- フェーズ1はAIエージェントアプリの発見・学習・構築に特化
- XRPまたはRLUSDでx402経由の決済が即日利用可能
XRPL向けの開発ツールを提供
リップル社は10日、「XRPレジャー(XRPL)」上の開発者向けに、AI(人工知能)エージェント決済用の開発ツール「XRPL AIスターターキット」をローンチしたことを発表した。
ローンチは段階的に行っていく計画で、今回はフェーズ1。リップル社は、XRPLは決済が速く、コストが予測可能で、支払い機能を内蔵しており、これから次世代の自律的な商取引をサポートしていくと述べている。
AIエージェントとは
AIの技術を活用して、人間や別のシステムに代わって自律的にタスクを実行してくれるシステムやプログラムのこと。
AIエージェントは最近、暗号資産(仮想通貨)領域の内外で注目を集めている技術。リップル社も今回の発表で、AIエージェントは未来の話ではなく、すでに取引やサービスへの支払い、価値の決済を自律的に開始していると説明した。
その上で、機械同士の商取引向けに構築された金融インフラの需要が生まれていると述べている。
関連記事:AIエージェントのマイクロ決済が急拡大、1年で1.7億件超処理 9割以上がUSDC利用=Keyrockレポート
Keyrockの最新レポートによると、AIエージェントによるM2M決済が急拡大しており、1年間で1億7600万件・7300万ドル超を処理した。その98.6%がUSDCで決済されており、仮想通貨決済システムの優位性が確立されている。
開発ツールのローンチは上述した通り段階的に行っていく計画。今回のフェーズ1は、開発者が容易にAIエージェントを活用したアプリについて発見・学習・構築できるようになることに特化しているという。
例えば、ローンチ時点からXRPかステーブルコイン「RLUSD」を使ってデジタルサービスの利用に対し、決済プロトコル「x402」を介した支払いができるようになっていると説明している。
今後のローンチについてはエコシステムが発展する中で、開発者のフィードバックやユースケースを考慮して内容を決めると説明。今回はまず、AIエージェントの活動開始を支えるツールやインフラに特化したと述べている。
関連記事:XRPレジャー、自動マーケットメイカーの資本効率を大幅改善へ 集中流動性など追加提案が公開
XRP LedgerのAMMに集中流動性・StableSwapを追加し資本効率を改善する提案が公開。トークン化資産30億ドル超が流通するXRPLのDeFi基盤強化に期待。
XRPLの強み
決済の速さなど上述した以外にもリップル社は、XRPLがAIエージェント決済に適していると考える強みを説明した。
例えば、DEX(分散型取引所)がプロトコルに組み込まれており、複数通貨の決済が可能なこと。外部のブリッジやスワップ(交換)のコントラクトがなくても、RLUSDを送ってXRPで届けるという単一のトランザクションを指示できるとした。
また、XRPLは2012年から継続して稼働しているが一度もトランザクションのロールバック(巻き戻し)がないと説明。この14年間の安全と信頼は、実際の資金を使うAIエージェントを展開する企業にとって重要であると述べている。
他にも、資金の移動をプロトコル層で定義することでスマートコントラクトのリスクを軽減している点なども挙げた。
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