WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米上院版クラリティー法案、7民主党議員が反対 全米警察友愛会は支持

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 民主党7議員がクラリティー法に反対表明
  • 全米警察友愛会が修正案への支持を表明

クラリティー法に進展

米仮想通貨政策専門メディアのCrypto in Americaは24日、上院共和党の仮想通貨市場構造法案「クラリティー法」修正草案について、民主党の主要議員7人が現行案では支持できないとの立場を示したと報じた。60票の確保が焦点となる中、超党派協議は週末を通じて続く見通しだ。

クラリティー法は仮想通貨の証券・商品区分や取引所規制の枠組みを定める市場構造法案で、可決には上院の議事妨害(フィリバスター)を打ち切るための60票が必要となる。

マーク・ワーナー上院議員、キャサリン・コルテス・マスト上院議員、ルーベン・ガレゴ上院議員を含む主要な民主党議員7人は、倫理規定や不正資金対策の面で不十分だとして現行案には賛成できないとの立場を示した。

8月の休会まで残る審議可能日はわずか9日で、超党派協議は週末を通じて続く見通しだ。

デジタルチェンバー、クリプト・カウンシル・フォー・イノベーション、ブロックチェーン・アソシエーションの仮想通貨業界3団体は、米上院院内総務ジョン・スーン上院議員とチャック・シューマー上院議員に連名書簡を送付した。書簡では修正案が不正資金対策を担う法執行機関の権限を強化し、仮想通貨市場で初の包括的な連邦消費者保護の枠組みを確立したと評価しながら本会議での審議入りを急ぐよう求めている。

関連記事:ゴールドマン・サックスCEOがクラリティー法案支持、銀行業界と対立か

ゴールドマン・サックスのソロモンCEOが米「クラリティー法案」への支持を表明した。JPモルガンなど大手銀行がステーブルコイン規定への反対を続ける中、業界内立場の違いが鮮明になっている。

銀行業界の反対

ゴールドマン・サックスのデービッド・ソロモン最高経営責任者は他の大手銀行トップとは一線を画し、クラリティー法を支持し前進を望む考えを示した。一方、米国銀行協会、バンク・ポリシー・インスティテュート、独立系コミュニティ銀行協会は、ステーブルコインの報酬プログラムが銀行預金の流出や地域融資の縮小を招く懸念を払拭できていないと批判を続けている。

また、米国ヒスパニック商工会議所も同様の懸念を書簡で示した。銀行業界の一部関係者は、特定の分散型金融(DeFi)プラットフォームに対する銀行秘密法・資金洗浄対策規定の適用が弱まっているとも指摘している。

DeFi開発者・利用者を代弁する団体、DeFiエデュケーション・ファンドは、修正案が「ブロックチェーン規制確実性法」(BRCA)を維持し、仮想通貨犯罪対策の新たな手段を追加した点を評価した。コネチカット州警察で仮想通貨対策チームを率いるマシュー・ホーガン氏は、新たな補助金制度や金融機関との連携窓口、盗難資金の凍結手段を評価する一方、被害者への資産返還や詐欺被害の報告手続きの簡素化については不十分だと述べた。

警察友愛会の支持表明

一方、会員数38万2,000人以上を擁する全米警察友愛会は24日付でティモシー・スコット上院議員とエリザベス・ウォーレン上院議員に宛てた書簡を送付し、修正案を支持する考えを示した。書簡では、BRCAの修正条項が法執行機関による仮想通貨犯罪の捜査能力を維持しているとして、同団体が従来抱いていた懸念に対応したとしている。同団体のパトリック・ヨーズ会長は書簡で、法執行機関に対する捜査権限の強化に謝意を示した。

ホワイトハウスの仮想通貨顧問パトリック・ウィット氏はCoinDeskの取材に対し、今回の倫理規定は民主党側がまさに求めていた内容だと述べた。トランプ大統領が自身の行動に制約を課すことに同意したのは歴代大統領で初めてだとした上で、民主党がさらなる執行権限を求めている現状には応じられないとの見解を示した。

今後の見通し

スーン上院院内総務は今週、法案が夏季休会前の可決という目標を達成するのは困難との認識を示した。

加えて、多くの共和党議員が参列するとみられるリンゼー・グラム上院議員の葬儀が週の前半の日程に影響し、討論終結採決の時期が不透明になる可能性がある。一方で、ウィットホワイトハウス仮想通貨顧問は、8月最初の週にも成立への道筋があるとの見方を崩していない。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/25 土曜日
06:20
米クラリティー法案、年内成立の確率が30%まで低下=ギャラクシー・リサーチ
仮想通貨市場構造法案クラリティー法について、ギャラクシー社が2026年中の成立確率を30%に引き下げた。上院共和党の賛成票は50票程度にとどまり、採決の見通しは不透明だ。
05:50
米上院版クラリティー法案、7民主党議員が反対 全米警察友愛会は支持
仮想通貨市場構造法案「クラリティー法」の米上院修正草案について、民主党7議員が反対姿勢を示す一方、全米警察友愛会が支持を表明し、法案審議は正念場を迎えている。
05:00
海外仮想通貨取引所29社、韓国グーグルプレイで新規インストール非対応に
韓国のグーグルプレイストアで、OKXやバイビットを含む海外仮想通貨取引所29社が新規インストール不可となっていることが判明した。
07/24 金曜日
18:00
伝統金融とDeFiの融合、新しい金融商品が問う市場の境界線|WebX2026
WebX 2026のパネル「伝統金融×DeFi」をレポート。Wintermute、Gauntlet、イタリア中央銀行が、トークン化やボールト、非ドル・ステーブルコインを軸に、DeFiと伝統金融が交わる市場の境界線を論じた。
17:14
仮想通貨マイニングのプーリン破産申請、負債1億7300万ドル超
プーリンが米ニュージャージー州の裁判所に連邦破産法11条を申請。負債は1億7,300万ドル超に上り、資産売却を経て清算計画の承認を目指す。2021年の中国採掘禁止令や2022年のウォレット危機からの経緯を読む。
16:49
円ステーブルコイン決済の実装期、5社が語る現在地|WebX2026
WebX2026「円ステーブルコインの実装期」セッションレポート。Binance Japan・HashPort・Slash Vision・ネットスターズ・トレーダムが決済実績と普及への課題を議論。
15:47
コンヴァノ、保有仮想通貨87億円分を全量売却へ
コンヴァノが臨時取締役会で、保有する仮想通貨の全量売却方針を決定した。株主優待分を除く全銘柄が対象で、2026年3月末時点の帳簿価額は87億6,674万円。BTCトレジャリー戦略からの転換で、売却資金の使途と今後の展開を読む。
14:38
バウンドレス、AI推論参入 コスト最大50%減目指す
バウンドレスがZK証明用に構築した約4000基のGPU網をAI推論向けに転用すると発表。ハイパースケーラー比で最大50%低コストの推論実現を目指し、ZKCトークンをステークする運営者制度も導入。今夏に本格ローンチする計画。
14:30
ビットコインは「マクロ資産」へ、保有者の大規模再編も進行=バイナンスの2026年上半期レポート
バイナンス・リサーチが2026年上半期のビットコイン市場を分析したレポートを公開した。びットコインは世界の金融環境に左右される「マクロ資産」へ移行したことを示す半年だったと総括している。また、保有者の大規模な再編も進んだ。
14:00
ウィンクルボス兄弟、トランプ支援組織にビットコインで16億円相当を提供
仮想通貨取引所ジェミニ創業者のウィンクルボス兄弟が、トランプ大統領を支援するスーパーPACに16億円相当のビットコインを拠出したことがFEC書類で明らかになった。
13:47
コインベース、AIエージェント向け決済機能を発表 x402採用
コインベースが、AIエージェント向けの決済関連機能を相次いで発表。企業のUSDC決済受け入れやAI活用取引ツール、決済規格x402対応の開発者向けSDKなど3施策を通じ、エージェント経済圏の整備を進める。
13:15
米上場企業Zhibao、新株発行の対価でビットコイン370億円相当を受領へ
ナスダック上場企業Zhibaoが、PIPEファイナンスの対価として約3,500BTCを受け取る非拘束的な基本合意書に署名した。実現すれば買主が取締役会の過半数を握る見込みだ。
10:42
アルパカ、ブロードリッジと提携 トークン化株に議決権行使
アルパカが米ブロードリッジと提携し、トークン化株式の投資家に議決権行使など株主向け機能を提供開始する。Broker APIとProxyVote.comを統合し、議決権行使や開示資料閲覧などができる仕組みを解説する。
10:02
イーサリアム、対ビットコインで割安圏も大底はまだ先か クリプトクアント分析
クリプトクアントはイーサリアムの底値を分析。対ビットコインで割安圏に近づく一方、取引所流入比率など複数指標からは大底がまだ先になることが示唆されると見解を述べた。
09:35
グレースケールが米クラリティー法の成立を支持、予測市場は五分五分
仮想通貨市場の規制枠組みを定める米クラリティー法が、米上院採決まで2週間の正念場を迎えた。ゴールドマン・サックスのソロモン最高経営責任者が支持を表明し、グレースケールも成立を求めている。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧