- RLUSD利用の柔軟性を機関に提供
- 仮想通貨XRPの役割も強化へ
RLUSDの新プラットフォーム
リップルは23日、機関が米ドルステーブルコイン「リップルUSD(RLUSD)」を発行・償還・利用・管理できるプラットフォーム「リップル・ミント(Ripple Mint)」をローンチしたことを発表した。
現在リップルは、デジタルドルへのアクセスや、デジタルドルの導入や運営を容易に行えるようにすることに注力していると説明。リップル・ミントを介して、ステーブルコイン運営の自動化、既存システムへのRLUSDの導入、異なるブロックチェーンをまたいだドルの流動性管理のための柔軟性を機関に提供すると述べている。
関連記事:RLUSD、XRP上の決済額1年半で75倍 流通シェアも51%に
ドル型ステーブルコインRLUSDの、XRP上での決済額が1年半で75倍に拡大した。エバーノースが公表した分析データに基づき、循環供給シェアの逆転や取引拡大の実態、発表元の利害関係まで解説する。
リップルは、これまでRLUSDの運営はプラットフォームベースの体験を通じて管理されてきたが、このアプローチでは大規模に運営を行う機関のニーズを完全にはサポートできていなかったと説明。機関の運営では、自動化、リアルタイムの可視性、システム導入が非常に重要であると述べている。
また、もう1つリップル・ミントの提供の背景には、ステーブルコインがトレードや決済や財務から切り離せなくなり、手作業のワークフローを超えてアクセス手段が進化しなくてはならないことがあるとリップルは説明した。
この変化を受けて今回リップル・ミントを開発・ローンチしており、機関はユーザー・インタフェースから運営のコントロールや管理をすることと、プログラムによるアクセスを通じて自動化やシステムレベルの導入を行うことの両方ができるようになったと述べている。
この仕組みを備えたリップル・ミントを通じて機関は、直接RLUSDを発行・償還したり、ブロックチェーンをまたいでRLUSDをブリッジしたり、取引の全サイクルで資金を追跡したり、内部のシステムやワークフローにRLUSDを導入したりできるようになるとした。
XRPの役割も強化へ
今回の発表でリップルは「デジタル資産の未来はマルチチェーンにある」と述べ、ブロックチェーンをまたいでステーブルコインが利用できることの重要性にも言及。流動性やアプリ、ユーザーが存在する場所にステーブルコインはなくてはならないと述べている。
また同時に、ステーブルコインインフラの次の段階は、XRPレジャーのエコシステムを強化し続けるはずだとリップルは考えているとも説明。こういった理由で「XRPL EVMサイドチェーン」を軸にして、RLUSDのマルチチェーン対応を進めているとした。
関連記事:リップル、ステーブルコインRLUSDをイーサリアムレイヤー2に拡大
リップルが15日、ステーブルコインRLUSDをイーサリアムのレイヤー2群に拡大すると発表した。ワームホールと提携し、オプティミズム、ベース、インク、ユニチェーンでテストを開始。
他にも、このエコシステムの拡大は、XRPとRLUSDの両方でより強固な実用性を構築することにもつながるとリップルは説明。RLUSDが広範な環境で利用されるにつれて、XRPは対応する複数のブロックチェーン上で、流動性や決済、スワップ(交換)、担保、支払いにおける補完的な役割を増やしていくだろうとも述べた。
そして、規制に準拠した発行と広範なマルチチェーンでの利用可能性を組み合わせることでリップルは、RLUSDをステーブルコイン市場の運営をサポートする存在として位置付け、同時に、その未来においてXRPの長期的な役割を強化すると説明している。
その上で、リップル・ミントは、このような次の段階で必要となる柔軟なアクセス、プログラムによる導入や利用、マルチチェーンの利用可能性、信頼性の高い規制下の発行を提供するとまとめた。
リップル・ミントは23日から、RLUSDの既存の顧客が利用できるようになっている。



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