リップル社のxRapid採用企業Mercury FXが、メキシコや中国への国際決済の実証テストを発表
- Mercury FXとリップル社
- 世界各国にオフィスを持ち国際決済サービスを手掛け、xRapid採用企業のMercury FXが、米リップル社と共同で、中国やメキシコへの国際決済の実証テストを行うことを発表した。
Mercury FXとリップル社
先日、ロンドン基盤で国際決済サービスを手掛け、xRapid、XRPを採用している企業である「Mercury FX」がリップル社と共同で、中国および、メキシコ向け国際決済の実証テストを行なっていくことを公式ウェブサイト上で以下のように発表しました。
人々を国際市場に接続させ、新しい市場を作り出し、現在国際金融コミュニティへのアクセスがない人々を参入させることで、彼らの商品やサービスをマネタイズさせることを可能にする。
実際、貧困を軽減することが出来る可能性は非常に高い。貧困の軽減とは、低コストという概念に留まらず、新興市場への金融リターンという意味も持つ。」
Mecury FXは、2017年にAlastair Constance氏および、Matt Collins氏によって創業され、個人、法人の決済サービスが現状、時間がかかり、比較的高価であるため、その決済のセキュリティを高め、そして、さらに迅速に、安価にするために躍進してきました。
現在、同社は、ロンドン、香港、ケープタウンにオフィスを構えており、50種類以上の通貨および、複数言語に対応しています。
彼らは、公式ウェブサイトで、将来的に、さらなる発達を遂げたブロックチェーンがSWIFTを始めとする多くの不完全な決済ネットワークを代替すると予想しており、最終的には、仮想通貨が法定通貨を代替する要になると示唆しました。
さらに、同社は、仮想通貨や、ブロックチェーン技術を脅威と捉えるのではなく、その技術を受け入れ、取り入れていきたいと記述していることから今後のさらなる取り組みが期待されています。
リップル社 Light氏の発言
そして、先日リップル社のEU戦略部門のバイスプレジデントを務めるJeremy Light氏は、CNBCのインタビューに応じ、中国への関心を以下のように述べました。
しかし中国は、現時点で、国内の仮想通貨取引を禁止しており、仮想通貨取引所も業務停止命令を受け、国外に移転しています。
そんな中リップル社は、今年2月に、香港を拠点とし、決済サービスも提供するLianLian Payとの提携を結んでおり、中国、ヨーロッパ、アメリカ間での国際決済ソリューションを進めていくとされています。
今後リップル社がどのように中国をターゲットとし、その普及を進めて行くのかは定かではありませんが、今回のMercury FXや、以前のLianLian Payなどの提携によって、リップル社が中国進出に向けて、着々と手を伸ばしてきていることで、今後どのような結果が出てくるのかが期待されています。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します