

投資家が注視すべきリスクの本質

  • 債務によるBTC取得戦略(転換社債等)による財務レバレッジの増大
  • BTC価格との高相関による株価の大きな変動
  • 米国の新会計基準により、BTCの含み損益が業績に即時反映される構造
  • 調達余力の減少が新規取得や成長戦略を制限する可能性
  • 説明責任やガバナンスに対する投資家の懸念(例:集団訴訟)

事例:ストラテジー社と信用リスク

2025年4月、米国の新会計基準(ASU 2023-08)適用により、同社は約59億ドルのビットコイン評価損(未実現損)を計上。発表後、株価は一時9.7%下落しました。このように、保有ビットコインの価格変動が株価や債務返済能力に直結するため、レバレッジ型企業は特に慎重な判断が求められます。

さらに5月には、ビットコイン投資のリスクに関する情報開示が不十分だったとして、投資家が集団訴訟を提起。高い成長性の裏で、ガバナンスや透明性の課題が浮き彫りとなりました。

ビットコイン保有企業は、価格上昇による注目だけでなく、債務・相場変動・経営の複雑なリスクが絡む複合的な投資対象であることを理解する必要があります。

関連:ストラテジー社とセイラー氏、ビットコイン投資の収益性めぐり投資家から集団訴訟

仮想通貨が不安な人へ、まずは株から始める選択肢

本記事では、ビットコインを戦略的に保有する国内外の上場企業について、その背景や株式投資としての魅力、リスクまで幅広く解説しました。マイクロストラテジーやメタプラネットのように、企業が暗号資産を財務の中核に据える動きは加速しており、株式市場でも新たな評価軸として定着しつつあります。

特に日本では、ビットコイン現物ETFが未承認の現状において、ビットコイン保有企業への株式投資は「間接的な暗号資産エクスポージャー」を得る実践的な手段として注目されています。さらに、株式投資であれば税制面や取引環境でも優位性があり、仮想通貨初心者にも比較的取り組みやすい選択肢となります。

「仮想通貨に興味はあるが、直接の投資には抵抗がある」「株式投資からステップアップしたい」と考える方は、ビットコイン保有企業の銘柄分析から始めてみてはいかがでしょうか。

今後もビットコインを保有する企業の動向や財務戦略は、投資判断における重要な要素となるでしょう。最新情報を追いながら、自身の投資スタイルに合ったアプローチを見つけてください。

📌 ビットコイン関連株の購入には、信頼できる証券口座を

SBI証券は、国内外の株式やETFを幅広く取り扱っており、ビットコイン保有企業への投資にも対応。情報量の豊富さや取引コストの安さから、はじめての証券口座としても人気があります。

  • ネット証券 総合満足度 第1位(オリコン調査)
  • 米国株式の取扱銘柄数:5,400種類以上
  • 投資信託も2,700本以上を網羅
  • NISA・iDeCoにも対応
  • 手数料は業界最安水準

関連:ビットコインと仮想通貨関連株はどちらを買うべき?メリット・デメリットを解説

よくある質問

Q1. ビットコイントレジャリーとは何ですか?

企業が保有資産の一部をビットコイン(BTC)に振り分ける財務戦略です。インフレ耐性や分散投資効果、成長性を活かし、資本効率の改善や株主価値の向上を目指す目的で導入されています。

Q2. どのような企業がBTCを保有していますか?

米マイクロストラテジーや日本のメタプラネット、Marathon Digital、Teslaなど、多様な業種・国の上場企業がビットコインを保有しています。

Q3. BTC保有企業への投資はどんなメリットがありますか?

BTC価格の上昇に連動した高い株価リターンが期待できるほか、税制優遇(申告分離課税や特定口座対応)や、個人での暗号資産管理に比べた手間の少なさといった利点があります。

Q4. 株価とBTC保有量の関係はどう見ればいいですか?

1株あたりのBTC量を示す「mNAV」、時価総額に対するBTC評価額の倍率である「NAV倍率」、前年からのBTC増加率である「BTCイールド」などが評価指標として使われます。

Q5. 「レバレッジ型」「事業連携型」などの違いは何ですか?

CoinPost独自の仕分け項目です。「レバレッジ型」は借入や社債を活用して積極的にBTCを取得する企業(例:マイクロストラテジー)、「資産保全型」は余剰資金で中長期保有するスタイル(例:Tesla)、「事業連携型」はマイニングや取引所など事業とBTCを結びつけた戦略(例:Marathon Digital)です。

Q6. 投資にあたってのリスクは?

ビットコイン価格の急落による株価下落リスク、ハッキングなどによる資産流出リスク、そしてBTC偏重による本業リソースの分散などが主な懸念点です。

記事の監修

各務 貴仁各務 貴仁
株式会社CoinPost 代表取締役CEO、株式会社SUDACHI Tech 代表取締役、一般社団法人WebX実行委員会 理事。
2017年に日本最大(2024年現在)の暗号資産・Web3メディアCoinPost、2023年よりグローバルカンファレンスWebXを立ち上げる。また、次世代テックを活用した福祉事業Wave3やWeb3に特化した開発支援事業SUDACHI Techも展開する。
2024年には、経済産業省「Web3.0・ブロックチェーンを活用したデジタル公共財等構築実証事業」にて有識者委員として選任される。

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