誰でもブログで仮想通貨の取引機能を設置可能に:新WordPressプラグイン

ブログに仮想通貨取引機能を設置できるプラグイン

米著名投資家ティム・ドレイパーが出資するブロックチェーン企業が、ブログを使用して誰もが仮想通貨取引機能を設置できるというワードプレスのプラグインをリリースした。4月15日から公開されており、ウェブ上でダウンロードできるようになっている。

プラグイン「Cryptocurrency Exchange」を発表したのは、カリフォルニア州に拠点を置くドレイパーゴーレンホルム社。誰もが即座にウェブサイトに仮想通貨の取引機能を追加したり、独自ブランドの仮想通貨交換所を作成したりできるようになる。

ワードプレスは、世界で最も人気がある無料のブログソフトウェア。ドレイパーゴーレンホルム社の創業パートナーであるアロン・ゴーレンは、圧倒的な人気を持つワードプレスを選んだと説明した。

同氏によるとインターネット・サイトの35%はワードプレスで構築されており、ウェブサイトを構築するための最も簡単でカスタマイズ可能なソリューションであることは間違いないという。

プラグインはブロガー、コンテンツクリエーター、メディア企業、起業家など、あらゆるウェブサイト所有者に開放されている。

プラグインを使用すると、ユーザーは自分のウェブサイトに仮想通貨、各種トークン、ステーブルコインの取引を行えるオンサイトDEXを搭載できる。同時に、ウェブサイトの所有者は取引サービスの料金を稼ぐことも可能だ。

分散型取引所トートルのAPIを使用

プラグインが真に独自の取引プラットフォームを設立するというわけではない。プラグインは、仮想通貨分散型取引所トートル(Totle)のAPIを使用して、EthereDelta、Kyber Networkその他から、最適な価格をリストアップしている分散型取引プラットフォームを選択して注文を経由させるものだ。

セキュリティ面については現在のところ、公式発表ではほとんど説明されていない。

ワードプレスにはセキュリティ面での脆弱性も指摘されており、セキュリティプラグインを開発する企業WP White Securityによると、2013年時点では、ワードプレスで作成されたサイトの70%以上に、不十分なパスワードポリシーや古いファイアウォールなど攻撃に対して脆弱性がみられたという。

革新的なプラグインサービスだが、今後セキュリティ面の詳細についても発表を待ちたいところだ。

また、日本で利用する場合は、仮想通貨関連規制で利用が制限される可能性も十分に考えられる。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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