CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨(ビットコイン)取引はいくらから可能?初心者おすすめ取引方法や取引所について解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

2024年に米国でビットコイン現物ETF(上場投資信託)が発売され、継続的な資金流入により、ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」は、ETF市場の資金流入ランキングでナスダック指数連動型ETF「QQQ」を上回る4位にランクイン。この中で、ビットコイン価格も上昇を続け、24年7月時点に7万ドル前後を付けています。

ビットコインを保有するには1000万円以上の資金が必要だと思われるかもしれません。しかし、ビットコインは誰でも手軽に保有できる金融資産の1つです。今回は、仮想通貨(ビットコイン)取引に必要な最低資金について説明し、少額取引に向けた取引方法や取引所についても解説していきます。

目次
  1. ビットコインの少額取引、必要最低資金は?
  2. ビットコインの少額取引で利益を狙う
  3. ビットコイン取引所の特徴比較・早見表
  4. ビットコインの少額取引にかかる費用
  5. ビットコインの少額取引が出来るおすすめ取引所
  6. まとめ:まずは1,000円からビットコインを少額取引

1.ビットコインの少額取引、必要最低資金は?

仮想通貨の代表格であり、最も目にする機会が多いであろうビットコインの価格は、1BTC換算で表示されています。たしかに、1BTCを購入するのであれば、1000万円の資金がなければ保有できません。

しかし、実際に仮想通貨取引所で取引を行う場合、「0.01BTC」「0.001BTC」と1BTC以下の価格でも購入可能です。つまり、1BTCあたりの価格の100分の1、1,000分の1などの少額からでも取引でき、中には1円から購入できる取引所も存在します。これは、アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)にも同じことが言えます。

資金が十分にある方でも、ますは少額から取引を始め、少しずつ経験を積んでいくことをおすすめします。

主要なビットコイン取引所の最低取引単位・一覧

仮想通貨取引時に必要な資金は、サービスによって異なります。ここでは、各取引所の特徴を踏まえた上で、特徴を比較します。

ビットコイン取引所の特徴比較・早見表

おすすめ
取引所
最低取引単位 おすすめポイント アプリの特徴 販売所 銘柄数 取引所 銘柄数 取引所手数料 入金手数料 出金手数料 出庫手数料 詳細 備考
1
仮想通貨取引所 SBI VCトレード
SBI VCトレード
販売所:0.0001 BTC
取引所:0.000001 BTC
販売所のスプレッドが比較的狭い
入出金・出庫手数料無料
取引所やレバ
各種サービスを一括管理
23 7 Maker:-0.01%
Taker:0.05%
無料 無料 無料
2
仮想通貨取引所 コインチェック
コインチェック
販売所:500円相当額以上
取引所:500円相当額以上
BTC取引所の
手数料無料
アプリDL数
累計650万ダウンロード
28 9 Maker:0.000%
Taker:0.000%
0円~1018円 407円 0.001 BTC
3
仮想通貨取引所 BitTrade
BitTrade
販売所:0.0005 BTC
取引所:0.00001 BTC かつ 2 JPY
BTC/JPY
取引所取引手数料が無料
収益の分析機能があり
週単位や月単位で振り返り可
38 24 BTC/JPY
取引手数料が無料
クイック入金:無料(ペイジー入金を除く)
振込入金/ペイジー入金/コンビニ入金:振込手数料お客様負担
330円(税込) 0.0005 BTC

2.ビットコインの少額取引で利益を狙う

少額取引でも十分な利益を狙える取引方法は存在します。それが以下の2つです。

1積立投資
2レバレッジ取引

2-1 定期的に購入する積立投資

積立投資とは、一定の間隔を保ちながら金融資産を購入し、長期保有する投資方法です。株式投資やFXと同様に、仮想通貨取引においても、一度で多額の資金を投機する必要はありません。

毎週、あるいは毎月、一定額分を購入し続け、長期的に通貨を保有する「ドルコスト平均法」という投資戦略があるのです。例えば、毎週1,000円分ずつ購入した場合、1年間で50,000円ほど積立できます。

また、購入する日をあらかじめ決めておくので、常に相場に張り付く必要がなく、ある程度放置することも可能です。そのため、積立投資は特に仮想通貨初心者や本業が忙しい方へおすすめできる投資方法です。

即実践できる、相場に左右されない積立投資|ドルコスト平均法とは
投資未経験者でもすぐに実践でき、リスク回避をしつつリターンを見込める投資手法「ドルコスト平均法」について解説。
仮想通貨相場の安定した稼ぎ方|複数の取引所を開くメリットと分散投資のすすめ
相場の不確実性から発生しうるリスクを回避するにはどうしたらよいのか。投資初心者向けに積立投資、複数口座から投資と2つの観点から解説。

2-2 短期間で大きな利益を狙えるレバレッジ取引

レバレッジ取引とは、取引所の定めるレバレッジをかけて、少ない資金で大きな資金を動かす取引方法です。国内の取引所では、最大2倍までのレバレッジをかけることができます。

ただ、レバレッジは大きな利益を狙える反面、損失額も相応に大きくなるため、リスク管理の徹底が必要です。まずは、通常の取引で十分な経験を積んだ上で、実践することをおすすめします。

ビットコインのショートポジション活用法と資産運用のためのレバレッジ取引
レバレッジ取引は、少ない資金で倍率をかけることで資金効率に秀でる一方、大きなリスクも内包する。適切なレバレッジ取引の方法を解説。

3.ビットコインの少額取引にかかる費用

株式投資やFXと同様に、仮想通貨取引でも通貨購入費用以外に、さまざまな場面で別途費用が発生します。仮想通貨取引にかかる費用は、大きく分けて以下の3つです。

1入金、出金手数料
2仮想通貨の購入資金
3取引手数料とスプレッド

3-1 取引手数料とスプレッド

仮想通貨取引所に対して支払う取引手数料については、利用する取引所によって異なりますが、一般的には0.1%〜0.3%に設定されています。取引所によっては、手数料は無料で取引が可能です。

しかし、エントリー時に発生するスプレッドが広いこともあるため注意しましょう。

スプレッドとは、取引時で購入、または売却する際に支払う「買値と売値の差額」を指します。スプレッドは購入通貨量によって異なりますが、販売所や取引所で行う全ての取引に発生するため、資金量が増えれば増えるほど、スプレッドを考慮した上でエントリーする必要があります。

3-2 入金、出金の手数料

最後は、自己資金を取引所の口座に移す際、また、口座から個人の銀行口座に移す際、発生する入出金手数料についてです。最近では、入出金手数料が無料の取引所は多いですが、取引所によっては少額(数百円程度)の入出金手数料が発生します。

また、入出金の手段によっては、別途振込手数料が発生する場合もあります。仮想通貨通貨取引における、入出金の方法は主に2つです。

1銀行振込
2クイック入金

銀行振込は最もスタンダードな方法で、お近くの銀行やコンビニなどのATMから取引所口座へ入金、出金を行う方法です。振込手数料は300〜500円ほどかかることが多く、銀行によっては営業時間外の振込は翌日入金、出金になる場合もあります。また、海外在住の方や海外の取引所口座へ送金する場合、数千円の手数料が発生するので注意しましょう。

クイック入金とは、パソコン、携帯電話、ATMなどから直接取引所へ送金できる金融サービスです。24時間365日対応しており、金融機関の営業時間に左右されず、入金が行えます。また、一部の取引所を除き、振込手数料無しで送金可能です。非常に手軽に入金し、すぐに取引を始めることができるため、初心者にもおすすめできます。

仮想通貨の少額投資に

4.ビットコインの少額取引が出来るおすすめ取引所

前述のように、仮想通貨取引時に必要な資金は、取引所によってかなり異なります。ここでは、各取引所の特徴を踏まえた上で、どの取引所が初心者におすすめか解説します。

1SBI VCトレード
東証プライム市場に上場しているSBIホールディングス傘下のSBI証券は、国内最大手のネット証券として知られる。SBIVCトレードは金融ノウハウを生かし、安心して取引できる取引所として評価されており、手数料の低さなどで個人投資家から支持を受ける。
販売所のスプレッドが狭い、指値を使える
入出金・暗号資産の出庫手数料無料
レバレッジ取引・貸コインなど豊富な機能
主なサービス
スマホ対応
基本サービスは全てスマホ対応。PCは「トレーダーモード」でさらに高機能に。
セキュリティ
金融大手SBIグループとして最新鋭のセキュリティ。住信SBIネット銀行との連携で入出金がスムーズ
取扱銘柄
23種類

こんな人におすすめ

運営企業への信頼を重視し、投資を始めて徐々にその範囲を広げたい方、ストレスフリーでビットコインを購入し、レンディングや積立などの便利なサービスを活用したい方に理想的です。申込は最短5分で完了し、「最短当日」には口座開設が完了します。

2 コインチェック
コインチェックは、2012年に創業されてから仮想通貨業界をけん引してきた金融庁認可00014号の仮想通貨交換業者。東証一部上場のマネックスグループの傘下に、経営基盤とセキュリティも強化。
未経験者にも使いやすいUI/UX
取引所のBTC取引手数料無料
アンケート回答等で貯めたポイントをBTCに交換可能
主なサービス
スマホ対応
保有資産や価格変動がわかりやすい。スマホでもブラウザから取引所を利用可能
セキュリティ
マネックスグループ入り後のセキュリティ強化により暗号資産交換業者の登録を完了。
取扱銘柄
29種類

こんな人におすすめ

ビットコイン投資をお得に始めたい方、マネックス証券やマクロミルのポイントシステムと連携し、1ポイントを1円として使用可能で、持ち出し資金ゼロから投資をスタートできます。さらに、BTC取引所での手数料も無料です。

3.BitTrade
ブロックチェーン技術とセキュリティーシステムの強みを活かし、様々な事業者に向けて技術提供を支援。暗号資産投資を2円*から始められる。(※取引所)。サービス開始以来ハッキング0件。システム監視を24時間365日実施。
利益の分析機能があり、週単位や月単位で振り返り可
貸して増やす・貸暗号資産を適時募集
BTC含む取引所の取引手数料が無料
主なサービス
スマホ対応
シバイヌ、ドージコインなどの暗号資産(仮想通貨)取引、チャート確認、ウォレット管理ができる
セキュリティ
サービス開始以来ハッキング0件
取扱銘柄
41種類

ココが便利

口座開設申込は最短5分で完了。ビットコインやイーサリアムなどの積立、レンディングも備える。取引所でビットコインの取引手数料が無料、2円という少額から投資を始められます。

5.まとめ:まずは1,000円からビットコインを少額取引

今回は、初心者の方向けに、仮想通貨取引が可能な最低資金や取引方法について説明しました。結論、おすすめした取引所であれば、1,000円を自己資金として用意するだけで取引を始めることができます。

また、積立投資やレバレッジ取引を活用することで、少額な資金であっても大きな利益を見込めるでしょう。振込手数料や入出金手数料など、仮想通貨購入以外でも資金が必要になる場合があります。口座開設前に、あらかじめ取引所について調べてから開設することがおすすめです。

いきなり用意した自己資金を全て投資するのではなく、まずは少額の投資から初めて仮想通貨市場について勉強していくことでリスクを最小限に抑えつつ成長していくことができます。

この記事の監修

各務 貴仁各務 貴仁
株式会社CoinPost 代表取締役CEO、株式会社SUDACHI Tech 代表取締役、一般社団法人WebX実行委員会 理事。
2017年に日本最大(2024年現在)の暗号資産・Web3メディアCoinPost、2023年よりグローバルカンファレンスWebXを立ち上げる。また、次世代テックを活用した福祉事業Wave3やWeb3に特化した開発支援事業SUDACHI Techも展開する。
2024年には、経済産業省「Web3.0・ブロックチェーンを活用したデジタル公共財等構築実証事業」にて有識者委員として選任される。

関連記事

銘柄別 テーマ別
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア