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Trezor幹部、ZachXBT氏のハードウォレット批判発言に反論

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • ZachXBT氏の意見は一部ユーザーのみに該当と反論
  • iPhoneによる仮想通貨保管の是非で議論

ZachXBT氏による痛烈批判に反論

暗号資産(仮想通貨)ハードウェアウォレットTrezor(トレザー)のCCO(最高コマーシャル責任者)であるダニー・サンダース氏は17日、ハードウェアウォレット一般についてZachXBT氏に反論した。

オンチェーン分析で知られるZachXBT氏は16日、テレグラムへの投稿で次のように主張していた。

あえて言うが、ハードウェアウォレットはすべて「完全なゴミ」であり、トランザクションの署名や資金の保管といった重要なタスクでの使用を推奨しない。

それよりも、ハードウェアウォレットとして使用することだけを目的として、別途iPhoneを用意する方がはるかに良いだろう。

また、特にハードウェアウォレットLedger(レジャー)のアプリは、「大した理由もないのにUIやアプリのアップデートを頻繁に行い、そのせいで単純な操作ができなくなることがある」とも不満を表明している。

さらにXへの投稿では、高額かつ迅速な処理が求められるトランザクションを行う際に、ハードウェアウォレットのユーザーが直面し得る問題も指摘した。バッテリー切れ、デバイスやソフトウェアの強制的なアップグレード、UI変更、マルチシグ・トランザクションへの署名を妨げるサイトのバグなどを挙げている。

サンダース氏はこうしたるZachXBT氏の意見に対して、今回反論した格好だ。まずサンダース氏は、特にソフトウェアやファームウェアのアップデートが緊急または高額な取引を妨げる場合など、批判の背景については理解を示した。

現状のソリューションが扱いにくいものであるという点には同意すると述べ、「セキュリティと使いやすさのバランスをとりながら開発を行うのは、本当に難しいことなのだ」と続けている。

一方でサンダース氏は、ZachXBT氏の主張は、一部の多額の資産を管理する知識の深いユーザーの状況を一般化しすぎているとも指摘。次のように意見した。

高リスクな環境で多額の資産を管理する必要がある人々には、ハードウェアウォレットとは異なる環境が必要だ。単一のハードウェアウォレットだけでは、そうした状況に対する最適な解決策とは言えない。

しかし、だからといって『すべてがゴミだ』と決めつけるのは違うだろう。

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iPhoneで仮想通貨を保管する際のリスク

また、サンダース氏はiPhoneを推奨するという点についても反論した。機能を最小限に絞ったiPhoneは、高度なウォレット環境の一部として有用な場合もあるが、ハードウェアウォレットよりも多くの「攻撃の入り口」を持つとしている。

具体的にはWi-Fi、Bluetooth、iMessage、モバイル通信機能など様々な入り口が存在しており、「iPhone上のウォレットで秘密鍵を生成すること自体、ハードウェアウォレットを使う場合よりもリスクが高い」との見解を述べた。

ZachXBT氏の発言は様々な反応を呼び起こした。例えばクリプト系インフルエンサーのアクセル・ビットブレイズ氏は、スマートフォンを使ったとしても、結局は「1つのデバイスと1つのシード(復元フレーズ)が単一障害点になる」という状況は変わらないと意見している。

また、トルネードキャッシュの共同創設者であるローマン・ストーム氏は、ZachXBT氏の提案の趣旨には同意しつつも、スマホで使えるウォレットの多くが「BIP39パスフレーズ(ウォレットのシードフレーズに任意のパスワードを追加できる機能)」に対応していないことを欠点として指摘した。

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