WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Bitcoin Japan、約97億円調達 初のBTC購入へ6.6億円充当方針

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 調達総額約96.6億円、BTC投資への配分は6.62億円
  • 前回調達は目標57億円に対し実質31億円、BTC購入は未実施のまま

約96.6億円調達、使途の内訳

Bitcoin Japan(旧堀田丸正、東証スタンダード:8105)は16日、ケイマン諸島籍の投資ファンドEVO FUNDを割当先とする第三者割当で、無担保転換社債型新株予約権付社債(発行総額15億円)と第2回新株予約権(593,779個)を発行すると発表した。行使による調達額を合わせた差引手取概算額は約96億5,700万円となる。

転換社債型新株予約権付社債とは、あらかじめ定めた価格で株式に転換できる権利が付いた社債のこと。転換の時期を分散できるため株価への影響を抑えやすい一方、転換が進まなければ発行体に償還義務が残る仕組みだ。

調達資金は5つの用途に充当する。未公開株投資が37億5,600万円と最大を占めるが、投資先の詳細は開示されていない。そのほか、南アフリカのレアアース鉱山投資が35億300万円、ロボット・アズ・ア・サービス(RaaS)事業投資が14億4,600万円と続く。ビットコイン(BTC)投資への配分は6億6,200万円で全体の約7%にとどまり、残る2億9,000万円は運転資金に充てる。

関連記事:「ビットコインを価値の橋渡し役に」Bitcoin Japan CEO、繊維業からの大転換とAI戦略を語る

東証上場の堀田丸正から「ビットコインジャパン」へ大胆に転換したフィリップ・ロードCEOが、CoinPost独占インタビューでビットコイン準備金戦略とAIインフラ投資の詳細を明かした。

今回が初の取得機会

同社は2024年に社名を「堀田丸正」から「Bitcoin Japan」へ改称し、繊維商社からビットコインおよびAIインフラを軸とするデジタルアセットトレジャリー(DAT)企業への転換を宣言した。しかし現時点でBTCの保有はゼロのままだ。

これまで購入に至らなかった規制面を含む市況の変化を指摘する声があるほか、直接の要因は前回調達の未達にあるとみられる。2025年12月に発行した新株予約権では最大57億1,500万円の調達を計画し、うち9億8,800万円をBTCトレジャリー向けに充当する方針を示していた。しかし株価低迷により行使が想定どおり進まず、実際の調達額は30億9,500万円にとどまり、BTC向けの充当額はゼロに終わった。

今回の調達でようやく6億6,200万円が配分されたが、同社は「市場環境を踏まえて選別的に取得する」とするにとどめており、購入量や収益目標のKPIは設定していない。BTC取得を「法定通貨の価値毀損に対する長期的なヘッジ」と位置づける方針は変わっておらず、実際の買い付けは市況次第となる。

関連記事:Bitcoin Japan(旧 堀田丸正:8105)のビットコイン戦略とは?

繊維商社からDATへの転換を進めるBitcoin Japanの戦略と投資スキームを解説する。

希薄化は最大110%、8期連続の営業損失

今回の転換社債型新株予約権付社債と新株予約権が下限価格ですべて転換・行使された場合、希薄化率は最大110%(議決権ベースで115%)に達する。25%以上の大規模な第三者割当に該当するため、同社は社外弁護士らで構成する第三者委員会から意見を取得し、必要性・相当性を認められたとしている。

同社の2026年3月期連結業績は売上高29億5,900万円、営業損失4億6,200万円で、8期連続の営業損失となった。企業名を改め戦略転換を掲げてなおBTCの保有が実現していない状況は、今回の調達が名実ともに転換の第一歩となれるかを試す局面でもある。

関連記事:ビットコインを保有する上場企業ランキング|世界・日本TOP10を徹底比較【2026年6月版】

世界・日本のBTC保有企業ランキングを最新データで一覧化。株式投資として間接的にBTCへエクスポージャーを持つメリット・投資リスクまでを網羅的に解説する。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/31 月曜日
21:20
ストラテジー、2カ月ぶりビットコイン購入再開 590億円相当
仮想通貨ビットコインDAT大手ストラテジーが4603BTCを平均8万ドルで購入し、前回から約2カ月ぶりの買い増しとなった。保有量は845050BTCに達し、優先株STRCの買戻しも実施した。
15:19
金融庁、信託型ステーブルコインの調書提出免除を要望 2027年度税制改正
金融庁は8月31日、令和9(2027)年度税制改正要望を公表した。信託型ステーブルコインの受益者変更時に必要な税務書類の提出免除を求めており、転々流通する決済手段のため受託者が保有者の変更を把握できない点を課題としている。
14:50
金融庁27年度予算134億円増を要求、暗号資産監視で新室設置へ
金融庁が2027年度(令和9年度)予算・機構定員要求を公表した。総額403億円(前年度比134億円増)を要求し、暗号資産取引業者のモニタリング体制強化やフロンティアAIのリスク対応を担う新室の設置、定員14人の純増を求めた。
14:04
BIS総支配人、ステーブルコインは大規模決済に不適格と指摘
BISのデ・コス総支配人がジャクソンホール会議でステーブルコインに対する懸念を表明し、トークン化預金を推奨した。これに対しテザーのアルドイノCEOが銀行預金の「部分準備制度」への懸念を指摘し反論した。
13:35
enish、株主優待でBTC・SOLを抽選配布 SBI VCトレードと連携
enishは株主優待制度でSBI VCトレードとの連携を発表。2026年12月31日を基準日とする500株以上の株主を対象に、ビットコイン(BTC)およびソラナ(SOL)を総額1,000万円相当・計580名に抽選で進呈する。
13:08
トランプ大統領の元テレプロンプター、カルシでのインサイダー取引で約2750万円支払いへ
米商品先物取引委員会は、トランプ大統領の元テレプロンプター操作者が予測市場カルシにおけるインサイダー取引の件で制裁金支払いなどに同意したと発表した。
11:11
ビットコイン、8月に30%高でも出来高3年ぶり低水準=アナリスト
ビットコインは8月に30%を超える上昇を記録した一方、主要取引所の出来高は約3年ぶりの低水準にとどまっている。バイナンス・ゲート・バイビットの出来高推移データから、価格上昇と出来高の乖離が示す意味を読み解く。
10:49
IMF、ステーブルコイン規制へ国際協調を要請 新興国に警鐘
IMF専務理事クリスタリナ・ゲオルギエバ(Kristalina Georgieva)氏が8月28日、米ジャクソンホール経済政策シンポジウムで講演。ステーブルコインの国際協調規制の必要性を訴えるとともに、新興国の外貨準備強化や発行国の財政規律も不可欠と指摘した。
10:01
米地域銀行協会CEO、クラリティー法案でステーブルコイン利回りに「妥協なし」
ICBAのCEOが、クラリティー法案の論点としてステーブルコインへの利回り付与の問題があると指摘。銀行の預金流出リスクが存在しており採決の障壁になると述べた。
09:10
Tectonicで7500万ドル流出と推計、Cronosが緊急停止
CronosがレンディングプロトコルTectonicの不正流出を受けてチェーンを停止。研究者はTONICトークンの価格操作による被害を約7500万ドルと推定するが確定額・原因は未確認。Crypto.comは自社アプリへの影響を否定した。
08:23
バイビット、スペースXとエヌビディアの無期限先物オプション開始へ
仮想通貨デリバティブ取引所バイビットが、株式の無期限先物を原資産とするオプション取引「Perp Options」を導入。フェーズ1はSPCXとNVDAが対象で、9月17日午後8時(UTC)に開始する。USDT建て決済で24時間取引でき、対象銘柄は今後拡大予定だ。
07:23
ビットコイン実現時価総額、週間約7360億円増 資金流入の兆候=アナリスト
ビットコインの週間実現時価総額が7,360億円(1ドル=160円換算)増加したとオンチェーンアナリストが分析。弱気相場入り後で最大の増加幅だが、30日平均の変化率は0.4%にとどまり、方向性の確認にはなお時間を要するとの見方を示した。
08/30 日曜日
11:30
ビットコイン1300万円手前で上げ渋り、ジャクソンホール後のイールドカーブが焦点|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)は米財務省の国債買い戻しを受け1300万円に肉薄するも上げ渋り、1270万円周辺で推移。目先の焦点はジャクソンホール後の金利動向で、長短どの年限で上昇するかがBTCの方向性を左右する。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(8/28)|BTC市場・量子脅威対策・日本政府と日銀の動向まとめ
今週は、仮想通貨ビットコインの市況、ビットコインとイーサリアムの量子脅威対策、日本政府と日銀の国債・株式即時決済に向けたブロックチェーン基盤整備に関する記事が関心を集めた。
08/29 土曜日
14:30
ECB専務理事、中銀マネーのブロックチェーン活用を提唱
欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は、中銀マネーのブロックチェーン活用を提唱し、金融政策の実行や担保管理の柔軟化を目指す考えを示した。デジタルユーロを含むトークン化に向けた取り組みも進んでいる。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧