リップル社:Google重役 AmirSarhangi氏を雇用
- リップル社:グーグルの重役雇用
- リップル社がグーグルのプロジェクトマネジャーAmir Sarhangi氏を雇用したことを明らかにした。リップル社ではプロダクト部門の部長を担うとのこと。好調なリップル社の成長に拍車をかけられるか注目が集まる。
グーグルの重役雇用
リップル社はグーグルのプロジェクトマネジャーAmir Sarhangi氏を引き抜いたことを明らかにした。
Sarhangi氏はグーグルのRCSと呼ばれるワイヤレス・メッセージ・システム開発の責任者であった。
Reutersの報道によれば、Sarhangi氏は、リップル社ではプロダクト部門の部長を担うとのこと。
同氏は、銀行や金融機関などで活用されている国際間決済技術「リップルネット」拡大に向けて陣頭指揮をとるとしている。
またリップル社の仮想通貨であるXRPは、新たに二つの仮想通貨取引所にて上場された。
その取引所名はブラジルの取引所「OmniTrade」とロシアに拠点を置く取引所「Yobit」
OmniTradeのツイッター上にて、XRP/BRL(ブラジルレアル)、XRP/BTC、XRP/ETHの三つの取引ペアが可能になったと発表している。
Yobitでは、現在XRP/BTC、XRP/ETCのペア取引が可能となっている。
売り上げ好調なリップル
先日コインポストでも報道したように、10月26日にリップル社はXRPのQ3売上報告書を発表した。
この報告書によれば、ボラティリティと取引高が増加する中、リップル社は180億円弱のXRPを売上に納めたとしている。
2018年Q3 | 2018年Q2 | |
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企業向け直接販売 | 110億円 | 19億円 |
プログラム売却 | 73億円 | 63億円 |
総売却額 | 183億円 | 82億円 |
XRP総取引量 | 380億 | 453億 |
総取引量に対するプログラム売却量 | 0.17% | 0.125% |
総取引量に対する売却量 | 0.43% | 0.162% |
今回の報告書で、リップル社による『プログラム売却』の増加はもちろん、特に注目すべき点は企業向けの売上で、リップル社の子会社であるXRP II,LLCによる企業向けの売上が前四半期比594%増になったことが報告されている。
この好調な売上に至ったのは、先日リップル社主催のSwellカンファレンスにて正式に発表されたxRapid(XRP使用)を複数のクライアント金融企業:MercuryFX、Culliax、Catalyst Corporate Federal Credit Unionなどが導入したことや、xRapidを採用する仮想通貨取引所3社と『プリファードパートナー』を締結したことも一つの要因と考えられる。
なお、「産業において、急速な成長を見せており、例えば、CoilがXRPを使った決済システムを実用化するために、200以上のウェブサイトとウェブマネタイズ商品を試行している」のようなビジネスは今後もXRPに対する需要が高まると言えるだろう。
Sarhangi氏を雇ったことにより、売り上げ好調なリップル社の成長にさらなる拍車をかけるのか。
今後の動向に注目が集まる。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します