企業間取引・貿易金融に特化したブロックチェーン「XDC Network」は、SBIホールディングスとの合弁会社設立やWTO報告書への掲載など、機関レベルの信頼を獲得しています。
パブリックブロックチェーンとプライベートブロックチェーンの利点を組み合わせたハイブリッド型のプラットフォームとして、特に貿易金融やサプライチェーン管理の分野で展開しています。
本記事では、仮想通貨XDCの特徴から将来性、買い方まで解説します。
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XDC Networkの特徴
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仮想通貨XDCの将来性
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仮想通貨XDCの買い方
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仮想通貨XDCの注意点
仮想通貨XDCの特徴

出典:SBI XDC Network APAC
XDCは、国際貿易と金融の効率を向上させることを目標としています。
具体的には、従来の金融システムにおける複雑な手続きや高コストを削減し、迅速な決済を実現することにあります。
ここでは、XDCの特徴について解説していきます。
XDCとは?
XDC Network(XDC) は、国際取引と金融業務の効率化を目的とした次世代型ブロックチェーンです。最大 2,000 TPS・約 2 秒の確定時間・低コスト手数料を実現し、企業間取引向けに強固なセキュリティを備えています。複数チェーンとの相互運用性を持ち、スマートコントラクトで取引を自動化できます。
技術的背景: 独自の「XinFin Delegated Proof of Stake(XDPoS)」により、省エネルギーで高スループットを達成しています。
金融機関や政府機関との提携も進んでおり、2023 年には SBI VC トレードが国内で XDC の取り扱いを開始しました。
ハイブリッド・ブロックチェーンを採用
XDCでは、パブリックとプライベートの特性を組み合わせたハイブリッドブロックチェーン技術を採用しています。
企業活動におけるブロックチェーン技術の活用において、プライバシーの確保は重要な課題となっています。従来のパブリックブロックチェーンでは、全ての取引情報が公開されるため、企業の機密情報保護の観点から導入を躊躇する声も少なくありませんでした。
XDCが採用しているハイブリッドブロックチェーン技術によって、企業は必要な情報のみを公開し、機密性の高いデータは非公開として管理することが可能になりました。
国際金融と国際貿易を中心に展開
XDCは、プライベートとパブリックの相互運用を可能にすることや、現実世界とブロックチェーンの金融をつなぐポジションとなることを目指しており、国際金融と国際貿易に特化しています。
実際に、2021年9月に貿易金融資産に裏付けられた世界初のNFTを発行してます。
また、ISO20022準拠の金融通信や本人確認(KYC)機能といった企業向けの実用的な機能が採用されているため、多くの企業や投資家から信頼が置かれています。
仮想通貨XDCの情報・価格動向
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称(ティッカー) | XDC Network(XDC) |
| 現在価格 | 4.71円 |
| 過去最高値 | 31.05円(2021年8月21日) |
| 時価総額 | 約940億円 |
| 循環供給量 | 約199億XDC |
| 総供給量 | 約380億XDC |
| X(旧Twitter)フォロワー数 | 13.9万 |
| データ時点 | 2026年4月30日(CoinMarketCap) |
仮想通貨 XDC は、ネットワークのネイティブトークンとして取引手数料の支払い、スマートコントラクトの展開、検証者の投票によるガバナンスを支えています。また、独自のコンセンサスメカニズムXinFin Delegated ProofofStake(XDPoS)を採用し、高速処理と省エネルギーを両立しています。
価格チャート・主な値動き要因

XDCの価格推移(円建て) 出典:CoinMarketCap
- 2018〜2020年:価格はほぼ横ばい。ローンチ直後で流動性が低く、企業向けユースケースも実証段階だったため、市場の注目は限定的。
- 2021年前半:急騰フェーズ
グローバル強気相場と「貿易金融向けブロックチェーン」という差別化が評価され急伸。XDC Mainnetの機能強化、大手銀行・フィンテック企業との実証実験報道などが重なり、2021年8月に過去最高値(約27.9円) を記録。 - 2022年:調整局面
暗号資産市場全体の下落(クリプトウィンター)に連動し、約3円 まで下落。マクロ要因(米金融引き締め、LUNAショック等)の影響が大きかった。 - 2023年:反発の芽
SBIホールディングスとの提携発表 で一時 0.093 USD(約13円)付近まで反発。貿易金融NFTの事例や ISO 20022 準拠モジュール公開も材料視。 - 2024年Q4:XDC 2.0アップグレード
スケーラビリティ改善・EVM互換拡張を実施。アップサイド期待が高まるも、年末にかけ利確売りで持ち合い。 - 2025年初頭:再度の急騰
米国政権の貿易金融優遇策や RWA トークン化ブームを追い風に 一時 20円超へ急騰。出来高も急増後、反動調整を経て 10円前後で推移。
XDCの価格は「企業向けブロックチェーン」というテーマ性と暗号資産市場のマクロ環境に連動しやすく、大型アップグレードや提携ニュースが短期トリガーとなり、RWA/貿易金融分野の成長期待が中長期的な下支え要因となっています。
仮想通貨XDCの将来性

出典:SBI XDC Network APAC
XDCは、国際貿易のデジタル化を推進するための重要なツールと見なされています。
XDCの取り組みを見る事で将来性について解説していきます。
大手企業・公的機関との提携
XDCは、グローバル規模で主要企業および政府機関とのパートナーシップを積極的に構築しています。
2024年7月にはヨーロッパを代表する通信大手ドイツテレコムの子会社、ドイツテレコムMMSがXDCネットワークへの参画を表明。同社はマスターノードの運用を通じて、重要なインフラ提供者としての役割を担う予定です。
さらに2024年8月には、ブラジル連邦政府が運営する技術企業SERPROとのパートナーシップも実現し、公的機関との協力体制も着実に整いつつあります。
SBIホールディングスとの取り組み
アジア太平洋地域においても、2023年5月にSBI VCトレードとパートナーシップ契約を取り交わし、日本国内の普及に向けた取り組みを進めています。
さらに、2023年12月には、SBIホールディングスと合弁会社「SBI XDC Network APAC株式会社」の設立を通じて現地化を推進。日本語による情報提供体制を整備し、アクセシビリティの向上を実現しています。
また、同社では、以下のような取り組みを進め、XDCの普及を進めています。
- XDC Networkの利用拡大:XDC Networkへ展開する開発者へのビジネス開発のサポート
- 貿易金融効率化に向けた連携先の拡大:SBIグループの持つグローバルネットワークも駆使し、パートナシップを拡大
- XDCの認知向上・利用促進:APAC地域内におけるXDCの認知向上、新規にXDCの取り扱いの支援を通じたXDCの利用促進
国際機関からの認知
XDCの注目すべき特徴として、国際的な評価の実績が挙げられます。
具体的には、世界貿易機関(WTO)が発行した報告書『BLOCKCHAIN & DLT IN TRADE: WHERE DO WE STAND?』において、貿易金融分野における主要プロジェクトの一つとして取り上げられています。

出典:BLOCKCHAIN & DLT IN TRADE: WHERE DO WE STAND?
このような国際機関からの認知は、XDCの信頼性を示す重要な指標と言えます。
現実世界の資産のトークン化
XDCプラットフォームは、実物資産のデジタルトークン化(RWA:Real World Assets)を実現し、従来型の金融資産をブロックチェーン上で運用可能にします。
特に注目すべきは、国際金融取引で標準とされるISO-20022規格に完全準拠しており、貿易金融における各種契約書類や債権をNFTとして電子化できる点です。
さらに、イーサリアムの仮想マシン(EVM)と互換性のあるスマートコントラクトに対応し、ブロックチェーン間でのトークン移転もシームレスに実行可能です。
これにより、不動産、商品、知的財産権などの実物資産を、安全かつ効率的にデジタル化し、グローバルな取引や資産運用に活用できる基盤を提供します。
関連:現実資産トークン化に投資家の関心が集まる理由、リアルワールドアセット(RWA)とは
仮想通貨XDCの買い方
ここでは、XDCの買い方について説明していきます。
おすすめの取引所から口座開設、実際の買い方まで解説していきます。
XDCおすすめ取引所の詳細
SBI VCトレードの口座開設方法

出典:SBI VC トレード
SBI VCトレードでXDCを購入するには、まず口座開設を行う必要があります。口座開設には下記のものが必要になるため、あらかじめ準備しておきましょう。
メールアドレス登録・パスワード設定
「個人のお客様」を選択しメールアドレスを登録。確認メールのURLを開きパスワードを設定。
SMS認証・基本情報入力
SMS または電話認証後、氏名・住所などの基本情報を入力。
本人確認書類の提出
運転免許証・マイナンバーカード・在留カード・特別永住者証明書などを撮影しアップロード。本人確認書類と一緒に自撮り(セルフィー)を行い、本人確認手続きを完了。
審査・口座開設完了
審査完了後、口座が開設されます。最短翌営業日から取引開始できます。
関連:SBI VCトレードの評判は?手数料・メリット・デメリットを徹底解説
XDCの買い方
XDCを購入するには、SBI VCトレードの取引口座に日本円を入金し、販売所で購入していきます。
具体的な手順は次の通りになります。

販売所の利用画面
購入を希望する通貨を選択し、表示されたチャート画面の右下にある「買う」ボタンをタップすることで、購入画面へ移動できます。購入画面では、「今すぐ注文」および「価格指定注文」という2種類の注文方法から選択可能です。
「今すぐ注文」を選ぶと、同社が設定する現在の価格で売買することができます。
一方、「価格指定注文」では、ユーザーが希望する価格に到達した際に自動的に売買が実行される予約注文を設定できます。
仮想通貨XDCの注意点
XDCへの投資を検討する際には、いくつかの注意点もあります。
このセクションでは、認識しておく必要がある注意点を紹介していきます。
XDC購入の際の注意点
ここでは、XDCを始めとした仮想通貨を買う上で考慮した方が良い重要ポイントを紹介します。
まずは、少額から投資し始めることを検討してみてください。仮想通貨は株式などと比べると少額で投資することが可能です。1XDCから購入することができますので、まずは慣れることから始めるのも1つの方法です。
次に、投資は余剰資金で行いましょう。これは仮想通貨に限らず、資産運用のポイントとしてよく挙げられています。生活に必要なお金や将来使う予定のある資金ではなく、当面は使う予定のないお金で投資するようにしてください。
投資金額を増やしたりする前に、まずは余剰資金を使って少額投資を行うことから始めることをお勧めします。
XDCに投資をするリスク
XDCを始めとした仮想通貨投資にはリスクも付きまといます。
次のようなリスクに注意しながら投資していきましょう。
- 価格変動によるリスク:伝統的な金融商品に比べて価格変動が大きい仮想通貨市場では、損失が発生する可能性もあります。
- セキュリティ上のリスク:仮想通貨には詐欺や不正アクセスのリスクもあるため、慎重な取引が求められます。
- 実用性と未知のリスク:日本を含め世界で規制環境の進展は見られますが、仮想通貨市場自体がまだ新しく、予期せぬリスクが生じる可能性もあります。
XDCに関する税金について
仮想通貨取引で生じた利益は原則「雑所得」として取り扱われます。日本円との売買で得た利益だけではなく、仮想通貨同士を交換したときに生じた利益やレンディングなどで得た報酬も課税対象となります。
雑所得に分類される仮想通貨取引での所得は、給与所得などの他の所得と合算した金額に対して税率がかけられます。税率は、所得が多いほど高くなる「累進課税」が適用され、下表の通り5%~45%の7段階に分かれています。住民税も合わせると最大で約55%の税率が課されます。

出典:国税庁
仮想通貨の損益計算に関して、届け出を出さない限り取得価額は「総平均法」で計算することになります。「総平均法」は簡単に説明すると、年度末に購入した価格をすべて足して購入数量で割り、そこから算出された平均価格と売却価格との差額を損益にする方法になります。
「ガチホ」のようにXDCを長期間保有している場合、年度ごとに平均取得額を出しておかなければ、いざ売却して大きな利益を得たときに正しい損益額を出すことが難しくなるため、注意が必要です。
届け出を出せば、取引ごとに暗号資産の平均単価を算出する「移動平均法」での計算が認められます。総平均法・移動平均法のどちらを利用しても、最終的な損益額は同じに収束しますが、年度ごとの損益額は変わるうえ、一度使用した計算方法は原則3年間変えることができません。
関連:【確定申告特集1】知っておきたい仮想通貨にかかる税金を税理士が解説|Aerial Partners寄稿
まとめ
XDC Networkは、貿易金融・国際決済に特化したハイブリッドブロックチェーンとして、SBIホールディングスとの合弁会社設立やWTO報告書への掲載など、機関レベルの信頼を獲得しています。
RWA(現実世界の資産のトークン化)や ISO-20022 準拠など、実用性の高い機能を備えており、中長期的な成長が期待される銘柄のひとつです。
国内でXDCを購入できるのはSBI VCトレードのみ。ステーキングで保有しながら利回りを得られる点も魅力です。まずは少額から始めてみましょう。
記事の監修
2017年に日本最大の暗号資産・Web3メディアCoinPostを創業。2023年よりグローバルカンファレンスWebXを立ち上げる。次世代テックを活用した福祉事業Wave3やWeb3特化の開発支援事業SUDACHI Techも展開。法人向け暗号資産(仮想通貨)アナリストとしても活動。
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