はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン100万円急落、7万ドル付近に積み上がったロングが一斉清算|仮想NISHI 仮想通貨アナリストが相場分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、クリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

クリプト市場マーケットレポート(6/3日 AM9時執筆)

寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
クリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者。著書に『暗号資産の裏・投資戦略』。日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。

ビットコイン(BTC)は6月2日から3日にかけて下落し、円建てでは一時100万円近い急落となった。

ビットコイン価格

出典:Coinpost Terminal

背景には、世界最大級のビットコイントレジャリー企業であるストラテジー社によるビットコイン売却が市場に波紋を広げたことに加え、米国で審議が進むクラリティー法案の先行きに対する不透明感が依然として払拭されていないことがある。

さらに、史上最大規模のIPOとなる可能性が指摘されているSpaceXの上場観測も投資家心理に影響を与えた。大型IPOへの期待が高まるなか、投資資金が暗号資産市場から株式市場へ向かうとの見方が広がり、相場の重荷となった。

関連記事:米クラリティー法が上院立法カレンダーに掲載、本会議採決の見通し立たず

米仮想通貨市場構造法「クラリティー法」が上院立法カレンダーへの掲載に至った。ただし農業委員会案との統合作業が残っており、本会議採決には民主党7名の賛成確保が不可欠な状況だ。

6月2〜3日相場状況

デリバティブ市場のアクティブOI(成行注文による未決済建玉)の推移を見ると、7万ドル付近でロングポジションが大きく積み上がっていたことが確認できる(下画像赤枠)。

7万4,000ドル付近から7万ドル近辺まで下落した局面では、7万ドル節目価格を意識した値ごろ感による買いが活発化し、結果的に多くの投資家がロングポジションを構築したとみられる。しかし、その後の下落継続によってこれらのポジションが一斉に清算され、ロングスクイーズを誘発した可能性が高い。一方で、執筆時点ではアクティブOIの増減は落ち着いており(下画像黄矢印)、強制清算によるポジション整理はおおむね一巡したとみられる。市場の主導権は再び現物市場へ移行しつつある。

アクティブOI

また、ハイパーリキッドの価格別清算データを確認すると、6万9,000ドルおよび6万7,000ドル付近に大規模な清算クラスターが存在していた。今回の急落局面では、これらの水準に集中していたロングポジションが連鎖的に解消されたことで、下落スピードが増幅された可能性が高い。

ハイパーリキッドの価格別清算データ

成行注文の売買動向を見ても、先行してデリバティブ市場で売り圧力が発生し、その後に現物市場で売りが追随する構図が確認されている(下画像青枠)。このことから、今回の急落はデリバティブ市場主導で発生した下落であったと考えられる。

デリバティブ市場

現状分析(6月3日 AM9時)

今回の下落は、ストラテジー社の売却、SpaceXのIPO観測、クラリティー法案を巡る不透明感など複数の悪材料が重なったことで投資家心理が悪化した側面がある。

ただし、価格下落の直接的な要因は、7万ドル近辺で積み上がったロングポジションが大規模な清算に巻き込まれたことであり、市場構造上の要因が大きかったと考えられる。言い換えれば、ニュースによる下落というよりも、レバレッジポジションの偏りによって値動きが増幅されたオーバーシュートの色彩が強い。

足元では大規模な清算を経て未決済建玉(OI)が減少しており、デリバティブ市場由来の下押し圧力は一定程度解消されつつある。短期的な値動きには引き続き注意が必要であるものの、市場の主導権が現物市場へ戻ることで、相場は徐々に落ち着きを取り戻す可能性が高まっている。

  • 6/5 米雇用統計
  • 6/12 SpaceX社・IPO
  • 6/中 米上院本会議・クラリティ法案審議(詳細日程未定)
🌿 SBIアラプラス
今なら定期コース初回が特別価格に
投資家も注目のサプリ 相場が動くたびにチャートから目が離せない、睡眠時間が不規則になりがち——そんな生活リズムの乱れで、慢性的な疲労感や血糖値増加による肥満体質など体調不良にお悩みの方はいませんか?SBIグループが手がける機能性表示食品ブランド「アラプラスシリーズ」は、血糖値・疲労・睡眠など複数のコンディションをサポートするラインナップを展開。 SBIホールディングスの株主優待にも選ばれる「アラプラス」の定期コース初回が、今なら大幅割引でお得に始められます。 SBIアラプラスの口コミ・効果を徹底比較 ゴールドEX・深い眠り・糖脂ダウンを詳しく解説
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/03 水曜日
09:27
Bitcoin Japan CEO、ビットコイン取得について「時機を見て判断」
Bitcoin Japan CEOのフィリップ・ロード氏が6月3日、同社が現時点でビットコインを一切保有していないことをXで公表。ガバナンス・カストディ体制の整備を優先した理由と、AIインフラ等への投資方針も説明した。
09:05
ビットコイン100万円急落、7万ドル付近に積み上がったロングが一斉清算|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは6月2日から3日にかけて下落し、円建てでは一時100万円近い急落となった。背景には、世界最大級のビットコイントレジャリー企業であるストラテジー社によるビットコイン売却が市場に波紋を広げたことに加え、米国で審議が進むクラリティー法案の先行きに対する不透明感が依然として払拭されていないことがある。
07:45
「ステーブルコインの利用頻度が過去最高水準に」DWFラボが分析
DWFラボは、ステーブルコインや仮想通貨に関するレポートを公開。ステーブルコインについて、2025年以降は投機ではなく現実世界での実用が拡大していると述べている。
07:40
コインベース、プロシェアーズのステーブルコイン準備資産向けETF「IQMM」に出資
コインベースが、ジーニアス法に準拠したステーブルコイン準備資産向けの初のマネーマーケットETF「IQMM」を運用するプロシェアーズに出資した。ステーブルコインの準備資産インフラ整備を推進する戦略的投資。
07:13
米クラリティー法が上院立法カレンダーに掲載、本会議採決の見通し立たず
米仮想通貨市場構造法「クラリティー法」が上院立法カレンダーへの掲載に至った。ただし農業委員会案との統合作業が残っており、本会議採決には民主党7名の賛成確保が不可欠な状況だ。
06:35
米民主党議員、退職金口座の仮想通貨投資解禁に反対 労働省に規則撤回を要求
サンダース、ウォーレン両上院議員らは6月1日付書簡で、14.2兆ドルの401k退職金を仮想通貨などに開放するDOL規則案の撤回を要求。ボラティリティとトランプ家の利益相反を問題視している。
05:50
ETHがBTCをアウトパフォームする転換点、ストラテジーのビットコイン売却を契機に=大手銀分析
大手銀スタンダードチャータードのケンドリック氏が、ストラテジーのビットコイン売却を受け『ETH-BTC比率』の年末目標を0.040と予測。ステーキング収益を持つETH系トレジャリー企業の優位性も指摘。
05:00
マネーグラム、ステラ上で独自ステーブルコイン「MGUSD」を米国ローンチ
国際送金大手マネーグラムが2日、米ドル建てステーブルコイン「MGUSD」を米国市場で正式に立ち上げた。ストライプ傘下のブリッジが発行体を担い、ステラブロックチェーン上で発行。
06/02 火曜日
17:41
金融庁、金商法移行で海外無登録業者への執行強化を明示 仮想通貨の課徴金・差止命令が対象に
金融庁が3月31日の金融行政モニター意見交換会で仮想通貨規制の焦点を示した。金商法移行による海外無登録業者への課徴金・緊急差止命令の適用拡大と、ステーブルコイン規制の国際整合性の再検討が論点として挙がった。
17:05
ソラナ財団、フルオンチェーンの無期限先物取引への支援を表明
ソラナ財団が、フルオンチェーンでの無期限先物取引の構築チームへの支援を表明。全注文・決済をオンチェーンで完結させ、真の価格発見を実現する分散型デリバティブ市場の構築を目指す方針を示した。
16:21
【速報】マウントゴックス、約1万BTCのビットコインを新ウォレットに移動=Lookonchain
破綻した仮想通貨取引所マウントゴックスが6月2日、1万306BTC(約7.31億ドル)のビットコインを新規ウォレットへ送金。取引所向け送金は確認されておらず売却ではない可能性。弁済期限は2026年10月末に設定されており、残高動向が注目される。
14:05
パナソニックHD、ブロックチェーン基盤Tracephereでアクティアと協業
パナソニックHDが開発するブロックチェーン型トレーサビリティ基盤「Tracephere」の事業展開に向け、DX支援のアクティアと戦略的パートナーシップを締結。循環経済から製造・流通・エネルギーなど産業横断での社会実装を加速する。
13:55
スペースX、IPO目論見書を更新 即売却可能な「5%特別枠」と株式希薄化リスクを開示
スペースXが6月12日のナスダック上場に向けて、IPOの修正目論見書を提出した。従業員・経営陣の知人向け「5%特別枠」の設定とロックアップ免除や大規模新株発行による希薄化リスクを開示した。
13:20
ホワイトハット開発者、9年間凍結のイーサリアムを約3億円相当回収に成功
ホワイトハット開発者が、2016年の「HongCoin」ICOでコントラクトに9年間閉じ込められていたイーサリアムの回収に成功した。48名の投資家への返金が可能となった。
10:20
ビットコイン急落、ストラテジー社のBTC売却で市場心理が悪化|仮想NISHI
*本レポートは、クリプトアナリストである仮想NISHI(
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧