
30日にレポート公開予定
デジタル資産諮問委員会のボー・ハインズ事務局長が、ホワイトハウス初の仮想通貨政策報告書を7月30日に公表すると発表した。仮想通貨特命官デビッド・サックス氏とハインズ氏が共同主導し、財務省、商務省、SEC、CFTCなど関係省庁と連携して作成されている。
同報告書はトランプ大統領の1月23日大統領令に基づき、米国の仮想通貨分野指導力強化を目的として策定されるものだ。ビットコイン(BTC)戦略準備金の資金調達メカニズムや、連邦準備制度決済システムへの仮想通貨企業の公平なアクセスなどの提案が含まれる。
大統領令では仮想通貨産業を米国のイノベーションと経済発展における重要な役割と位置づけ、責任ある成長と利用を支援する方針を明記した。個人と民間企業の合法目的でのブロックチェインネットワークアクセス権保護や、ドル建てステーブルコインの世界的発展促進を掲げている。
関連:トランプ大統領がステーブルコイン法案に署名、米初の仮想通貨包括規制法が成立
報告書には不正金融や制裁回避対策に焦点を当てた国家安全保障関連勧告も盛り込まれる予定だ。作業部会は当初連邦ステーブルコイン枠組み構築を担当していたが、先週のジーニアス法成立により目標達成し、現在は市場構造や消費者保護に重点を置いている。
トピックス:国内外のビットコイン保有企業・保有国動向