『ビットコイン悲願の1万ドル突破』週間・仮想通貨注目ファンダ|6/15〜6/22
- 過去1週間の重要ニュース
- 仮想通貨市況に大きな影響を与えた直近1週間のニュースを選別。1年3ヶ月ぶりとなるBTC価格1万ドル到達や、フェイスブックが仮想通貨プロジェクトの詳細を発表するなど、ターニングポイントとなっている。
過去1週間の重要ニュース
本記事では、市況に影響のあった過去1週間の重要ニュースをまとめている。
ビットコイン、主要アルトコイン前週比
コインチェックにおける、ビットコイン・アルトコインの週間比較は以下の通り。ビットコイン(BTC)は前週比+約26%、23万円高を記録している。22日、約1年3ヶ月ぶりに1万ドルの大台を突破し、最高値を更新している。
6/15〜6/22のBTCチャート
A:ツイッター社CEO、ビットコインの必要性を強調|6/15(土)
ツイッター社のCEOであるJack Dorsey氏はインタビューで、「ビットコイン以外の仮想通貨にインターネット通貨になる可能性があるとは考えにくい」との持論を展開した。
B:ビットコイン1年ぶりの『100万円』|6/16(日)
ビットコインは16日、大台100万円まで価格が高騰した。100万円に到達したのは2018年5月以来初で、約1年ぶりの最高値更新となる。
C:テザー再び1億USDTを新規発行|6/17(月)
ビットコイン価格との相関性で注目を集めるUSDT(テザー)が、新たに1億USD分(108億円相当)発行された。
D:フェイスブックが仮想通貨プロジェクトの詳細を発表|6/18(火)
フェイスブックが開発を進めている仮想通貨プロジェクト「リブラ(Libra)」のホワイトペーパー(事業計画書)が公開され、全容が見えてきた。また、利用するためのウォレット兼決済アプリ「Calibra.com」も併せて公表された。
Moneygramがリップル社のxRapidを国際事業で採用
米リップル社が世界大手送金業者マネーグラム社と戦略的パートナーシップを結び、国際事業で採用するとの公式発表を行なった。市場が反応し、XRP価格は、2019年の最高値にあと一歩に迫る50円まで急騰した。
E:「仮想通貨リブラ」開発の一時的中止を求める|6/19(水)
米国会下院の金融サービス委員会 Maxine Waters理事長は19日、国家や国民におけるリスクを懸念し、フェイスブックが開発を手がける「リブラプロジェクト」の一時中止を求めた。
F:日銀の黒田総裁がリブラに言及|6/20(木)
日銀の黒田総裁が、フェイスブックの仮想通貨プロジェクト「リブラ」について記者の質問に回答を行なった。内外の関係当局と連携しながら、動向について注意深く見ていきたいと話した。
G:金融庁が「フィスコ」に業務改善命令|6/21(金)
金融庁が、仮想通貨交換業者フィスコ仮想通貨取引所に対して、資金決済法に基づく業務改善命令を出す方針を固めたことがわかった。アンチマネーロンダリング対策といった内部管理対策の不備が、その理由にあるという。
H:FATFがガイダンスを公表|6/22(土)
FATF(金融活動作業部会)が暗号資産の監督法を明確化するためのガイダンスを公表。資金洗浄やテロ資金供与の防止を目標に、37のFATF加盟国に対して仮想通貨の規制強化を促している。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します