WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン現物ETF流出加速、機関の売り圧力が再燃=分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • BTCリスク指数が高リスク域へ移行
  • ETF年初来純流入は4,500BTC

「リスク指数」も上昇

仮想通貨分析プロバイダーのスイスブロック(Swissblock)は26日、独自のリスク指数(Risk Index)とビットコイン(BTC)現物ETFフローの関係性に関する分析をXに投稿した。

同社によると、リスク指数が高水準に移行するたびに、その背後では機関投資家による組織的な売り(ディストリビューション)が確認されるとしており、現在の市場環境が再びその局面に差し掛かっていると警鐘を鳴らした。

スイスブロックの分析によれば、2026年の米国現物ビットコインETFの年初来純資金流入量は、現時点でわずか4,500BTCにとどまっている。

市場では3月・4月に大規模な資金流入があったが、5月に入ってフローは一転して流出超に転じた。

複数のデータソースによると、5月14日以降の6営業日(5月22日時点)で累計15億5,000万ドル超の資金流出が記録されており、主要ファンドではブラックロック(BlackRock)のIBITやフィデリティ(Fidelity)のFBTCも顕著な流出を計上した。

関連記事:米ビットコイン現物ETFが6日連続流出、アルトコインへのローテーションが鮮明に

米ビットコイン現物ETFは5月14日以降6営業日で計15.5億ドルが流出した。2026年の累計純流入はファーサイド集計で5.36億ドル、SoSoValue集計で4.74億ドルまで縮小。アナリストは「機関投資家の需要は消えておらず、アルトコインETFへのローテーションが起きている」と指摘。

同社が注目するのは、ETFフローの悪化とリスク指数の上昇が「同時進行」している点だ。通常、現物ETFは市場の売り圧力を吸収するバッファーとして機能するが、その需要が後退すれば、下落圧力を緩和する手段が失われる。

スイスブロックはこの状況を「ETFサポートなしでリスク指数がさらに加速しうる構造」と表現し、現在のビットコイン相場における上値の重さを裏付けるとしている。

一方、ETFフローの悪化は単一要因によるものではない。4月のCPI(消費者物価指数)が3.8%と2023年5月以来の高水準を記録し、PPI(生産者物価指数)も6%に達したことで、FRBの金利据え置き長期化への懸念が再燃した。

さらに、複数のデータによると、企業のBTC購入は5月中旬以降に急減しており、機関投資家の需要が複合的に萎縮している状況が浮かび上がる。

2024年1月の米国ビットコイン現物ETF承認以降、ETFフローはビットコイン相場の主要な先行指標の一つとして機能してきた。2025年10月の史上高値局面では累計純流入が約610億ドルを超えたが、その後の調整局面で資金が流出し、現在の累計額は570億8,000万ドル(5月22日時点)まで減少している。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/11 日曜日
09:25
週刊仮想通貨ニュース(10/9)|米当局の証券性の共同解釈・10月の相場分析・メタプラネットの動向まとめ
今週は、米商品先物取引委員会(CFTC)と米証券取引委員会(SEC)の証券性に対する共同解釈、10月の仮想通貨相場分析、メタプラネットの動向に関する記事が関心を集めた。
10/10 土曜日
14:45
リップル、1000億XRPの総供給量を超える不正生成を可能にした脆弱性を修正
XRPレジャーの決済エンジンに、総供給量を大幅に上回るXRPを不正に生成できる脆弱性があった。9月25日公開のxrpld 3.4.1で修正済みで、公開ネットワークでの悪用の証拠は見つかっていないという。
13:42
不動産デジタル証券の購入者層、「利回り・値上がり益重視」が最多|7000人調査で
KDX STパートナーズが「KDX STアプリ」の個人本会員7002名を調査した。不動産デジタル証券の保有者2391名では株式現物の経験10年以上の層が厚い一方、同証券の投資経験は1年未満が919名に集中した。
13:30
リップル共同創設者、米中間選挙向けに約36億円寄付|仮想通貨団体に反発
リップル共同創業者ラーセン氏が仮想通貨PAC「フェアシェイク」のブラウン上院候補攻撃を批判し、同候補側に400万ドルを拠出した。リップルは同PACへの資金提供継続を検討中だ。
12:00
Blockchain.com、米国で予測市場と仮想通貨デリバティブの免許を申請
仮想通貨サービス企業のBlockchain.comが、米国で予測市場と仮想通貨デリバティブを提供するため、CFTCに先物取引所の指定と先物取引業者の登録を申請した。
11:40
タイSEC、仮想通貨現物ETFを解禁 ビットコインとイーサリアムに限定
タイ規制当局は8日、仮想通貨現物ETFの国内組成を認める11本の告示を発表した。初期の対象はビットコインとイーサリアムで、16日に施行される。証券会社による現物ETF購入向けの融資は禁止し、取引前のリスク確認も義務付けた。
11:20
米CFTC、予測市場の規則2件発表|イベント契約は管轄下、カジノ型賭博は除外
米CFTCは、カジノ型賭博をスワップから除外する暫定最終規則と、イベント契約を含める規則案を公表した。複数州と予測市場の管轄権限争いが生じている状況での動きだ。
10:50
ロビンフッドチェーン、手数料払いで取引処理を優先する方式を検討か=報道
コインデスクによると、ロビンフッド・チェーンが手数料を払って特定の取引を優先できる、アービトラムの新方式を検討していると報じた。現在は先着順で処理し、タイムブーストも利用していない。
10:05
ビットコイン上昇継続の条件は? コインシェアーズ分析
コインシェアーズは8日のレポートで、仮想通貨ビットコインの上昇加速には財政懸念に基づく資金流入が必要との見方を示した。米長期金利が20年以上ぶりの高水準に達する中、仮想通貨ファンドの資金流入は鈍化している。
09:10
米司法省、イラン関連取引を巡るバイナンスの和解後の制裁遵守を審査=報道
米司法省刑事局のドゥバ局長が、バイナンスによる2023年の和解合意の順守状況を精査していると明らかにした。イラン制裁違反の可能性を巡る捜査が続く中、違反が認められれば訴追の再開や追加罰金につながる可能性がある。
08:10
スタークネット、L1化を検討|STRKトークンは今週約70%高騰
スタークウェアのベン=サッソンCEOは、スタークネットが量子耐性の実現に向け、独自のレイヤー1化を含む選択肢を検討していると明らかにした。STRKは今週69.2%高騰した。
07:00
世界最大のXRP保有企業エバーノース、12日にナスダック上場へ
世界最大のXRP保有上場企業エバーノースは9日、アルマダとの事業統合を完了した。12日にナスダックで取引を開始する予定。
06:40
ジーキャッシュ、量子攻撃に備える署名命令 公開型アドレスに1月に追加計画
仮想通貨ジーキャッシュの開発者が、量子コンピュータに耐えるハッシュ型署名の検証命令を1月に追加する計画を公表した。有効化日は未定で、発行量の70.4%を占める公開アドレスが対象となる。
06:12
レジャーウォレット、推計136億円超流出か 東南アジア販売店に販売停止要請
仮想通貨ハードウェアウォレット大手のレジャーは9日、東南アジアの購入者から資金を失ったとの報告を受け、販売店クリプトビリスに販売停止を要請した。調査者の1人は流出額を8,600万ドル超と推計したが、レジャーは流出額と原因を調査中。
05:50
ベッセント米財務長官、約10億ドルのイラン仮想通貨を今週にも押収と発言「所在は把握」
ベッセント米財務長官は8日、10億ドル相当のイランの仮想通貨を今週にも押収する可能性が高いと明かした。押収対象の銘柄や方法は明らかにしていない。米政府関連のウォレットは今週、2,440億円相当を移動した。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧