世界初、日本の開発企業ステイクがサブストレートデリバリーパートナーに認定
パブリックブロックチェーンの利用を推進
日本のブロックチェーン開発企業ステイクテクノロジーズは3日、サブストレートデリバリーパートナープログラム(Substrate Delivery Partners program)の初期メンバーに認定されたことを発表した。
本プログラムへの参加が認定された企業は、ステイクテクノロジーズが世界初の事例となる。今後の活動として、プログラムを主導する英ブロックチェーン開発企業パリティテクノロジーズのソフトウェアと、両社が共同開発するブロックチェーンを企業に実装し、実証実験や商用開発を加速させるという。パブリックブロックチェーンを利用した取り組みを協働して推進することが目的だ。
パリティテクノロジーズは、イーサリアムの共同創業者で技術基盤を構築したGavin Wood氏と、イーサリアムの初期のコアメンバーであるJutta Steiner氏が設立した企業。現在最も力を入れているのが、次世代のパブリックブロックチェーンと呼ばれるPolkadotの開発だ。
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それに加え、オープンソースプロジェクトであるSubstrate(サブストレート)の開発も主導している。Substrateはブロックチェーンを作成するためのフレームワーク。ユースケースに合わせてブロックチェーンをカスタマイズすることができるため、今後IoTや金融など様々な業界で利用されることが期待されている。
今回サブストレートデリバリーパートナープログラムにステイクテクノロジーズが参加することが認められたのは、このSubstrateの開発に対する貢献と実績が高く評価されたためだという。本プログラムへの参加で、ステイクテクノロジーズには以下の3点が認められる。
- ビジネスでパリティテクノロジーズのロゴ及びブランドを使用できる
- パリティテクノロジーズの技術を実装する際にリソースとサポートが提供される
- 関与する企業の実証実験等をパリティテクノロジーズが世界的に広報・マーケティングしてくれる
参考資料 : ステイクテクノロジーズ
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