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JPモルガンCEO、2008年金融危機前と「酷似」と警告

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

資産価格の高騰に「不安は高い」

複数のメディアの報道によると、JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)24日は、ニューヨーク市内で開催された同社の年次投資家向け説明会(Company Update)のQ&Aセッションで、現在の金融市場が2008年の世界金融危機前の状況と「ほぼ同じ」だと警告した。

ダイモン氏は「残念ながら、2005年、06年、07年と全く同じような状況を目にしている。上昇相場がすべての船を持ち上げ、誰もが大金を稼ぎ、レバレッジを限界まで活用していた。限界などないかのようだった」と語った。

さらに、一部の競合他社が純金利収入(NII)を増やすために「愚かなことをしている(doing dumb things)」と指摘し、リスクの高い融資を積極化する動きに懸念を示した。

「皆が稼いでいるとき、バカみたいに感じる。確かに気分はいい。しかし様々な要因を考慮すると、深呼吸して『気をつけろ』と言いたくなる」と述べた。

資産価格の高騰についても「人々は高い資産価格と高い取引量が続き、何の問題も起きないと少し楽観的になりすぎている。私の不安は高い。資産価格が高いという事実は、むしろリスクを高めると思っている」と強調した。

JPモルガン自体はリスクの高い融資には応じない方針を維持しており、ダイモン氏は「いつか信用サイクルは転換する」とし、次の危機では今回はソフトウェア業界がAIの影響で打撃を受ける可能性があるとの見解も示した。

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2008年金融危機とは

2008年の世界金融危機は、米国の住宅バブル崩壊を発端に世界規模へと波及した史上最大級の金融危機だ。低所得者向けの高リスク住宅ローン(サブプライムローン)が急拡大する中、金融機関はこれを証券化商品に組み込んで世界中に販売。

住宅価格の下落とともに不良債権が急増し、2008年9月に米大手投資銀行リーマン・ブラザーズが経営破綻すると、金融システム全体が機能不全に陥り株式市場は世界的に暴落した。

危機の根本原因は、金融機関による過剰なレバレッジと杜撰な融資審査にある。ダイモン氏が「同じ状況」と警告するのは、当時と同様に一部の金融機関がリスクを顧みない過剰融資に走り始めているという懸念からだ。

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