WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

海外からのステーブルコイン決済を日本円で受領、「トレーダム ペイメント」開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

国境をまたぐ決済を日本円で受け取る

フィンテック企業のトレーダム株式会社は22日、海外の買い手がUSDCなどのステーブルコインで支払い、日本企業が日本円で受け取れる国境をまたぐ決済サービス「トレーダム ペイメント」を開始した。

仕組みは、海外の買い手から送られてきたステーブルコインをトレーダムが法定通貨に転換し、日本企業の銀行口座へ日本円で振り込む。日本企業はステーブルコインを直接保有・管理する必要がないため、ウォレットの運用や仮想通貨の会計処理といった負担を伴わない。

海外で広がりつつあるステーブルコイン決済を、日本企業はこれまで通り銀行口座で日本円として受け取れる形だ。主な用途として、越境EC、貿易取引、デジタルコンテンツ販売を挙げている。

トレーダム株式会社

東京に本社を置くフィンテック企業。AIと金融工学を組み合わせた為替リスク管理システムを主力に、為替ヘッジ・決済・両替の3領域で法人向けサービスを展開する。

新興国の越境取引にも対応、銀行送金より低コスト

同社の公表資料によれば、決済手数料は取引規模に応じて0.25〜1.25%程度を想定する。着金に1〜5営業日かかる従来の銀行送金(SWIFT)や、手数料が4%前後となるクレジットカード決済と比べ、コストと着金スピードの両面で優位性を打ち出す。

同社が想定する利用シーンの一つが、銀行口座やクレジットカードの普及率が低い新興国との取引だ。アフリカではクレジットカード保有率が3.9%にとどまる一方、ステーブルコインの保有率は9.3%(約1.4億人)に達するとされる。

自国通貨のインフレ回避や、24時間動かせる送金手段としてドル建てステーブルコインの利用が広がっており、既存の決済インフラの空白を埋める手段として注目される。

改正資金決済法と国内の規制動向

事業の枠組みとしては、2025年に公布された改正資金決済法で新たに整備された、クロスボーダー収納代行に関する経過措置を活用する。収納代行とは、買い手からの代金を一度事業者が預かり、売り手に渡す仕組みのこと。マネーロンダリング・テロ資金供与対策(AML/CFT)、本人確認(KYC)、取引監視(KYT)にも対応するとしている。

国内では、こうしたクロスボーダー決済を後押しする制度整備が進む。金融庁は22日、改正資金決済法に関する政令とパブリックコメント結果を公表し、国境をまたぐ収納代行への規制の適用関係や経過措置の考え方を示した。海外との決済を扱う事業者には、利用者保護や取引管理を含むコンプライアンス対応がより強く求められる枠組みとなる。

政策面でも、自民党デジタル社会推進本部が19日に、AIとブロックチェーンを組み合わせた次世代金融インフラ整備に向けた提言を取りまとめた。

円建てステーブルコインのクロスボーダー決済拡大を念頭に、各国間で規制・監督のイコールフッティング(同等の競争条件)確立を目指す「グローバルSCコリドー構想(仮称)」や、アジア諸国との政策対話枠組みの創設などが盛り込まれており、官民での議論が並行して進んでいる。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/11 土曜日
13:30
イーサリアム、温室効果ガス排出量を99%以上削減
ケンブリッジ大学オルタナティブ金融センターは、PoS移行後の仮想通貨イーサリアムが電力需要を大幅低下させ、温室効果ガス排出量が99%以上減少したとする報告書を公表した。
12:00
規制はコストではなく「堀」、NERO Chain創業者に聞く2026年のWeb3業界
WebX2026プラチナスポンサーの豪州発レイヤー1「NERO Chain」創業者Jake Stolarski氏に取材。規制対応を強みとする金中心のRWAトークン化と、規制を「堀」と捉える2026年のWeb3市場観を聞いた。
11:35
ソラナ初期クジラ、23億円相当SOL盗まれたか
オンチェーン調査者のZachXBT氏は10日、ソラナのジェネシスブロック配布に関連する初期クジラのウォレットから約18万900SOLが盗まれた可能性があると報告した。一部はイーサリアムにブリッジ転送されたという。
10:20
ビットコイン6.4万ドル台へ上昇、現物主導の買いと原油安が追い風|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは7月10日から11日朝にかけて上昇した。7月初旬には一時5万7,000ドルまで下落し、年初来安値を更新していたが、足元では6万4,000ドル台まで回復。
10:05
ジーキャッシュ、ZEC偽造脆弱性対応の「Ironwood」アップグレードで実施日程公開
プライバシー仮想通貨ジーキャッシュがOrchardプールの脆弱性に対応する『Ironwood』アップグレードの実施日程を発表。フルノードのZebra移行も並行して進む。
09:40
米住宅法、CBDC禁止条項含み自動発効へ トランプ大統領署名拒否
トランプ大統領が米住宅法への署名拒否を表明した。法案は11日深夜に自動的に法律となり、連邦準備制度理事会によるCBDC発行を2030年末まで禁止する条項も発効する。
08:35
SKハイニックスのトークン化株式がソラナで取引開始、米ADR上場と同時に
韓国の半導体大手SKハイニックスが10日、米ナスダックにADR上場。約280億ドルの調達額は2014年アリババIPO以来最大の外国企業上場規模で、同日ソラナ上でもトークン化株式の取引が始まった。
07:15
AIエージェントで新たな取引体験の実現へ、ビットバンクが実証実験開始
仮想通貨取引所ビットバンクは、AIエージェントを通じた新たな取引体験の実現に向けて実証実験を開始。実証実験の背景や内容、将来的な目標について説明している。
06:55
米上場エンペリー・デジタル、AIデータセンター資金調達のため1400BTC売却
米ナスダック上場のエンペリー・デジタルが5月7日以降にビットコイン1,400BTCを売却し、約8,710万ドルを調達した。AIデータセンター投資や債務返済に充てる方針で、7月10日時点の保有残高は1,514BTCとなった。
06:25
暗号屋、銀行振込対応のステーブルコイン決済「すてぶるペイ」を発表
合同会社暗号屋は10日、銀行振込でステーブルコイン決済を実現する「すてぶるペイ(STBLpay)」を発表した。利用者はウォレット不要、加盟店は与信審査なしで導入でき、7月開催のWebX2026でもデモ展示を実施する。
05:55
英大手銀、2026年末ビットコイン10万ドル予測を維持
英スタンダードチャータードが2026年末ビットコイン価格10万ドルの予測を維持した。ストラテジーのBTC売却を「ノイズ」と評価し、同社が優先株担保へ戦略転換しているとの見方を示した。
05:00
USDC発行企業サークル、信託銀行設立の最終承認を取得
米ステーブルコイン発行大手のサークルは10日、米通貨監督庁から国法信託銀行の設立最終承認を受けた。デジタル資産の機関向けカストディ提供と、将来的なUSDCの準備資産管理を計画中。
07/10 金曜日
19:01
片山金融相、仮想通貨ETFの国内解禁に改めて意欲
片山さつき財務・金融担当相がQUICKセミナーで仮想通貨ETFの国内解禁検討を表明。仮想通貨を金融商品と位置付ける金商法改正案は参院審議中で、成立すれば2027年度施行の見通し。SBI証券・楽天証券は仮想通貨投信の販売準備を進める。
18:00
OKJ、カントンコイン(CC)取扱い開始予定 板取引でのCC取扱いは国内初
OKJが7月15日、カントンコイン(CC)の取扱いを開始予定で、対応暗号資産は54種類に。板取引での提供は国内初。Canton NetworkにはGoldman Sachs等大手金融機関に加え、SBIグループのSBIデジタルアセットホールディングスも運営参加している。
17:03
メタプラネット・JPYCら4社、デジタルクレジット共同検討
メタプラネットとJPYC、Progmatなど4社が、ビットコインとステーブルコイン、セキュリティトークンを組み合わせたデジタルクレジット領域の共同検討を開始した。中堅企業の資金調達課題や「Project NOVA」構想との関係を解説する。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧