米コインベースCEO、米国版仮想通貨決済のクレジットカードや証拠金取引について言及

CoinbaseのCEO、米国版Coinbase cardや証拠金取引について言及
仮想通貨取引所CoinbaseのCEOであるBrian Armstrong氏は、「Ask Me Anything(AMA)」セッション中、コミュニティからの質疑応答で米国版Coinbase cardや証拠金取引について言及。今後の展開を示唆した。

CoinbaseのCEO、米国版Coinbase cardや証拠金取引について言及

5月16日(木)に、米国仮想通貨取引所Coinbaseの共同創設者兼CEOであるBrian Armstrong氏(以下、Armstrong氏)は、YouTubeの「Ask Me Anything(AMA)」のセッションの中で、いくつかの中期的なミッションについて言及している。

ここではとりわけ大きく話題になった2点について取り上げた。

Coinbase Pro上で証拠金取引を検討中

Armstrong氏は、YouTubeのAMAセッションでコミュニティから質問を受けた証拠金取引について検討していることを明かした。

コインベースのAMAセッションでは度々コミュニティから証拠金取引の導入について質疑応答が交わされ同氏は以前から証拠金取引の需要が高まっていることを認識して以下のように発言した。

これは、テクノロジだけでなく規制面でも革新を必要とする製品の1つだ。

証拠金取引に関しては、世界最大級の仮想通貨取引所バイナンスCEOであるCZ氏もAMAセッションでまもなく証拠金取引をスタートさせると語っていた。仮想通貨投資家にとっては魅力的な取引の1つであるため、両社の証拠金取引導入には大きな期待が寄せられている。

Armstrong氏は規制に準拠した範囲内で提供できるならば進めていきたいとの見方を示した。

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仮想通貨取引所バイナンスのCEOであるCZ氏はハッキング発覚直後に予定通りAMAセッションを実施。話題となっていた証拠金取引など今後のサービス展開に関する展望を語った。

米国版Coinbase card、年内に発行か

またArmstrong氏は、米国版Coinbase cardを「年内に発行することを計画している」と発言した。

先月コインベースは、英国とEU圏で仮想通貨決済が可能なVisaデビットカード「Coinbase card」を発行している。このカードを利用ことでユーザーはコインべースのアカウントから直接仮想通貨で決済することが可能になるという。

英国では、現在クレジットカードの発行枚数約7300万に対して、デビットカードの発行枚数は約7600万枚に増加し、デビットカードの方が主流になりつつある。コインベースは今後も英国ではデビットカードの普及が拡大すると見込んでカード発行に至ったと考えられる。

一方、米国でも2015年の決済ではクレジットカードを抜いて、デビットカードの決済がトップとなり、デビットカードの普及が加速化している。

このように大国でのデビットカード需要拡大を鑑みると、仮想通貨決済を搭載したデビットカードの発行は仮想通貨ユーザー拡大にとって大きな戦略の1つといえる。独自のエコシステムの構築を目指すコインベースの進展にはますます目が離せない。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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