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ビットコイン・イーサリアムの最高値は?2025年末までの価格予測と注目イベントまとめ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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仮想通貨相場の予測

Polymarket(ポリマーケット)やKalshi(カルシ)といった予測市場では、暗号資産(仮想通貨)に関連する予測が活発。本記事では主要な予測市場に基づいた、2025年末までの見通しをまとめます。

主要テーマと予測
  1. ビットコイン・イーサリアムの年内最高値予測
  2. オプション市場が示すBTC・ETHの年末価格予想
  3. 主要アルトコインの現物ETF申請が、米国で承認される可能性
  4. 米国のビットコイン準備金(政策的な購入)

基本情報

初級
予測市場とは
+

将来の出来事について、人々が「賭け」によって予測を行うことで、集団の知見(集合知)を確率として可視化するプラットフォームです。多くの場合、テーマに対して「Yes / No(二択)」の形式でベットし、その賭け金の分布が「起こる確率=市場の期待値」として反映されます。こうした予測データは、世論調査のように社会的な意思を読み取る指標としても一部で注目されています。

なかでもPolymarket(ポリマーケット)は、仮想通貨を用いて参加できる分散型予測市場として、取引量・ユーザー数で業界最大規模。2025年6月には、2億ドル(約290億円)規模の資金調達ラウンドを計画していると報じられ、主導するのは米著名投資家ピーター・ティール氏が率いるFounders Fund。企業評価額は10億ドル(約1,450億円)に達する見込みとされています。

一方、Kalshi(カルシ)は米国商品先物取引委員会(CFTC)の規制下で運営される中央集権型の予測市場で、合法的に「米ドル」でベットできる点が特長です。ただし、米国外からの参加は制限されており、原則として日本在住者は利用できません。

リスク
予測市場の留意点
+
🚫 アクセス・利用に関する法的リスク

日本からのアクセスについて:

  • Polymarket:米国外ユーザーへのサービス提供を想定した設計だが、日本の賭博関連法規との適合性は不明確
  • Kalshi:米国居住者限定サービスのため、日本からの利用は規約違反
  • VPN使用リスク:地理的制限を回避したアクセスは、各プラットフォームの利用規約違反となる可能性
  • 法的不確実性:日本の金融商品取引法や賭博関連法との関係が明確でない

市場の信頼性に関する課題:

  • 相場操縦リスク:大口参加者による意図的な価格操作の可能性
  • 情報の偏り:特定の利害関係者による情報操作への懸念
  • 流動性の問題:参加者が限定的な市場では価格の歪みが生じやすい
  • 予測精度の限界:過去の事例では世論調査や専門家予測と大きく乖離するケースも存在

Polymarketの規制対応と業界の変化:

  • 2022年:CFTCと和解、米国ユーザーへのサービス停止
  • 2024年:米大統領選での急成長と同時に、VPN経由での違法アクセス疑惑で再調査
  • 2025年7月米当局の調査打ち切り、CFTC正式登録による米国再参入の可能性

⚠️ 重要な注意事項

本記事の予測データは情報提供のみを目的としており、投資助言や参加推奨ではありません。予測市場への参加を検討する場合は、居住地の法律および各プラットフォームの利用規約を十分に確認し、必要に応じて専門家にご相談ください。

最終更新:2025年8月15日
データソース:Polymarket、Kalshi、Deribit

ビットコイン・イーサリアムの年内最高値予測

現在価格(2025年8月15日時点)
BTC: 118,800ドル(約1,750万円)| 過去最高値: 1830万円(8月14日)
ETH: 4,600ドル(約68万円)| 過去最高値: 72万円(2021年11月16日)

価格予測について

以下は2025年末までに各通貨が到達する可能性が高い価格帯を、予測市場の確率順にランキング化したものです。確率が高いほど市場参加者の期待が強いことを示します。

ビットコインアイコン ビットコイン(BTC)価格予測 TOP3

Kalshi TOP5
順位 価格帯 予測確率 円換算
1位 13万ドル~ 72% 約1,900万円
2位 14万ドル~ 50% 約2,000万円
3位 20万ドル~ 39% 約3,000万円
4位 15万ドル~ 39% 約2,200万円
5位 16万ドル~ 28% 約2,360万円
Polymarket TOP5
順位 価格帯 予測確率 円換算
1位 12.5万ドル~ 86% 約1,850万円
2位 13万ドル~ 76% 約1,900万円
3位 14万ドル~ 53% 約2,000万円
4位 15万ドル~ 41% 約2,200万円
5位 17万ドル~ 23% 約2,500万円

2025年8月時点、ビットコインは約11.9万ドルで推移し、直近で過去最高値1,830万円(約12.3万ドル)を更新したばかりです。 PolymarketやKalshiでは、「12.5万〜13万ドル台を年末までに維持または突破する」確率が7割〜8割超と高水準。現水準からさらに数千ドルの上昇を見込む層が多く、14万ドル(約2,000万円)突破も過半の確率が示されています。市場は史上最高値圏での値固めと、更なる上方ブレイクの両方を織り込んでいます。

関連:ビットコインは今後どうなる?2025年の価格展望と押さえておきたい注目材料

イーサリアムアイコン イーサリアム(ETH)価格予測 TOP3

Kalshi TOP5
順位 価格帯 予測確率 円換算
1位 5,000ドル~ 79% 約73万円
2位 5,250ドル~ 67% 約77万円
3位 5,500ドル~ 58% 約81万円
4位 5,750ドル~ 54% 約85万円
5位 6,000ドル~ 50% 約88万円
Polymarket TOP3
順位 価格帯 予測確率 円換算
1位 5,000ドル~ 80% 約73万円
2位 6,000ドル~ 50% 約88万円
3位 7,000ドル~ 33% 約100万円
4位 8,000ドル~ 27% 約120万円
5位 1万ドル~ 15% 約150万円

ETHは現在約4,600ドル(約68万円)で、2021年の最高値72万円に迫る水準まで回復しています。 予測市場では、「5,000ドル(約73万円)突破」が8割前後の確率で支持され、次いで5,500〜6,000ドル台も過半の確率を確保。ETH現物ETFやステーキング利回り需要が価格予想を押し上げており、2025年内に過去最高値更新の可能性が視野に入っています。

関連:イーサリアムの価格と将来性を解説|今後の注目ポイントと中長期の成長シナリオ

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オプション市場が示すBTC・ETHの年末価格予想

これは、暗号資産のオプション取引価格から逆算して求めた「満期時に特定価格を超える確率」です。計算にはオプション市場のインプライド・ボラティリティが使われ、投資家の期待やリスク回避行動(ヘッジ)が反映されています。
現実の発生確率とは必ずしも一致しませんが、 「どの価格帯が意識されているか」を知る市場センチメント指標として有効です。

上級
オプション確率データの使い方
+

オプション確率データの使い方

オプション市場の「価格到達確率」は、あくまで市場参加者の取引やヘッジ需要を反映した リスク中立確率です。一般にイメージする確率とは必ずしも一致しません。以下のポイントを参考に活用してください。

単独で未来予測しない

この確率は現実の発生確率そのものではありません。
ETF承認やイベント前などは、特定ストライクへの注文集中で実際より高く見える場合があります。
鵜呑みにすると誤解や過剰な期待を招きます。

市場センチメントを測る

高い確率が出ている価格帯は、市場参加者が意識している節目やヘッジをかけている水準です。
逆に低確率の水準は、ほとんど織り込まれていない可能性があります。

他の予測と組み合わせる

予測市場(Polymarket、Kalshi)やアナリストレポート、オンチェーンデータと照合することで、より現実的な確率レンジを把握できます。
複数ソースで検証すれば、予測の精度向上につながります。

実務での活用例:

短期トレード:イベント前後の市場織り込み度を測定
中長期投資:将来のボラティリティ感や意識される価格帯の把握
リスク管理:高確率水準接近時のポジション調整やヘッジ検討

ビットコイン(BTC)

BTCオプション確率グラフ

出典:Deribit

縦軸:満期時に価格がストライクを超える確率(%)
横軸:ストライク価格(USD)
左端(安い価格)ほど確率は高く、右(高い価格)に進むほど確率は下がる
満期までの期間が長い契約ほど、同じ価格でも確率が高めになりやすい

  • 2025年12月26日満期:120,000ドル(約1,780万円)を超える確率:約70%
  • 2025年12月26日満期:150,000ドル(約2,230万円)を超える確率:約38%
  • 2025年12月26日満期:200,000ドル(約3,000万円)を超える確率:約5.91%

イーサリアム(ETH)

ETHオプション確率グラフ

出典:Deribit

  • 2025年12月26日満期:4,000ドル(約59.5万円)を超える確率:約80%
  • 2025年12月26日満期:7,500ドル(約111万円)を超える確率:約25%
  • 2025年12月26日満期:10,000ドル(約150万円)を超える確率:約6.28%

アルトコインETF申請の承認確率は?

2024年には、ビットコインおよびイーサリアムの現物ETFが米証券取引委員会(SEC)に承認されました。2025年には、トランプ政権の発足により仮想通貨に前向きな規制整備が進行、承認機運は一段と高まっています。

有識者の間でソラナやXRP、ライトコインなどの主要銘柄の現物ETF申請の承認確率が特に高い状況です。

関連:米国アルトコインETFの審査状況一覧 ソラナやXRP・ドージなど

こうした中、予測市場ポリマーケットでも高水準の承認期待が示されています。2025年内にSECが承認する可能性について、参加者の予測は以下のとおりです:

アルトコインETF承認予測

2025年内にSEC(米証券取引委員会)が承認する可能性(Polymarketデータ)

通貨 承認確率 申請状況 判断期限 詳細
エックスアールピー(XRP) 74% 19b-4申請済 2025年7-12月
ライトコイン (LTC) 84% 19b-4申請済 2025年7-12月
ドージコイン (DOGE) 74% 19b-4申請済 2025年7-12月
*なお、カルシでは現時点でアルトコインETFに関する予測市場は開設されていません。

これらの予測は、実際にSECに提出されている19b-4申請に基づいており、各ETFの判断期限は2025年7月から12月にかけて順次訪れる見通しです。特にソラナETFに関しては、バンエックやフィデリティなどがステーキング対応を含む内容で申請を進めており、今後2〜4カ月以内の承認可能性が高まっていると報じられています。

関連:ソラナ(SOL)のおすすめ取引所|将来性・買い方・リスクも総まとめ

米国のビットコイン準備金(政策的な購入)

この予測市場では以下の条件で判定されます:

  • 対象となる行為:米国政府が政策判断に基づいてBTCを新規購入・保有
  • 対象外:犯罪捜査等で押収済みのBTCの保有継続
  • 期限:2025年12月31日まで
  • 判定基準:政府公式発表または信頼性ある報道機関による確認

つまり:既存の押収BTCを売らずに保有するだけでは「準備金政策」とは認められず、積極的な新規購入が必要です。

プラットフォーム 実現確率 備考
Kalshi 18% 押収BTCは除く、政策的な購入のみ対象
Polymarket 19%

出典:Polymarket

この予測は、政府が犯罪捜査などで押収したBTCとは別に、明確な政策判断に基づいてBTCを保有・蓄積するかどうかを対象としています。すでに存在する押収BTCは予測市場で「準備金」とはみなされず、国家戦略として正式にBTCを組み入れる姿勢が示される必要があります。

関連:ビットコイン準備金とは | 米国・各州の法案動向まとめ

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