CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨(ビットコイン)取引はいくらから可能?初心者おすすめ取引方法や取引所について解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米国を中心とした大企業や機関投資家の参入により、一時はバブルの様相を呈した暗号資産(仮想通貨)市場。ビットコイン(BTC)は、21年11月に過去最高値である770万円を記録しました。このビットコインを保有するために、数百万円のお金を用意しないと取引出来ないと思っている方も、中にはいらっしゃるかもしれません。

しかし、ビットコインは誰でも手軽に保有できる金融資産の1つです。今回は、仮想通貨(ビットコイン)取引に必要な最低資金について説明し、少額取引向けの取引方法や取引所についても解説していきます。

目次
  1. ビットコインの少額取引、必要最低資金は?
  2. ビットコインの少額取引で利益を狙う
  3. ビットコインの少額取引にかかる費用
  4. ビットコインの少額取引が出来るおすすめ取引所
  5. まとめ:まずは1,000円からビットコインを少額取引

1.ビットコインの少額取引、必要最低資金は?

仮想通貨の代表格であり、最も目にする機会が多いであろうビットコインの価格は、1.0BTC換算で表示されています。つまり、1BTC購入するのであれば、数百万円の資金がなければ保有することはできません。

しかし、実際に仮想通貨取引所で取引を行う場合、「0.01BTC」「0.001BTC」と1BTC以下の価格でも購入可能です。つまり、1BTCあたりの価格の100分の1、1,000分の1などの少額からでも取引でき、中には1円から購入できる取引所も存在します。これは、アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)にも同じことが言えます。

資金が十分にある方でも、ますは少額から取引を始め、少しずつ経験を積んでいくことをおすすめします。

2.ビットコインの少額取引で利益を狙う

少額取引でも十分な利益を狙える取引方法は存在します。それが以下の2つです。

1積立投資
2レバレッジ取引

2-1 定期的に購入する積立投資

積立投資とは、一定の間隔を保ちながら金融資産を購入し、長期保有する投資方法です。株式投資やFXと同様に、仮想通貨取引においても、一度で多額の資金を投機する必要はありません。

毎週、あるいは毎月、一定額分を購入し続け、長期的に通貨を保有する「ドルコスト平均法」という投資戦略があるのです。例えば、毎週1,000円分ずつ購入した場合、1年間で50,000円ほど積立できます。

また、購入する日をあらかじめ決めておくので、常に相場に張り付く必要がなく、ある程度放置することも可能です。そのため、積立投資は特に仮想通貨初心者や本業が忙しい方へおすすめできる投資方法です。

即実践できる、相場に左右されない積立投資|ドルコスト平均法とは
投資未経験者でもすぐに実践でき、リスク回避をしつつリターンを見込める投資手法「ドルコスト平均法」について解説。
仮想通貨相場の安定した稼ぎ方|複数の取引所を開くメリットと分散投資のすすめ
相場の不確実性から発生しうるリスクを回避するにはどうしたらよいのか。投資初心者向けに積立投資、複数口座から投資と2つの観点から解説。

2-2 短期間で大きな利益を狙えるレバレッジ取引

レバレッジ取引とは、取引所の定めるレバレッジをかけて、少ない資金で大きな資金を動かす取引方法です。国内の取引所では、最大2倍までのレバレッジをかけることができます。

ただ、レバレッジは大きな利益を狙える反面、損失額も相応に大きくなるため、リスク管理の徹底が必要です。まずは、通常の取引で十分な経験を積んだ上で、実践することをおすすめします。

ビットコインのショートポジション活用法と資産運用のためのレバレッジ取引
レバレッジ取引は、少ない資金で倍率をかけることで資金効率に秀でる一方、大きなリスクも内包する。適切なレバレッジ取引の方法を解説。

3.ビットコインの少額取引にかかる費用

株式投資やFXと同様に、仮想通貨取引でも通貨購入費用以外に、さまざまな場面で別途費用が発生します。仮想通貨取引にかかる費用は、大きく分けて以下の3つです。

1入金、出金手数料
2仮想通貨の購入資金
3取引手数料とスプレッド

3-1 取引手数料とスプレッド

仮想通貨取引所に対して支払う取引手数料については、利用する取引所によって異なりますが、一般的には0.1%〜0.3%に設定されています。取引所によっては、手数料は無料で取引が可能です。

しかし、エントリー時に発生するスプレッドが広いこともあるため注意しましょう。

スプレッドとは、取引時で購入、または売却する際に支払う「買値と売値の差額」を指します。スプレッドは購入通貨量によって異なりますが、販売所や取引所で行う全ての取引に発生するため、資金量が増えれば増えるほど、スプレッドを考慮した上でエントリーする必要があります。

3-2 入金、出金の手数料

最後は、自己資金を取引所の口座に移す際、また、口座から個人の銀行口座に移す際、発生する入出金手数料についてです。最近では、入出金手数料が無料の取引所は多いですが、取引所によっては少額(数百円程度)の入出金手数料が発生します。

また、入出金の手段によっては、別途振込手数料が発生する場合もあります。仮想通貨通貨取引における、入出金の方法は主に2つです。

1銀行振込
2クイック入金

銀行振込は最もスタンダードな方法で、お近くの銀行やコンビニなどのATMから取引所口座へ入金、出金を行う方法です。振込手数料は300〜500円ほどかかることが多く、銀行によっては営業時間外の振込は翌日入金、出金になる場合もあります。また、海外在住の方や海外の取引所口座へ送金する場合、数千円の手数料が発生するので注意しましょう。

クイック入金とは、パソコン、携帯電話、ATMなどから直接取引所へ送金できる金融サービスです。24時間365日対応しており、金融機関の営業時間に左右されず、入金が行えます。また、一部の取引所を除き、振込手数料無しで送金可能です。非常に手軽に入金し、すぐに取引を始めることができるため、初心者にもおすすめできます。

4.ビットコインの少額取引が出来るおすすめ取引所

前述のように、仮想通貨取引時に必要な資金は、取引所によってかなり異なります。ここでは、各取引所の特徴を踏まえた上で、どの取引所が初心者におすすめか解説します。

4-1 手数料無料ならGMOコイン

次は、国内取引所の中でトップクラスの人気を誇るGMOコインについてです。

GMOコインは、必要最低資金が非常に少額であることに定評があります。口座への最低入金額は1,000円/回で、各種手数料は全て無料です。さらに、24時間365日取引でき、APIを使った自動売買取引なども魅力的でしょう。1,000円あればいつでもどこでも取引できるGMOコインは、少しでも費用を抑えたい方へとてもおすすめの取引所です。

多様な仮想通貨取引が可能なGMOコイン 初心者にもおすすめな理由とは
東証1部上場企業「GMOインターネット」グループ運営の仮想通貨取引所GMOコインの特徴や初心者におすすめできる魅力を解説。

4-2 SBIVCトレード

SBI VCトレード株式会社は2017年5月26日に設立され、仮想通貨の交換・取引サービス、システムの管理・運営を行う仮想通貨(暗号資産)取引所です。

親会社のSBIホールディングスは東証プライム上場企業。ネット証券No.1の「SBI証券」を擁するなど、国内最大級の金融コングロマリットとしても知られています。

2020年10月には、2017年に設立されヤフーグループの完全子会社として暗号資産取引所を運営するTaoTao株式会社もSBIホールディングス傘下に入りました。

SBI VCトレードは、暗号資産・ブロックチェーン事業者向けのエンタープライズサービスを開発・提供するGincoとの共同開発で、暗号資産を利用せず日本円だけでNFT(非代替性トークン)売買可能なウォレットサービス「SBI Web3ウォレット」を開発するなど、NFT関連事業にも意欲的です。

購入したNFTは、SBI VCトレードがカストディサービスとして預かる仕組みを採用しており、専門知識の必要なデジタルウォレット管理が簡略化されるメリットがあります。

グループ会社のSBINFT株式会社は、株式会社スマートアプリが開発していたNFTマーケットプレイス「nanakusa」をリブランディングする形で誕生した「SBINFT Market」を運営しており、「SBI Web3ウォレット」とも高いシナジーが見込めます。

5.まとめ:まずは1,000円からビットコインを少額取引

今回は、初心者の方向けに、仮想通貨取引が可能な最低資金や取引方法について説明しました。結論、おすすめした取引所であれば、1,000円を自己資金として用意するだけで取引を始めることができます。

また、積立投資やレバレッジ取引を活用することで、少額な資金であっても大きな利益を見込めるでしょう。振込手数料や入出金手数料など、仮想通貨購入以外でも資金が必要になる場合があります。口座開設前に、あらかじめ取引所について調べてから開設することがおすすめです。

いきなり用意した自己資金を全て投資するのではなく、まずは少額の投資から初めて仮想通貨市場について勉強していくことでリスクを最小限に抑えつつ成長していくことができます。

ビットコイン投資の始め方はこちらをチェック

様々な仮想通貨を購入したい方は、取引所別の取り扱い銘柄を確認してみてください。

ビットコインETF特集
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/27 土曜日
13:00
BAYCで知られるYuga Labs、事業再編でチームメンバー削減 
Yuga Labsは、事業再編の一環としてチームメンバーの一部を削減した。「より小規模で機敏でクリプト・ネイティブなチーム」にする意向だ。
10:30
米国で仮想通貨発行の推奨事項5ヶ条、a16z明かす
大手ベンチャーキャピタルa16zは、米国で仮想通貨トークンを発行する際の推奨事項を挙げた。特に証券性など米SECをめぐる対処を中心としている。
09:30
ビットコインRunesデビュー1週間、200億円以上の手数料生み出す
手数料については、ミーム仮想通貨取引への高い需要が原因で、4月初めの5ドルから平均40ドルまで高騰している。ビットコインのマイニング報酬が半減し、収益が大幅に減少する見通しとなっていた採掘業者にとっては朗報だ。
08:00
半減期後のBTCのリターン、Nansen主席アナリストが分析
半減期後の仮想通貨ビットコインのリターンを、ブロックチェーン分析企業Nansenの主席リサーチアナリストが分析。半減期後250日までが最もリターンが高いという。
07:30
円安158円台に、米ハイテク株高 来週FOMC金利発表|金融短観
本日の米国株指数は反発。エヌビディアやアルファベットなど大手IT株がけん引役となった。前日発表の米1-3月期GDPは予想を下回って悪材料となっていたが、昨夜発表の米3月PCEデフレーターはほぼ予想通りだった。
05:55
パンテラ、FTXの仮想通貨ソラナを追加取得
FTX破産財団はこれまですでにロックアップされた仮想通貨SOLの約3分の2を手放した。その多くは4年後に完全にアンロックされる見込みだ。
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。
07:35
ETHの証券性巡りConsensysがSECを提訴
仮想通貨イーサリアムは証券ではないとの判断などを裁判所に要請するため、 Consensysが米SECを提訴。同社は事前にウェルズ通知を受け取っていた。
07:15
米SEC、イーサリアム現物ETF申請を非承認する可能性高まる
イーサリアム現物ETFの米国での承認は不透明。SECとの一方的な会合や訴訟の影響で、2024年後半までの承認延期が予想されETH今後の価格に下落圧力がかかっている状況だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア