トランプ氏、4つ目のNFTコレクション販売検討か
ブルームバーグ取材で明かす
米共和党大統領候補であるトランプ前大統領は、自身の4つ目のNFTコレクションをリリースすることを検討しているようだ。
ブルームバーグの取材に応じた同氏は過去にリリースされたNFTについて「以前のコレクションは大成功し、1日で完売した」と話し、「これまで3回リリースしてきたが、もう1回コレクションを出すかもしれない」と4度目のコレクション販売を示唆した。
トランプ氏は2022年12月に初めて99ドルの価格で45,000枚のNFT(トレーディングカード)をリリース。2度目は23年4月に、3度目は23年12月にリリースされている。
今年の5月には、4つ目のコレクションリリースについて示唆したことはあったが、そのとき「私は需要と供給を信じる」と述べ、具体的な発表はしなかった。
一方、5月のマー・ア・ラゴでのNFTイベント以来、多くの仮想通貨投資家や業界起業家がトランプ氏を支持するようになり、その考え方を変えた可能性がある。
また、トランプ氏が16日にビットコインなどの銘柄を保有し仮想通貨肯定派であるJ・D・バンス上院議員を副大統領候補に指名したことも追い風になったようだ。分散型予測市場ポリマーケットでは、トランプ氏の当選確率は71%となり、先週からさらに高まってきた。一方、仮想通貨業界の支持を得られていないバイデン氏はわずか19%の確率に留まっている。
さらに、トランプ氏への仮想通貨業界からの寄付金は増えている状況だ。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道によると、前四半期に仮想通貨で約300万ドル(約4.7億円)の資金を集めており、その多くはビットコインとイーサリアムだったという。
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