IOTAとジャガーが自動車エネルギーの追跡実証を実施予定

IOTAとジャガーが自動車エネルギーの追跡実証を実施予定
IOTA財団が、英ジャガーと自動車エネルギーの追跡実証実験を行うことを発表。エネルギー使用量や持続可能エネルギーのトレーサビリティを示すことを目的としている。

IOTAとジャガーが自動車エネルギーの追跡実証を実施予定

仮想通貨IOTA(MIOTA) を発行するIOTA財団は、英自動車メーカー大手ジャガーランドローバーと共同で、自動車エネルギーの追跡における概念実証(PoC)を行うことを発表した。ジャガーランドローバーに加えて、仏エネルギー研究開発機関のEngie Lab Crigenと提携して実施される。

IOTA財団によると、今回のデモンストレーションは、ジャガー社の高級EV(電気自動車)「I-Pace」における、エネルギー使用量や持続可能エネルギーのトレーサビリティ(追跡可能性)を示すことを目的にしているという。ノルウェー・トロンハイムの発電所ビルで行われる予定だ。

再生可能エネルギーの出処までを追跡することは困難であるとされているが、IOTAの分散台帳技術(DLT)「Tangle」を用いることでそれが可能になるという。

ジャガー社のエンジニアリングチームのマネージャーを務めるRussell Vickers氏は、今回のデモンストレーションがエネルギーに配慮したスマートシティ実現に向けたものであるとして、次のように述べている。

このイニシアチブは、都市がインフラと交通の両方を、持続可能かつ相互に有益なエコシステムへと変換させる方法を示している。

今回のデモで使われるI-Paceなどエネルギーにポジティブな車両が、ジャガーの戦略に沿って持続可能性の革新をどのように実現できるかを、人々に見てもらうことを楽しみにしている。

また、今回の発表によると、I-Paceにはエネルギー充電に使用できるIOTAのスマートウォレットが搭載されているという。

それによって、道路上の穴や、天気、交通情報に関連するデータを共有することでユーザーはIOTAを獲得できるようになるとしている。その獲得したIOTAを、通行料や駐車料、充電などの支払いサービスにも使用できるという。

参考:IOTA財団の公式発表

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英ジャガーランドローバーが、同社の自動車ソフトウェアでの仮想通貨IOTA導入をテスト。仮想通貨は自動車搭載のウォレットで管理され、交通情報等共有の報酬や、料金の決済手段として利用が可能になるという。
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