マイニング機器の価格、仮想通貨市場暴落の影響で下落傾向に

マイニング機器が値下がり傾向に

先月の仮想通貨(暗号資産)市場暴落の影響でマイニング機器は大幅に値下がに。価格低下や新型コロナ感染が原因で一部の業者は業務の継続を影響されている状態だ。

例えば、中国大手のWhatsminerのサイトでは、昨年12月にMicroBTが販売した新M30Sモデルの価格は、2537ドル(約27万5000円)から1999ドル(約21万7000円)になっており、約22%下落。以前のモデルM20Sに関しては、2599ドル(約28万2000円)だった価格が、1340ドル(約14万5000円)になっている。(約半減)

マイニングで収益を上げるには機器の効率も重要なため、業者は最新の機器を入手したいところだ。しかし機器の価格と共に利益も下がっているため、中古の機器を買わざるを得ないマイナーもいると指摘。また、採算割れを起こしたマイナーが稼働を停止して、マイニングから撤退するのではないかという懸念まで出ている。

新型コロナウイルスの感染拡大が金融市場全体に与える影響は、現在も衰えていない。マイニング業界では機器の販売だけでなく、採掘事業も影響を受けている。

また、最近では米ナスダックに上場しているマイニング企業Riot Blockchainが、米国証券取引委員会(SEC)に提出する年次報告書の中で、コロナウイルスを一般的なリスクではなく、仮想通貨関連のリスクに分類した。検疫や自己隔離、移動の制限によって、すでに業務を中断しているという。

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一方厳しい状況が続く中、新たにマイニング事業に乗り出す動きもみられている。つい先日、世界最大手仮想通貨取引所バイナンスは独自のマイニングプールのローンチを2020年Q2(4月から6月)に予定していると発表した。

関連仮想通貨取引所バイナンス、Q2にマイニングプールをローンチへ

また2月にはSBIホールディングスの仮想通貨マイニング子会社「SBI Crypto」が米テキサス州でマイニング事業を開始する計画が報じられた。

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最大手デリバティブ取引所BitMEXのリサーチ部は、約38日後に迫る仮想通貨ビットコイン(BTC)の半減期がもたらす、採掘業者の利益への影響とハッシュレートの関係性を試算。今後のシナリオについて4部構成で解説した。
マイクロソフトが、人間の身体活動データを利用して仮想通貨をマイニングするシステムの特許を申請する。人間の脳波や体熱が、採掘マシンの代替になる可能性がある。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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