リップル社投資部門、仮想通貨XRPのエコシステム拡大を図る事業戦略を発表
- Xpring、仮想通貨XRPのエコシステムを拡大へ
- リップル社の投資部門「Xpring」は、XRPの利用普及を図る新たな取り組みを明かした。XRP関連開発ツールの構築などを新たな事業方針として推進する。
Xpring、仮想通貨XRPの生態系を一段と拡大へ
リップル社の投資部門「Xpring(スプリング)」は、仮想通貨XRPの利用普及に関する新たな取り組みを明かした。
Xpringの責任者Ethan Beard氏は、同部門がXRPの生態系(エコシステム)を拡大するためのツールを開発していると話し、このように語った。
我々は現在、Xpring内におけるデベロッパーツールを開発し、Xpringをデベロッパーのプラットフォームとして構築している。
Xpringのチームメンバーは一年前に比べ、10倍ほど増員している。その大部分がエンジニアだ。
我々はリソースを利用し、より簡単にXRPでアプリなどを構築できるツールを作っている。
これは、投資部門のVCとしてのXpringの立ち位置だけではなく、開発も手がけることにもより注力する姿勢を示している。
Beard氏は続けて、ツールについてこのように具体的に説明した。
現在、APIやSDK、ライブラリーやサービスの構築を行なっている。そうすれば、XRPのブロックチェーンを利用して開発したいユーザーはより簡単に開発を進めることができるようになる。
ツールが完成すれば、Xpringは世界中のデベロッパーにリーチできるようにそれらを商用化する。今後、Xpringデベロッパーカンファレンスが開催されるかもしれない。
これまでXRPの利用普及を拡大するために、Xpringは20社以上の企業に、5億ドル超の投資を行なってきた。直近では、コンテンツクリエイター向けのマイクロペイメント(少額決済)用プラットフォーム「Coil」に、10億XRPを助成金として出資している。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します