BitMEXのビットコイン保険基金、BTC流通量の0.18%相当に 前年比62%増

BTC保険基金が62%増

大手仮想通貨デリバティブ取引所BitMEXの保険基金におけるビットコイン(BTC)の保有量が、2019年に62%も増加したことが指摘された。

本内容は、仮想通貨カストディ企業CASAの最高技術責任者(CTO)James Lopp氏が明らかにした。現在の保険基金のBTC保有量は、現在の流通量の0.18%に相当する。BitMEXが公表しているデータによると、27日時点での保険基金の残高はおよそ3.3万BTCで、年初の2.1万弱より大幅に増えてきている。

BitMEXの保険基金は、トレーダーが清算不可能な状況に陥った資金を保証するために利用される。BitMEXの利用者の資産や、ロスカットの金額に比例して、基金は膨らむことになる。取引を清算する際に、支払い不可能になったトレーダーから支払いを要求するのではなく、保険基金から利益分をトレーダーに分配する仕組みだ。

保険基金の積み立てが多いほど、利益の受け取りを保証することにつながり、投資家は安心してトレードできるようになるという。

なお、2019年以降右肩下がりで推移していたBitMEXの顧客預入ビットコインの数量も急反転し始めている。CoinMetricsのデータによると、246,937BTCから255,741BTCへと、4%ほどの増加率を記録した。年末前のタイミングのほか、金利を狙うトレーダーが増加していることも主要因とみられる。

出典:CoinMetrics

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2019年以降右肩下がりで推移していた海外取引所の顧客預入ビットコインの数量が、11月22日から12月22日にかけて急反転し始めたことがわかった。仮想通貨取引所Bitfinexが預かるビットコインは過去1ヶ月間で約30%、BitMEXでも4%増加している。
BitMEXリサーチは2020年の仮想通貨市場予測を行なった。 ・ビットコインのボラティリティと値幅 ・市場ドミナンス

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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