PayPalベンチャーズなど、仮想通貨ウォレットサービス「Magic」に72億円出資
一般ユーザー向けのウォレットSDK
仮想通貨ウォレットプロバイダーMagicは昨日、72億円(5,200万ドル)規模の戦略的資金調達ラウンドを終えたことを発表した。
このラウンドを主導したのはPayPal Venturesで、Cherubic、Synchrony、KX、Northzone、Volt Capitalが参加している。Magicは以前のラウンドを含め合計8,000万ドル調達してきたという。
MagicのウォレットSDK(ソフトウェア開発キット)は仮想通貨ネイティブでない一般ユーザーをオンボーディングすることを目的としており、秘密鍵の必要性を取り除きEメールやSNSアカウントからウォレットアカウントを作成できるなどの機能を提供。現在は20以上のブロックチェーンに対応可能だ。
同社のCEOであるSean Li氏は発表で、「Magicはさまざまな業種の大手企業においてWeb3の利用事例が着実に増えていることを目の当たりにしている」、「グローバルブランドは仮想通貨を超えたブロックチェーンの可能性に気づき、顧客とのエンゲージメントや新たなマネタイズに活用している」と語った。Magicは現在、米大手デパートMacy’sなどと協業している。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します