はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン1730万円台回復、利下げ期待で反発も来週CPI警戒|bitbankアナリスト寄稿

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

今週の週次レポート

国内大手取引所bitbankのアナリスト長谷川氏が、今週の暗号資産(仮想通貨)ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。


目次
  1. ビットコイン・オンチェーンデータ
  2. bitbank寄稿

ビットコイン・オンチェーンデータ

BTC取引数

BTC取引数(月次)

アクティブアドレス数

アクティブアドレス数(月次)

BTCマイニングプールの送金先

取引所・その他サービス

bitbankアナリスト分析(寄稿:長谷川友哉)

今週の週次レポート:

今週のビットコイン(BTC)対円相場は戻りを試す展開となり、8日正午時点で、1720万円周辺で推移している。

1日の米雇用統計が下振れたことに加え、直近2カ月の雇用者数が大幅に下方修正されたことを受け、先週のBTC円は1700万円台中盤から一時1650万円近辺まで下落していた。

週明けは1700万円を窺う展開で始まるも、決定的な材料に欠けるなか、小動きが続いたが、5日に全米供給管理協会(ISM)が発表した非製造業PMIが下振れると、景気後退懸念が相場の重石となり、1660万円まで下落した。

一方、この日はトランプ大統領が、8日に退任するクグラーFRB理事の後任を今週中に指名するとしたほか、国家経済会議委員長でトランプ政権の上級顧問を務めるハセット氏が次期FRB議長になる可能性が浮上し、BTCは切り返した。

FRB人事のハト派傾斜による利下げ期待で、6日の相場は1700万円まで戻すと、7日にはトランプ大統領が401(k)でビットコインを含むオルタナティブ資産への投資を許可する大統領令に署名する見通しと報じられ、BTCは1700万円の上抜けに成功。さらにこの日は、ビットコイン推進派のスティーブン・ミラン氏がクグラーFRB理事の後任として指名されたほか、7月のFOMCで金利据え置きに反対票を投じたウォラーFRB理事が、次期FRB議長の最有力候補として浮上したことも相場の支援となり、1730万円まで水準を戻した。

【第1図:BTC対円チャート(1時間足)】
出所:bitbank.ccより作成

7月の雇用統計を受けてFRBによる9月の利下げ期待が台頭した反面、労働市場失速による景気後退懸念も浮上し、先週末は下値を広げる展開となったBTCだが、今週はFRBの人事変更に加えて、複数のFRB高官から年内の利下げを意識させる発言があり、相場は先週の下げ幅を縮小している。

今月1日からは米国の現物ビットコインETFから3営業日連続で資金の流出が確認されたが、6日からは資金流入が戻ってきており、市場心理も相応に回復したと言えよう。

一方、来週は7月の消費者物価指数(CPI)などのインフレ指標の発表を控えており、市場の利下げ期待に冷水を浴びせる可能性に注意したい。雇用統計の結果を受けてただでさえ景気への懸念に市場が神経質になっているだけに、インフレの加速が示唆されればスタグフレーション懸念が浮上する恐れがある。

また、先月はCPI発表前にポジション調整的な売りが入っていたことから、週明けからBTC相場の上値は重くなってもおかしくない。

市場予想では、CPIは前年比で6月の+2.7%から+2.8%と若干の加速が予想されており、下振れサプライズがない限り来週のBTC相場の上値余地は限定されそうだ。

目先では、テクニカル的な安心感やETFフローの回復で先週の下げ幅をさらに縮小する余地もあるとみているが、高値保ち合いの抵抗帯となっていた11万9000ドル〜12万ドルエリア(約1751万円〜1766万円)が引き続き相場のレジスタンスとなるだろう。

寄稿者:長谷川友哉長谷川友哉(ハセガワ ユウヤ)
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

関連:おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

関連:ビットバンクプラス公式サイト

過去のレポート一覧

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
02/13 金曜日
19:01
墨汁うまい氏、ETHトレジャリー企業のWin-Win構造を解説 BTCとの本質的違いを指摘|Ethereum Shift
TORICO主催「Ethereum Shift 2026」で墨汁うまい氏と國光宏尚氏が登壇。ETHステーキング率30%や機関投資家の参入拡大を根拠に「現在は割安」との見方を示し、ビットコインとの構造的な違いや10年後のビジョンを語った。
18:00
次世代カンファレンス「MoneyX 2026」の後援にブロックチェーン推進協会(BCCC)が決定
2026年2月27日開催の次世代金融カンファレンス「MoneyX」の後援にブロックチェーン推進協会(BCCC)が決定。ステーブルコインの社会実装をテーマに産官学が議論。参加費無料・承認制。
17:00
次世代カンファレンス「MoneyX 2026」の後援に一般社団法人 日本ブロックチェーン協会(JBA)が決定
一般社団法人日本ブロックチェーン協会(JBA)が、次世代金融カンファレンス「MoneyX 2026」の後援に決定。2026年2月27日、ザ・プリンスパークタワー東京にて開催。
16:58
「スローガンより規則を」ENI創業者兼CEOのアリオン・ホー氏がDeFi分散化を語る
CoinDesk Consensus Hong Kong 2026で、ENI創業者兼CEOのアリオン・ホー氏がDeFi分散化の本質を語った。「分散化とは投票の有無ではなく、人為的な単一制御点が残っているかどうかだ」と指摘。DAO、抗審査性、流動性集中など核心的議題について、「100%の自由は自由ではない」と述べ、検証可能なルールの重要性を強調した。
15:19
片山大臣、ブロックチェーン証券決済の実証実験の正式支援を発表 ステーブルコイン活用で競争力強化へ
片山さつき大臣が閣議後会見で、ブロックチェーンとステーブルコインを活用した証券決済の実証実験への政府支援を発表した。金融庁の決済高度化プロジェクトを通じ、国債、社債、株式等の権利移転を円滑化しリアルタイム決済実現を目指す。SBIも独自システムで同様の取り組みを推進する。
15:00
シンプレクス株式会社、次世代カンファレンス「MoneyX 2026」のゴールドスポンサーに決定
2026年2月27日開催の次世代金融カンファレンス「MoneyX」のゴールドスポンサーにシンプレクスが決定。金融機関向けDXやweb3開発の実績を持つ同社が参画。参加費無料・承認制。
14:30
ビジネスカンファレンス「WEB300 Conference」開催、トヨタ会長や楽天創業者らが登壇
2月2日開催の完全招待制カンファレンス「WEB300 Conference」をレポート。豊田章男会長、村上憲郎氏、オードリー・タン氏ら豪華登壇者がAI時代の経営戦略を議論。
14:15
ビッグテック100兆円投資、ビットコインマイナーはAIスーパーサイクルを掴めるか
米ビッグテック4社が2026年に総額100兆円のAI投資を計画する中、BTCマイニング企業は収益悪化を受けAIデータセンター事業へ転換する動きが拡大。電力・インフラを武器に、マイニング企業が「AIスーパーサイクル」の波に乗ることができるか。
14:00
Hashed、次世代カンファレンス「MoneyX 2026」のゴールドスポンサーに決定
MoneyX 2026のゴールドスポンサーにHashedが決定。2026年2月27日、ザ・プリンスパークタワー東京にて開催される次世代金融カンファレンスの最新スポンサー情報をお届けします。
13:42
Soneiumで推し活を資産化へ、ソニー系ファンド、YOAKEに5億円追加出資
ソニーベンチャーズがYOAKE entertainmentに約5億円を追加出資した。ソニー系ブロックチェーン「Soneium」を基盤に、ファンの応援活動を記録・評価し体験として還元する新しいエンターテインメント体験の創出を加速。
13:10
「ビットコインからプライバシー銘柄に5~10%流入」DCG創設者が予想
DCG創設者バリー・シルバート氏が、仮想通貨ビットコインの5-10%がプライバシー重視銘柄に流入すると予想。ゼロ知識証明採用のジーキャッシュに期待を示している。
13:00
株式会社イオレ、次世代カンファレンス「MoneyX 2026」のプラチナスポンサーに決定
MoneyX 2026のプラチナスポンサーに株式会社イオレが決定。2026年2月27日、ザ・プリンスパークタワー東京にて開催される次世代金融カンファレンスの最新スポンサー情報をお届けします。
12:50
米銀行協会が指摘、通貨監督庁の仮想通貨銀行認可に透明性不足
米国銀行協会がOCCに対し、仮想通貨銀行の認可プロセスにおける透明性向上と、ステーブルコイン規制法の完全施行を待つよう求める声明を提出した。
10:45
13ヶ国政府がビットコインマイニングを実施、ヴァンエック報告
ヴァンエックのリサーチ責任者が13ヶ国の政府が国家プロジェクトとしてビットコインのマイニングに従事している実態を明らかにした。エネルギー資源の有効活用や経済的自立を目指している。
10:20
米上場コインチェックグループ10-12月期決算報告、黒字転換
コインチェックグループが2025年10-12月期決算を発表。純利益は4億円で前年同期から黒字転換している。サンジャン氏が次期CEOとなりB2B戦略を促進していく見込みだ。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧