前金融庁長官の遠藤 俊英氏、仮想通貨交換業者ディーカレットの特別顧問に

ディーカレットの特別顧問に遠藤 俊英氏

仮想通貨取引所を運営するディーカレットが23日、特別顧問として前金融庁長官の遠藤 俊英氏が就任することがわかった。

経営方針やデジタル通貨事業、暗号資産事業の戦略などについて、助言を求める予定としている。就任日は4月1日。

遠藤氏は1982年に大蔵省(現財務省)入省。金融庁に移り、監督局長を経て2018年7月に長官に就任。退官は20年7月。18年9月に金融庁が発表した包括的なフィンテック戦略を示した「金融デジタライゼーション戦略」を主導、フィンテックに関連するさまざまな施策にも取り組んできた。

顧問としては、20年11月よりソニーのシニアアドバイザーと富国生命保険顧問に就任している。

また、ディーカレットは同日、IIJ、KDDI、NTT、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、ALSOK、三菱商事株、SBIホールディングス、セコムなど10社を引受先とした第三者割当増資を実施し、67億円を調達した。

同社は、3メガバンクやNTTグループなど30社を超える企業で取り組むデジタル通貨共通決済基盤の取り組みを主導している。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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