- BTCの見かけの需要、年初来最低水準
- 現物需要なき先物主導の上昇には限界との分析
長期投資家には注目局面との見方も
オンチェーン分析プラットフォームのCryptoQuantのデータをもとに、アナリストのDarkfost氏が25日、ビットコイン(BTC)の「見かけの需要(Apparent Demand)」が今年最も弱い水準に達したと分析した。
同指標は、新規BTC発行量と1年超にわたって移動のない供給量の差から算出される。現在の推計値はマイナス147,000BTCに接近しており、これは2025年12月以来最も弱い水準だ。
指標がマイナスであるほど、ネットワークが生み出す新規供給を吸収するだけの構造的な買い需要が不足していることを意味する。
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仮想通貨ビットコインは5月22日から23日朝にかけて下落し、円建てでは節目となる1,200万円を割り込んだ。背景には、米国で新たに議論されている「ビットコイン準備金法案」において、市場で期待されていた「100万BTCの購入義務」といった強い内容が盛り込まれず政策期待が後退したことがある。
Darkfost氏は、現状について「需要が段階的に収縮し続けている」と指摘する。現物市場での需要回復が伴わない限り、先物市場主導のモメンタムだけでビットコインが持続的な上昇局面を維持するのは難しいとの見解を示した。先物市場は短期的な値動きを増幅させる効果はあるものの、デリバティブ単独では安定した相場の土台にはなり得ないとしている。
一方で同氏は、短期的に弱気な環境に見えるとしながらも、こうした局面が長期投資家にとって注目すべきタイミングとなってきた歴史的経緯にも言及した。見かけの需要が急減速し、センチメントが過度に悲観的になる時期は、往々にして重要な投資機会と重なることが多いという。



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