ビットコイン暴騰・暴落のマネーゲーム化に注意:Bitfinexでメンテナンス告知

ビットコイン「暴騰・暴落」注意報
海外大手取引所Bitfinexにて、(日本時間)17:30〜19:30のメンテナンスが告知された。8月のBitMEXメンテ時には110億円相当のテザーが事前送金され、分速30,000円級の急騰を見せている。

ビットコイン「暴騰・暴落」注意報

仮想通貨ビットコインFXトレーダーの間ではおなじみ、海外の大手仮想通貨取引所「Bitfinex」にて、日本時間10/4(木)15:00〜10/5(金)3:00の間で約2時間、インフラストラクチャに関する「臨時メンテナンス」を実施が告知された。

開始時間は、「(日本時間)17:30〜19:30」までが予定されています。

ある種のファンダ要因となる、BTC出来高の多い大手取引所で不定期に発生するメンテナンスイベントは、強制ロスカット狙いなどで大口による仕掛けに利用されやすく、先日の「BitMEXのメンテナンス時の暴騰」が記憶に新しい。

先物SQ日同様、相場が急騰・急落(乱高下)するリスクが大幅に上昇するため、レバレッジ取引を行う際には、事前にロットを落とす(維持率高めにする)など、ポジションを調整には十分注意したい。また、メンテ中は仮想通貨の売買や入・出金機能は使用できないため、Bitfinexでポジションを保有していた場合は身動きが取れない状況となるので気を付けたい。

BitMEXのメンテナンスにはテザー砲で暴騰

8月22日に行われた、ビットコインFX最大手取引所BitMEXのメンテナンス時には、事前に110億円相当のUSDTがBitfinexに送金されており、メンテ開始からわずか1分足らずで3万円幅以上急騰している。

その際、メンテナンスでポジションを動かせないBitMEXのショートカバー(ロスカット)を大量に巻き込み、負荷の急上昇によりメンテナンスが予定時刻よりも延長されるなどのイレギュラーもあり、乱高下を伴いつつ、さらに一段高の暴騰を見せた。

詳しくは、人気トレーダー「ハル(@kasou365)」氏の参考動画にあるように、ボラティリティの高い相場は、市場の想定を凌駕してどちらか一方向にオーバーシュート(テクニカル無視した過剰反応)を起こすことも珍しくないので、警戒しておく必要があると言える。

アルトコインも例外ではなく、ビットコイン価格が大きく変動した場合、連動して上下する可能性が考えられる。

もちろん、メンテ期間中に何も起きず杞憂に終わる可能性もあるが、仮想通貨の現物ホルダーにも少なからず影響を及ぼすリスクがある以上、警戒しておくに越したことはないだろう。

参考記事:

8月22日(水)|必見!BitMEXメンテを狙ったBitfinexテザー砲 → ショーター狩り昇竜拳(by ハル)

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