- 過去30日間で約37万BTCを買い増し
- 蓄積継続186日、BTCは1年で約半値に下落
供給逼迫でも上値が重い理由
オンチェーン分析家のアクセル・アドラー(Axel Adler)氏は17日、ビットコイン(BTC)の長期保有者(LTH)が過去30日間で約37万BTCを買い増し、保有量が過去最高の1,634万BTCに達したと明らかにした。
30日間の増加率は2.32%で、この蓄積傾向は1月中旬から186日間連続で続いているという。
一方でBTC価格は同じ30日間で6.57万ドルから6.38万ドルへ下落し、1年前の11.86万ドルからはほぼ半値の水準にある。長期保有者への供給移動が進む中でも価格が下落している状況について、同氏は「弱い手から強い手」へのコイン移動が起きているものの、それだけでは価格上昇には結びついていないと分析した。
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コイン移動量(CDD)は低水準を維持
同氏が併せて示したのは、古いコインがどの程度動いたかを示す指標「CDD(Coin Days Destroyed)」の30日集計値。現在3.13億で、1年前の8.99億から大きく低下し、過去12カ月の平均である4.5億も下回る水準にある。過去12カ月の分布では42パーセンタイルに位置し、下位側に留まっている。
ただし直近では上昇傾向も見られる。3月の安値である1.92億からは63%上昇し、1カ月前の2.59億からも約21%増加した。30日間の1日あたり平均CDDも1,040万に上昇し、1カ月前の860万を上回っている。同氏は、この水準が4.5億を持続的に上回れば、長期保有者による古いコインの売却が本格化する転換点になり得るとの見方を示した。
同氏はまとめとして、供給側は蓄積が続き逼迫感を強めている一方、需要側の弱さが価格の重荷になっている構図に変わりはないと指摘。BTC価格が安定を保ちながらLTH供給の30日増加率がプラスを維持する状態が、供給逼迫が価格に反映される条件になるとしている。
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