金融大手フィデリティ 仮想通貨関連サービスを全適格投資家へ提供

FDAが仮想通貨サービスを開放

金融最大手の米フィデリティが持つ仮想通貨関連サービス子会社「Fidelity Digital Asset(FDA)」は仮想通貨カストディおよび取引サービスを正式に、すべての適格投資家(個人・機関投資家含む)に向けて提供し始めた。英FTの取材で判明した。

本来、今年のQ1にサービスを開始する計画をしていた。

フィデリティのCEOを務めるAbigail Johnson氏は取材で、「Q1には複数のクライアントをオンボーディングしていたが、今よりサービスが完全に開放することになった。」と明かした。CoinDeskの報道では、具体的にいつ始まったのかは明確出ない模様だ。

FDAのサービスは機関投資家などの適格投資家に特化したサービスで、今年よりビットコイン(BTC)のカストディと取引デスクを一部のクライアントに提供している。

関連米フィデリティが機関投資家向けのビットコイン取引開始へ

FDAの優勢

フィデリティのブランド力とFDAの優勢について、同CEOはこのように話した。

例えばCoinbaseは未だ新たしくて、ほとんどの人にはなじみのない企業で従来の金融アドバイザーとの繋がりも薄い。一方、「フィデリティ」ブランドおよび金融業との繋がりは別格だ。

参考:英FT紙

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米Fidelityの個人投資部門の責任者が個人投資家への仮想通貨の提供には慎重であると発言した。今後も機関投資家向けのサービスに注力していく意向を示した。
米大手資金運用企業フィデリティの傘下の慈善企業「Fidelity Charitable」は、2015年より仮想通貨による募金が1億ドル以上に達していると明らかにした。募金数が相場に相関する傾向があると関係者が説明。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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