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仮想通貨の投資方法・資産運用方法を解説|各手法のリスクとリターンまとめ

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仮想通貨の世界には、さまざまな投資・運用方法が存在します。最も一般的な手法は株式などと同様の「取引(トレード)」ですが、それ以外にも「レンディング」や「ステーキング」、DeFi(分散型金融)での資産運用など、従来の金融市場にはない手法も登場しています。

初心者の方は、何から始めていいのか、自分に何が向いているのかがわからないということもあるでしょう。

そこで本記事では、仮想通貨における様々な投資・運用方法を体系的にご紹介します。

取引(トレード)による投資方法

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仮想通貨投資で最も一般的な投資方法は、売買差益を狙うトレードであり、キャピタルゲインに該当します。

対して、株の配当収益や暗号資産(仮想通貨)のレンディング(貸出)の利息収入、ステーキング報酬、エアドロップによる収益は、インカムゲインに該当します。

トレードが利益を生む理由はわかりやすいですが、トレードの中でもいくつかの方法があり、それぞれリスクとリターンが異なるため、自身の投資スタイルと照らし合わせて検討しましょう。

投資前の注意点

株や仮想通貨などの投資を始めるにあたって、各手法ごとに異なるリスクとリターンがあります。また、投資家自身の資金力や投資目的、リスク許容度によっても、適切な選択は変わってきます。初心者の方は、以下のポイントを特に意識しましょう:

1. 余剰資金での資産運用:仮想通貨市場は従来の金融市場と比較して値動きが激しく、初心者投資家にとって大きなストレス要因となりがちです。まずは少額から、余剰資金での資産運用を心がけましょう。

2. 時間効率:社会人で忙しく、日々の相場確認に十分な時間を割くことが難しい兼業投資家の方は、積立投資が効果的な選択肢となります。任意のタイミングで定額購入するドルコスト平均法を活用すれば、安定的な長期投資が可能です。

現物取引

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現物取引は、自己資金で仮想通貨を購入し、値上がりに期待する投資方法です。現物であれば投資額以上の損失が発生しません。

投資家は購入した仮想通貨を暗号資産(仮想通貨)取引所内で保管するか、メタマスクなどのデジタルウォレットで管理するかを選択できます。

特筆すべきは、現物取引だけでも十分な利益機会が存在することです。例えばビットコインは、過去10年で200倍以上(2024年12月9日時点)の価格上昇を記録しており、従来の金融商品と比較しても高いリターンを実現してきました。

まずは販売所と取引所の違いや、どのような取引所があるのかを押さえておきましょう。

レバレッジ取引

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証拠金(レバレッジ)取引は、取引所から資金を借り入れて行う投資方法であり、株でいう信用取引に該当します。

主にビットコインFXなどで利用され、テコの原理で少額の証拠金で大きな取引が可能となります。この手法では利益も損失も通常の取引の倍率分となるため、リスク管理が特に重要です。

国内外の取引所はロスカット(強制清算)制度を設けており、また借入金に対する手数料も発生するため、中・上級者向けであり、これらのコストを考慮した運用が必要です。

複利効果を活用した運用方法

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仮想通貨投資においても、従来の金融市場と同様に、複利効果を活用した資産形成が可能です。

これらの手法は、保有する仮想通貨を活用して定期的な収益を得ながら、その収益を再投資することで資産の長期的な成長を図ることができます。

レンディング

lending

レンディングは、長期保有する仮想通貨を貸し出すことで利息収入を得る手法です。

この仕組みは従来の定期預金に類似していますが、2024年11月時点で年利5~10%程度の高金利が期待できる点が特徴です。

ただし、取引所や通貨によって金利条件が異なるため、投資前の比較検討が重要となります。

ステーキング

Staking

ステーキングは、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)方式の仮想通貨保有者が報酬を得られる仕組みです。

一般的には取引所を通じたステーキングが利用され、原則としてロック期間がない柔軟性が特徴です。

取引所によって手数料体系が異なるため、実質的な報酬率を比較した上で選択することをおすすめします。

DeFiの活用

defi

分散型金融(DeFi)を活用した運用方法は、従来の金融システムに依存せず、ブロックチェーン上で直接取引を行うことができます。

これまで紹介した「レンディング」や「ステーキング」に加え、DEX(分散型取引所)に仮想通貨を預け入れることで取引の流動性を提供し、その見返りとして報酬を得られる「ファーミング」という仕組みもあります。

他の投資手法と比べて効率的に利益を得られる可能性がある一方で、プラットフォームのセキュリティリスクには特に注意を払う必要があります。

新しい仮想通貨の活用方法

  New uses of cryptourrency

ブロックチェーン技術の進化により、従来の金融市場では実現できなかった全く新しい収益機会が生まれています。

これまで紹介してきた手法の多くは、既存の金融商品の仕組みを発展させたものでした。例えば、レンディングは銀行の定期預金に、ステーキングは普通預金に類似しています。

一方で、ブロックチェーンならではの特徴を活かした新しい仮想通貨の活用方法も生まれてきています。これらは単なる投資手法としてだけでなく、新しい経済圏の形成にも貢献しており、従来の投資の枠組みを超えた可能性を提供しています。

ゲームで稼ぐ

BCG

ゲームを通じて仮想通貨を獲得できる新しい収益モデルは、従来のゲーム体験に経済的価値を付け加え、ゲーム内での活動による報酬獲得やNFTを活用したアイテム取引が可能になっています。

ただし、ゲーム経済の持続可能性が収益機会の継続に直接影響するため、プロジェクトの選択には慎重な判断が求められます。

NFTの資産運用

NFT

NFT(非代替性トークン)は、デジタルデータに唯一性を持たせた「代替不可能なトークン」です。

通常の仮想通貨やお金は同じ価値で交換可能ですが、NFTは美術品のように代替できない特徴を持ちます。

ブロックチェーン技術により、デジタル作品やゲームアイテムなどに希少価値を付加することが可能になり、これらを売買する投資市場が形成されました。

投資に際しては、対象となるNFTの流動性やマーケット全体の動向を考慮することが重要ですが、多くのNFTは飽和状態で、フロアプライス(相場の底値)は数年前のNFTバブルと比較して右肩下がりの傾向にあります。

エアドロップ

airdrop

エアドロップは、特定のプロジェクトに寄与するユーザーに対して、仮想通貨やNFTを無料配布するイベントです。多くは新規プロジェクトの宣伝(プロモーション)や、コミュニティ形成の一環として実施されます。

参加するためには、関連銘柄の保有やプロトタイプとなるベータ版の利用、SNS活動など特定の条件を満たす必要があります。この手法は初期投資なしで資産を獲得できる機会となりますが、配布されたトークンの価値上昇は保証されていません。

また、詐欺的なプロジェクトによるエアドロップも存在するため、参加前にプロジェクトの信頼性を十分に確認することが重要です。

新しい投資機会の展望と注意点

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仮想通貨市場では、DeFiをはじめとする新しい投資手法が次々と登場しています。これらの手法は主に仮想通貨の保有数量を増やすことを目的としており、短期的には収益が不安定な場合もありますが、長期的な市場成長を見据えた投資として有効です。

特筆すべきは、これらの新しい投資機会の多くが、比較的少額の投資資金でも参入可能な点です。十分な時間をかけてリサーチを行い、適切な知識を身につけることで、予想以上の収益を得られる可能性があります。

ただし、新しい投資手法には未知のリスクが潜んでいる可能性もあるため、慎重な判断と適切なリスク管理が欠かせません。投資を始める前に、各手法の特徴やリスク、市場動向を十分に理解し、自身の投資目的やリスク許容度に合わせて選択することが重要です。

これらの新しい投資機会は、単なる収益獲得の手段としてだけでなく、ブロックチェーン技術を活用した新しい経済システムの構築にも貢献しています。参加者一人一人が、この革新的な経済圏の発展に関わることができる点も、従来の投資との大きな違いと言えるでしょう。

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