『仮想通貨業界への大手投資会社フィデリティ参入は、機関投資家を本気にさせる』米経済番組CNBC
- フィデリティの参入は“素晴らしいニュース”
- 米経済番組CNBCのケリー氏は、「大手投資会社フィデリティの仮想通貨業界参入は、機関投資家たちの“乗り遅れるな”という心理に火を着けるはず。すでに水面下で動いている大手企業も少なくないだろう。」と予想した。
フィデリティの参入は“素晴らしいニュース”
BKCMのCEOで、仮想通貨やブロックチェーンについて楽観的なことでも知られるCNBCコメンテーターのブライアン・ケリーは、CNBCの人気番組『パワーランチ』に出演し、大手投資会社のフィデリティが仮想通貨業界に参入することは“素晴らしいニュース”であると述べた。
フィデリティ・インベストメンツはボストンに拠点を置く世界有数の独立系投資会社。2018年10月に傘下のフィデリティデジタルアセットサービス(FDAS)の設立を発表した。
同社は、カストディアン(資産の管理者)やトレードの実行、その他の仮想通貨関連のソリューションを提供するものとみられる。
業界全体へ投資流入か
FDASの参入について、ブライアン・ケリーは、「こうした大手が、カストディアンになることはとても大きな意味がある。ヘッジファンドから個人投資家まで幅広い層の投資家を呼び寄せるきっかけになるだろう。」と述べている。
ブライアン・ケリーはまた、同番組内で米名門大学のイェール大学が仮想通貨関連のヘッジファンドである「Paradigm」に投資したことにも触れた。Paradigmは、Coinbaseなどの創業者が創業し、数百億円近い投資を集めている。
番組内の出演者からは、仮想通貨への投資とブロックチェーン技術への投資は分けて考えるべきではと指摘されながらも、仮想通貨業界に関する強気な見方を崩さなかった。
「SchwabやVanguard、そしてE*Tradeといった、個人用トレードサービスを提供する業者の参入ももうすぐだと考えている。おそらくこうした企業は水面下で動いており、2019年の第1四半期には参入するのではないか。」
「フィデリティの参入は、機関投資家たちの“乗り遅れるな”という心理に火をつけることは想像に難くない。」
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します