はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨(ビットコイン)投資の始め方|おすすめ戦略と注意点も【初心者向け】

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
※このページには広告・PRが含まれます

暗号資産(仮想通貨)市場は年を追うごとに大きく成長し、2024年1月にビットコイン現物ETF(上場投資信託)が米SEC(証券取引委員会)の上場承認を得たことで、機関投資家の新しい投資先としても注目されています。

このページでは、「いま、仮想通貨投資を始めたい」というあなたに向けて、必要な知識と具体的な手順をご紹介します。

目次

💡 取引を始める前に

口座開設の前に、以下のような不安や疑問がある方は、各項目をチェックしてみましょう:

特に初めての方は、「販売所と取引所の違い」「安全な始め方」から確認することをおすすめします。

仮想通貨の始め方

仮想通貨を始める方のために、以下の3つのステップに分けて詳しく解説していきます。

  • 仮想通貨取引所の口座開設
  • 仮想通貨取引口座に入金
  • 仮想通貨を購入

仮想通貨取引所の口座開設をする

仮想通貨投資を始めるには、まず適切な取引所を選んで口座開設をすることから始まります。

おすすめの取引所も紹介していますので、参考にしてください。

口座開設をする際、取引所によっては年齢制限があるものもあります。未成年が口座開設できる取引所は限られているので事前にチェックしておきましょう。

仮想通貨取引を始めるのにおすすめの取引所

おすすめ取引所の特徴比較・早見表
おすすめ
取引所
おすすめポイント アプリの特徴 販売所 銘柄数 取引所 銘柄数 取引所手数料 最低取引単位 入金手数料 出金手数料 出庫手数料 詳細 備考
1
仮想通貨取引所 SBI VCトレード
SBI VCトレード
販売所のスプレッドが比較的狭い
入出金・出庫手数料無料
取引所やレバ
各種サービスを管理
24 7 Maker:-0.01%
Taker:0.05%
販売所:0.00000001 BTC
取引所:0.00000001 BTC
無料 無料 無料
2
仮想通貨取引所 bitbank
bitbank
全暗号資産取引所中
取引量 国内No.1 *
アプリストア 国内No.1 * 40 40 Maker:-0.02%
Taker:0.12%
販売所:0.00000001 BTC
取引所:0.0001 BTC
無料 550円(3万円未満)/
770円(3万円以上)
0.0006BTC ※21年2月14日 CoinMarketCap調べ
※18年10月31日 iOS App Store
ファイナンスカテゴリ
無料ランキング
3
仮想通貨取引所 コインチェック
コインチェック
未経験者にも
使いやすいUI/UX
アプリDL数
650万ダウンロード突破*対象:国内の暗号資産取引アプリ、期間:2019年1月〜2023年12月、2024年1月~6月データ協力:AppTweak
29 16 Maker:0.000%(BTC)
Taker:0.000%(BTC)
販売所:0.001BTC以上、または 500円(相当額)以上
取引所:0.001BTC以上、 かつ 500円(相当額)以上
0円~1018円 407円 0.0005 BTC(変動手数料制)
おすすめ取引所の詳細
大手上場企業SBIグループ傘下の「SBI VCトレード」
東証プライム市場に上場しているSBIホールディングス傘下のSBI証券は、国内最大手のネット証券として知られる。SBIVCトレードは金融ノウハウを生かし、安心して取引できる取引所として評価されており、手数料の低さなどで個人投資家から支持を受ける。
最高水準のセキュリティによる取引環境を提供
ドージ、シバイヌなど注目度の高い銘柄を取り扱う
貸暗号資産、ステーキングなど投資サービスが充実
SBI VCトレードの主なスペック
取扱い通貨 24種類
取引方法 販売所・取引所・レバレッジ
最低取引単位 販売所:0.00000001 BTC
取引所:0.00000001 BTC
投資サービス 貸暗号資産/積立/ステーキング
各種手数料 出庫手数料無料。取引所にて、市場形成に寄与する注文方法(メイカー取引)に対して、手数料分を収益として得られる「マイナス手数料」を採用
アプリの使い勝手 現物/レバレッジ取引がスムーズにできる
現物取引量で高い実績のある「bitbank」
bitbank(ビットバンク)は、2014年から暗号資産事業を運営している実績ある取引所。関東財務局長(暗号資産交換業者)登録番号 第00004号ミクシィ社とセレス社の持ち分法適用関連会社、ビットバンク株式会社が運営。
2022年は平均で国内現物取引高シェア約20% *JVCEA公表データ調べ
第三者機関による高い評価セキュリティ 国内No.1 *18年10月 ICORating調べ
使いやすく安定したアプリ、外出先でもトレード可能
bitbankの主なスペック
取扱い通貨 全40種類
取引方法 販売所・取引所
最低取引単位 販売所:0.00000001 BTC
取引所:0.0001 BTC
投資サービス 貸仮想通貨
各種手数料 取引所にて、市場形成に寄与する注文方法(メイカー取引)に対して、手数料分を収益として得られる「マイナス手数料」を採用
アプリの使い勝手 PCなしでも、スマホ一つですべて完結させることができます。
充実した初心者支援「Coincheck」
コインチェックは、2012年に創業されてから仮想通貨業界をけん引してきた金融庁認可00014号の仮想通貨交換業者。東証一部上場のマネックスグループの傘下に、経営基盤とセキュリティも強化。
アプリDL数累計650万ダウンロード突破*対象:国内の暗号資産取引アプリ、期間:2019年1月〜2023年12月、2024年1月~6月データ協力:AppTweak
未経験者にも使いやすいUI/UX
取引所のBTC取引手数料無料
Coincheckの主なスペック
取扱い通貨 全32種類
取引方法 販売所・取引所
最低取引単位 販売所:0.001BTC以上、または 500円(相当額)以上
取引所:0.001BTC以上、 かつ 500円(相当額)以上
投資サービス 積み立て/貸仮想通貨/ステーキング/NFT/IEO
各種手数料 取引所のBTC取引手数料無料
アプリの使い勝手 保有資産や価格変動を直感的に確認できる

SBI VCトレードの口座開設手順

  • メールアドレス登録
  • 電話番号認証(SMSまたは電話認証)
  • 基本情報の入力
  • 本人確認書類のアップロード: スマホで簡単に本人確認を行います。
  • 本人確認書類の提出後、最短当日中にメールで連絡があります。ただし、申請状況や書類に不備がある場合は、時間がかかることがあります。

      対応書類
    • 日本国籍の方: 運転免許証、マイナンバーカード
    • 外国籍の方: 在留カード、特別永住者証明書
      口座開設の条件

    • 成人であり、日本在住であること
    • 外国PEPs(重要な公人)に該当しないこと
    • 反社会的勢力との関連がないこと
    • 当社からの連絡が可能であること
    • 最新の情報が登録されていること
    • 当社の基準を満たすこと
    STEP 1: メールアドレス登録
    Account
      1. SBI VCトレードのスマホアプリを開き、「新規登録」を選択します。
      2. メールアドレスを入力し、「登録」ボタンを押します。入力したメールアドレスに確認用のメールが送信されますので、記載されているURLをクリックします。
      3. 表示された画面で、パスワードを二回入力し、確認事項をチェックした後、「登録」ボタンを押してください。
      4. STEP 2: 基本情報の登録
        GIF_Profile
      5. 電話番号を登録し、SMSまたは電話で受け取った認証コードを入力して「認証する」を選択します。
      6. 氏名、生年月日、住所などの基本情報を入力し、「次へ」を選択します。内容を確認し、問題がなければ「登録する」をクリックします。
      7. 「取引の目的」「職業」「年収」「利用者となった動機」を選択し、電話番号を入力します。「確認ボタン」をクリックして基本情報の登録を完了します。
    STEP 3: 本人確認書類の提出
    • 基本情報登録後、「スマホでかんたん本人確認」を使用して本人確認書類と顔写真をアップロードします。
    • 指示に従って運転免許証の表面と裏面、そして顔写真を撮影し、リアルタイムチェックを行います。
    • 撮影した画像を確認し、問題がなければ「送信」ボタンを押して本人確認手続きを完了します。登録したメールアドレスに申込受付メールが送信されます。

    口座開設が完了すると、日本円および暗号資産(仮想通貨)の入出金や取引が可能になります。セキュリティ強化のため、二段階認証の設定を推奨します。

    このガイドに沿って操作することで、SBI VCトレードにおけるアカウント登録と口座開設がスムーズに行えます。取引を開始する前に、必ず利用規約を読み、理解した上でご利用ください。また、個人情報の入力や本人確認書類の提出には、特に注意を払いましょう。これらの手続きを正確に行うことで、安全に取引所を利用できるでしょう。

    仮想通貨取引口座に入金する

    仮想通貨取引を始めるには、取引口座に日本円を入金する必要があります。

    ここでは、SBI VC トレードで実際に日本円を入金する方法を解説します。

    入金方法(SBI VC トレードの例)

    口座開設と本人確認を完了させることで、日本円の入金が可能になります。SBI VCトレードでは、クイック入金によって入金を行うことができます。

    クイック入金は、土日祝日を含む24時間いつでもリアルタイムで即時入金が可能なオンラインサービスです。このサービスは振込手数料無料で利用できます。

    クイック入金に対応している金融機関は以下の通りです。

    • みずほ銀行
    • 三菱UFJ銀行
    • 三井住友銀行
    • りそな銀行
    • 埼玉りそな銀行
    • ゆうちょ銀行
    • PayPay銀行
    • 楽天銀行
    • 住信SBIネット銀行
    • 地方銀行

    入金手順は以下の通りです:

    1. 「総資産・入出金」から「JPY」を選択し、「日本円を入金」をクリックします。
    2. 「入金額」を入力し、「振込先の銀行を選択」から、一覧に表示される銀行名を選択または検索します。
    3. 「銀行ページへ」をクリックし、銀行の画面で手続きを進めてください。

    仮想通貨を購入(取引)する

    日本円の入金が完了すると、購入したい仮想通貨を選び、購入することに移ります。

    なお、仮想通貨の取引については、一般的に板取引で注文を行います。

    ここでは、SBI VC トレードで実際に購入する方法を解説します。

    仮想通貨の注文方法(SBI VC トレードの例)

    販売所の利用画面

    SBI VC トレードのアプリで、ログイン後の画面では、購入を希望する通貨を選択すると、その通貨のチャートが表示されます。表示されたチャート画面の右下にある「買う」ボタンをタップすることで、購入画面へ移動できます。購入画面では、「今すぐ注文」および「価格指定注文」という2種類の注文方法から選択可能です。

    今すぐ注文

    「今すぐ注文」を選ぶと、同社が設定する現在の価格でビットコインを売買することができます。この方法では、購入は提示された買取価格で、売却は売り価格で実施され、直観的な操作性により初心者でも容易に理解し使用できます。

    価格指定注文

    一方、「価格指定注文」では、ユーザーが希望する価格に到達した際に自動的に売買が実行される予約注文を設定できます。このオプションは、チャート画面の青枠で囲まれたタブをタップすることで選択でき、「このレートになったら」または「数量」の項目をタップして、希望する価格や数量を指定することが可能です。

    取引所の利用画面

    「取引所」では、自分の望む価格で購入または売却注文を設定し、それに応じた相手がいれば取引が成立します。この方式では、指値注文や成行注文を利用して取引を行うことができます。

    販売所の売買手数料は無料(スプレッドがある)。一方、SBI VCトレードの取引所の売買手数料は、メーカー注文の場合は-0.01%、テイカー注文の場合は0.05%で、国内最安水準の手数料設定となっています。指値注文が約定した場合は全てメイカー手数料が適用されます。

    仮想通貨投資の基本戦略

    仮想通貨投資を始める方へ向けた、基本ポリシーを5つご紹介します。

    仮想通貨に限らず、投資は慎重かつ長期的な視点が求められ、損をしたとしても基本的には自己責任の世界です。自主的な教育と最新の情報収集をフォローアップが不可欠です。投資の世界に新しく足を踏み入れる初心者の方々が、リスクを理解し慎重に行動するための一助となると幸いです。

    1. 現物投資と長期保有

    仮想通貨投資の出発点としては、信頼性が高く広く認知されているビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)など、時価総額上位の銘柄への投資が無難です。

    市場の価格変動性(ボラティリティ)を鑑み、一気に買うのではなく積み立て型の分散投資(ドルコスト平均法)がおすすめです。

    仮想通貨投資が初めてで心配という方は、さらに少額から始めてみるのもいいでしょう。

    毎月定額で購入するドルコスト平均法は安定感があり、メンタルへの影響も最小限のため、長期の積立投資による資産形成に適した方法です。短期的な利益追求よりも、技術革新や将来的な価値上昇を見据えた長期保有を目指しましょう。

    関連仮想通貨取引所の「つみたて投資」を徹底比較 成功させるポイントは?

    また、投資は原資を失うリスクもあるため、生活費とは別の余剰資金を用いることで、市場の変動に動じない精神的余裕を確保することが推奨されます。

    2. 投資の拡げ方

    仮想通貨投資に慣れてくると、ビットコインやイーサリアム、ソラナに加え、価格変動の大きなアルトコインなど他の銘柄に関心が移ることもあるでしょう。そのような場合でもリスク管理を徹底し、バランス型のポートフォリオを組むなど、過度のリスクを避ける運用を心がけましょう。

    また、長期保有を前提とする場合、暗号資産取引所にそのまま預けておくのではなく、レンディング(貸し出し)やステーキングサービスを利用することで、株の配当のような貸借料収益を得ることも可能です。

    取引に慣れたら、新たな投資の機会に挑戦するなど、自身のリスク許容範囲の中でさらなる金融知識、経験の向上を目指してみましょう。

    関連仮想通貨レンディングとは?取引所別の金利・実績比較、ビットコイン含む

    関連仮想通貨取引所のステーキング利率一覧・銘柄別比較:2024年10月版

    3.海外取引所とDeFiについて

    日本国内の取引所では法規制により取り扱い可能な仮想通貨の種類が限られています。このため、より多様な銘柄へのアクセスを求める場合、海外取引所の利用が魅力的に映るかもしれません。

    しかし、海外取引所は日本金融庁の管轄外にあるため、投資家保護に関しては自己責任で行動する必要がある環境です。

    日本の金融庁の未認可取引所を利用すると、国内規制による資産保護を受けられないリスクがあります。金融庁に認可された取引所では、顧客の資産を守るための厳格なセキュリティ基準と資産管理体制が確立されています。もし運営母体が経営破綻したり、ハッキングの被害に遭ったりしても、顧客の資産は分離して保護されるよう体制が整えられています。

    一方で、DeFi(分散型金融)やDEX(分散型取引所)を用いると、個人でも銀行のように自己の資産を貸し出し、利息を得たり、日本では取扱のない暗号資産(仮想通貨)にスワップすることが可能です。

    ただし、DeFiを含む暗号資産の運用もまた、金融庁の規制管轄外。GOXリスクと呼ばれるハッキングや詐欺による資産喪失のリスクを常に抱えています。投資先やプロジェクトの選定にあたっては、慎重な判断と事前の徹底した調査が求められます。

    関連DeFi(分散型金融)とは|初心者でもわかるメリット・デメリット、重要点を徹底解説

    4. 保管方法とセキュリティ

    仮想通貨資産の保管手段として、取引所のアカウントを利用する代わりに、メタマスク(MetaMask)のような仮想通貨デジタルウォレットや Ledger Nanoのようなコールドウォレットを利用する方法もあります。この方法では、秘密鍵を第三者に知られずに安全に管理することができますが、取引所ほど手軽に送・受金はできず、一定の手間や管理コストがかかります。

    さらに、フィッシング詐欺やSNSを利用した詐欺に対しても警戒が必要です。デジタルウォレットをインターネットに接続する際は、必ず公式サイトのURLを確認し、正しいサービスを使用していることを確かめることが重要です。これにより、詐欺サイトに誘導されるリスクを減らし、資産を守ることができます。

    5. 税金に関する考え方

    日本では暗号資産からの利益に対して厳しい税制が適用されます。暗号資産の利益は雑所得として扱われ、累進課税の対象となります。利益が増えるほど税率も上がり、年収と暗号資産の利益の合計が4000万円を超えると、最大で55%の税率が適用されることもあります。

    税金は、暗号資産を売却し日本円など他の通貨に換金した時、またはビットコイン(BTC)を売却してイーサリアム(ETH)を購入するケースなど他の暗号資産と交換した時に発生します。

    単に保有しているだけでは税金はかからないので、暗号資産を「長期保有」する投資家も少なくありません。

    暗号資産投資を行う際は、日本の税制をしっかり理解し、適切な申告を行うことが重要です。NFT(非代替性トークン)やDeFi(分散型金融)を取引すると税金の計算や申告がより複雑になることがありますので、税理士などの専門家のアドバイスを求めることも一つの手段です。

    関連暗号資産(仮想通貨)にかかる税金と確定申告の基礎知識を税理士が解説|Aerial Partners寄稿

    仮想通貨投資の始め方

    仮想通貨の注意点

    仮想通貨は革新的な技術として注目を集める一方で、投資やトレードを行う際には十分な注意と知識が必要です。

    取引を始める前に、リスクとメリットを十分に把握し、自己責任のもと慎重に判断することをおすすめします。

    特に初めて仮想通貨を扱う方は、失敗したり、トラブルに巻き込まれないようにするためにも、次のセクションで開設する注意点を理解しておくことが重要です。

    価格変動のリスク

    仮想通貨市場は、株式市場と比べてもはるかに価格変動が激しいことが特徴です。24時間取引が可能で、世界中の様々な要因によって価格が大きく変動することがあります。

    例えば、各国の規制強化のニュースや、大手投資家の動向により、数時間で数十パーセントの価格変動が起こることもあり得ます。

    仮想通貨投資を行う際は、自己の資金管理を慎重に行い、リスクの許容範囲を超えた投資は避けることが重要です。

    セキュリティ対策

    暗号資産の取引とウォレットの利用にあたっては、適切な取引所選び、取引方法の理解、そして最も重要なセキュリティの確保が不可欠です。

    国内の暗号資産交換所では、顧客から預かった資金は経営資本とは別に管理されています。これにより、預かり金が運営資金として使用されることはありません。

    仮想通貨の業界では、残念ながら詐欺も横行している現状にあります。ご自身の大切な資産を詐欺などにあって減らさないように、しっかりとしたセキュリティ対策のもと、リスクを減らせるようにしておきましょう。

    二段階認証

    SBI VCトレードでは、お客様のセキュリティを強化するため、SMSやGoogle Authenticatorを使用した二段階認証を採用しています。これにより、悪意のある第三者による不正アクセスを防ぎます。パスワードの盗難につながる可能性のある行為には以下が含まれます:

    • 複数のサイトで同じパスワードを使用すること
    • メールの本文にあるリンクをクリックすること
    • インターネットからソフトウェアをダウンロードすること

    二段階認証を利用することで、パスワードが盗まれた場合でも、不正アクセスを防ぐことが可能です。

    SMS認証の画面(イメージ) 出典:SBI VCトレード

    SSL暗号化通信

    SBI VCトレードのサイトは、世界基準の厳しい審査を経たEV SSL証明によって保護されており、SSLサーバ証明書を不正に取得することは極めて困難です。SSL(Secure Socket Layer)は、データを暗号化してやり取りするプロトコルです。EV SSLサーバ証明書を導入しているサイトでは、組織名が表示され、安全性が高いことをアピールできます。

    暗号化通信が行われているかどうかは、以下の方法で確認できます。

    1. httpsのページを開き、「F12」キーを押してディベロッパーツールを開きます。
    2. 「Security」タブを選択し、「View certificate」をクリックしてSSLサーバ証明書の詳細を確認します。

    SSL証明書の詳細確認イメージ

    スマホの場合は、Chromeブラウザでは、画面右下の「…」をタップして、「サイト情報」を選択すると、セキュリティ状況を確認できます。Safariブラウザでは、URL左の鍵🔓マークが暗号化されたサイトであることを示しています。

    通常、ウェブサーバとブラウザ間の通信はHTTPを使用しますが、HTTPではデータの暗号化やサーバの認証を行いません。SSLを利用した暗号化通信によって、これらのセキュリティリスクを軽減します。

    販売所・税金など必須知識

    取引所で口座を開設し二段階認証を設定したら、いよいよ仮想通貨を取引していくわけですが、ここでは、売買を行う際に初心者が知っておくべきことを解説します。

    どれくらいの資金が必要?

    冒頭で述べた通り、ビットコインの価格は高騰しており、現在1BTCあたり約1,000万円を推移しています。

    これを聞いて、最低でも1,000万円ないと購入できないのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。各取引所で最低売買単位が定められており、SBI VCトレードの取引所は0.00000001 BTC(約1円)です。コインチェックの販売所に至っては500円となっており、かなり小額から取引が可能です。

    これはビットコインに限らずアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)にも同じことが言えます。

    取引所と販売所の違い

    ビットコインを売買する際には、「取引所」と「販売所」という二つの手段があります。以下では、取引所と販売所の主な違いを探り、どちらがあなたのニーズに最適かを判断するための情報を提供します。

    誰と取引するか

    販売所: ビットコインの販売所では、交換業者自身が取引の相手方となります。この方式は、一般的な店頭販売に似ており、業者が提供する価格で直接購入する形式です。
    取引所: ビットコインの取引所では、他の投資家が取引の相手方となります。これは株式市場に似たシステムで、オーダーブックを介してユーザー同士が市場価格で直接取引を行います。

    注文方法

    販売所: 販売所での注文は、購入したい仮想通貨の銘柄と数量を指定するだけで完了します。価格を指定することはありません。例えば、「ビットコインを0.01BTC買いたい」といった注文が可能です。
    取引所: 取引所では、購入したい仮想通貨の銘柄と数量、加えて希望する価格を指定して注文を出します。価格がマッチした場合にのみ取引が成立します。

    スプレッドの影響

    取引所と販売所の間で重要な違いの一つが「スプレッド」です。スプレッドとは、買い値と売り値の差額を指し、この差が大きいほど交換業者はより多くの利益を得ます。一般的に、販売所は取引所に比べてスプレッドが広く設定されているため、販売所での取引はコストが高くなりがちです。このため、販売所の利用時はスプレッドに注意して選択することが重要です。

    仮想通貨取引には確定申告が必要?

    仮想通貨取引による所得には、原則として雑所得に区分され、税金がかかります。給与所得や退職所得以外の所得金額(仮想通貨による所得を含む)の合計額が20万円を超える場合、確定申告が必要があります。どのような税金計算が必要になるのか、最低限抑えておきましょう。

    様々な取引の種類がある仮想通貨投資において、タイミングで利益が発生するのかをしっかりと理解している人は少ないかと思います。気づかないうちに多額の利益が出ていて、実は確定申告が必要だったといった事態にならないように、各取引における利益が発生するタイミングも確認しておきましょう。

    関連:【確定申告特集1】知っておきたい仮想通貨にかかる税金を税理士が解説|Aerial Partners寄稿

    まとめ

    本記事では、仮想通貨(ビットコイン)投資を始めるに当たって具体的な進め方、基本戦略、注意点といった重要な知識まで、仮想通貨を始めるために知っておくべき情報を解説しました。仮想通貨取引所の口座開設から始めて、投資家として第一歩を踏み出しましょう。

    記事の監修

    各務 貴仁各務 貴仁
    株式会社CoinPost 代表取締役CEO、株式会社SUDACHI Tech 代表取締役、一般社団法人WebX実行委員会 理事。
    2017年に日本最大(2024年現在)の暗号資産・Web3メディアCoinPost、2023年よりグローバルカンファレンスWebXを立ち上げる。また、次世代テックを活用した福祉事業Wave3やWeb3に特化した開発支援事業SUDACHI Techも展開する。
    2024年には、経済産業省「Web3.0・ブロックチェーンを活用したデジタル公共財等構築実証事業」にて有識者委員として選任される。

    関連記事

    銘柄別 テーマ別

    本記事は企業の出資による記事広告やアフィリエイト広告を含みます。CoinPostは掲載内容や製品の品質や性能を保証するものではありません。サービス利用やお問い合わせは、直接サービス提供会社へご連絡ください。CoinPostは、本記事の内容やそれを参考にした行動による損害や損失について、直接的・間接的な責任を負いません。ユーザーの皆さまが本稿に関連した行動をとる際には、ご自身で調査し、自己責任で行ってください。

    CoinPost App DL
    注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
    11:00
    週刊仮想通貨ニュース|XRPやSOLOなどの価格高騰に高い関心
    今週は、仮想通貨XRPやSOLOなどの価格高騰、ビットコイン売却観測に対するマイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長の対応、ビットコイン長期保有者の売却に関するニュースが最も関心を集めた。
    11/30 土曜日
    20:10
    ビットコインは今後どうなる?2025年に向けた注目点、価格予測
    ビットコインは2024年初から高騰して1400万円を突破し10万ドルに迫る。トランプ大統領の返り咲きと政権交代、ETF上場、FRBの金融緩和という3つの大きな変化を背景に、主要金融機関は2025年の価格予測を公開。機関投資家の参入と半減期後の需給動向から、今後の展望を徹底解説します。
    13:35
    米FRB利下げが仮想通貨・株式市場に与える影響は? バイナンスリサーチ分析
    バイナンスリサーチが、FRBの利下げがビットコインなど仮想通貨や株式市場に与える影響を分析するレポートを発表した。
    11:45
    フランス高級デパートが仮想通貨決済を導入、バイナンスペイなどと提携
    フランスの高級デパート「プランタン」は今週、欧州初の事例として仮想通貨決済を導入することを発表した。
    10:50
    ロシア、仮想通貨マイニングに課税制度を導入 プーチン大統領が法律に署名
    ロシアで仮想通貨マイニング収益への課税を規定する法律が成立した。ロシアは国際取引での仮想通貨決済も限定的に解禁している。
    10:10
    承認間近か、リップルのステーブルコイン「RLUSD」 ニューヨークで
    FOXビジネスの29日の報道によれば、米ニューヨーク州の金融規制当局が、リップル社の新しいステーブルコイン「RLUSD」を承認する可能性が高まっている。ニューヨーク州金融サービス局は、12月4日を目処にRLUSDを承認する見込みだという。
    09:25
    「今日のミームは明日のETFになる」ドージコイン現物ETFの実現可能性は? アナリストが見解
    ドージコインは元々ジョークとして始まったが、現在では時価総額約620億ドルの第7位の仮想通貨に成長。アメリカの新政権の動きや仮想通貨規制の進展を背景に、ドージコインETF承認への期待が高まる中、ウォール街の反応や今後の展望を探る。
    08:20
    9.2億円で落札したバナナのアート、トロンのサン氏が試食
    仮想通貨トロンの創設者であるジャスティン・サン氏が、ダクトテープで壁に貼り付けられたバナナという概念的なアート作品「コメディアン」を9.2億円で落札し、世界中から注目を集めた。
    07:40
    Hyperliquid、早期ユーザーにエアドロップ実施
    L1ブロックチェーンやDEXを提供するHyperliquidは、仮想通貨HYPEのエアドロップを実施。Hyperliquidは公平な金融システムの構築を目指すプロジェクトである。
    07:05
    400回以上の死亡宣言を乗り越えたビットコイン、10万ドルに向かって反発
    仮想通貨ビットコインは400回以上「死亡」宣告されながらも、驚くべき復活と成長を遂げている。単なる通貨や投資手段を超えた存在となり、従来の金融システムに挑戦する技術として認識されつつある。
    06:30
    仮想通貨XRP、17%以上の上昇 現物ETF実現とリップル裁判取り下げへの期待が背景
    仮想通貨XRPが30日、2021年5月以来の高値を記録した。最近のXRPの価格続伸は、現物ETFの可能性と米証券取引委員会の今後の変化への期待に支えられている模様だ。
    11/29 金曜日
    18:00
    メタマスクの使い方、仮想通貨の送金や交換、便利機能を図解で簡単に
    MetaMaskのインストール方法から送金手順、暗号資産(仮想通貨)取引所への送金や取引所からの出庫方法、セキュリティ対策までを初心者向けに詳しく解説。自己管理型ウォレットの基本知識を身に付けましょう。
    14:30
    「ステーブルコインは最初のキラーアプリ」=スタンダード・チャータード銀レポート
    英大手スタンダード・チャータード銀行は、Zodia Marketsと共同執筆したステーブルコインに関するレポートで、近年、仮想通貨取引以外の用途にステーブルコインが使用されるケースが顕著に増加しており、「仮想通貨初のキラーアプリ」となる可能性が高いと指摘した。
    13:40
    日本主権型L1チェーン、「Japan Smart Chain」開発スタート
    千葉工業大学学⻑の伊藤穰一氏らが新企業を設立し、日本の環境に最適なイーサリアム互換L1ブロックチェーンを開発すると発表した。
    10:30
    中国の裁判所、仮想通貨による賃金支払いを違法と判断
    中国深センの裁判所が仮想通貨による賃金支払いを違法と判断した。一方上海の裁判所は仮想通貨を個人で所有することは合法と明言している。

    通貨データ

    グローバル情報
    一覧
    プロジェクト
    アナウンス
    上場/ペア
    イベント情報
    一覧
    2024/12/01 09:30 ~ 20:00
    東京 墨田区文花1丁目18−13
    重要指標
    一覧
    新着指標
    一覧