- ビットコイン商品の2026年累積純流入が約39億ドルから約26億ドルへ縮小
- 先週の純流出は年初来3番目の規模、ほぼ全地域でリスクオフが拡大
仮想通貨投資商品の市況
暗号資産(仮想通貨)に特化した資産運用企業コインシェアーズ(CoinShares)でリサーチ部門のトップを務めるジェームズ・バターフィル氏は26日、ETFなどのデジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは、約14.7億ドル(約2,342億円)の純流出だったと報告した。
これで2週連続の純流出となり、この期間の合計の純流出額は約25.4億ドル(約4,046億円)になったと説明。この市況は、米国の仮想通貨市場構造法案「クラリティー法」の審議で進展はあったが、イラン情勢に起因するリスクオフが深化・拡大していることを示唆していると述べている。
関連記事:仮想通貨ETFなど、先週は約1700億円が純流出 XRPやソラナなどの商品は純流入
コインシェアーズは、仮想通貨投資商品全体の先週の資金フローは約1,700億円の純流出だったと報告。ビットコインとイーサリアムの商品からは純流出、XRPとソラナなどの商品には純流入した。
以下のグラフが、デジタル資産投資商品全体における週ごとの資金フローの推移。バターフィル氏は、先週の純流出額は1月後半の2週に次いで年初来3番目の規模であると説明した。

出典:コインシェアーズ
銘柄別の資金フロー
以下の画像は、デジタル資産投資商品への資金フローを原資産別に見た表。バターフィル氏は、ビットコイン(BTC)の商品の純流出額は2026年の最大規模であると報告している。

出典:コインシェアーズ
また、2026年におけるビットコイン商品への純流入額が、先々週の約39億ドル(約6,213億円)から約26億ドル(約4,142億円)に減少したとも説明。そして、この減少は、2026年の累積ポジションがリスクオフの局面でいかに速く縮小しうるかを改めて示していると述べた。
関連記事:ビットコイン現物ETF流出加速、機関の売り圧力が再燃=分析
スイスブロックは5月26日、ビットコインETFの資金流出が加速し、独自リスク指数が高水準に達したと分析。機関投資家の売り圧力が再び市場を支配しつつあると警告した。
他の銘柄については、イーサリアム(ETH)の商品からも資金が純流出した一方で、XRPやソラナ(SOL)などの商品には純流入している。バターフィル氏は、アルトコインの商品では選別的な資金流入が継続しているが、規模は先々週よりも縮小していると報告した。
また、以下の表はデジタル資産投資商品への資金フローを国別に見たデータ。バターフィル氏は、米国が純流出を主導している状態は継続しているが、欧州が需要を維持した先々週と比較すると先週はリスクオフが広がっており、ほぼ全ての地域で資金が純流出したと述べている。

出典:コインシェアーズ



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