EVM互換L1「Berachain」、シリーズBで153億円調達
メインネット間近か
EVM互換L1プロジェクト「Berachain」は12日、シリーズBラウンドで、1億ドル(153億円)を調達したと発表した。メインネットローンチに向けた調達とみられる。
今回調達を主導したのは、Framework Venturesと、欧州著名投資会社「Brevan Howard」のアブダビ支社「BH Digital」で、Polychain Capital、Hack VC、Samsung Next、野村のLaser Digital Group、Hashkey Capital、Nomad Capital、Hypersphere、Arrington Capital、Cypher Capital、Tribe Capital、Rubik、DragonflyのBo Feng氏、Animoca BrandsのYat Siu氏、TemasekのAntony Lewis氏、PolygonのSandeep Nailwal氏なども参加している。
今回の調達は、2023年4月に実施した4,200万ドルラウンドに続くもので、香港、シンガポール、東南アジア、ラテンアメリカ、アフリカでの事業拡大を強化するために資金を使用する予定だ。
前回同様、投資家はBerachainに資金を提供するために、フューチャー・トークン(SAFT)のシンプル・アグリーメントで契約した。
Cosmos SDK基盤のBerachain(ベラチェーン)は現在テストネット段階。今年1月にパブリックのテストネットワーク「Artio」をリリースした経緯がある。
ユーザーはBerachainが提供する新たなコンセンサスメカニズム「プルーフオブ・リクイディティ」のもとで、ネイティブSwap機能で、ガストークンBERAを取得しステーブルコインHONEYをミントしたり、流動性を提供することでガバナンストークンBGTを獲得したりすることができる。
今後の仮想通貨エアドロップ機会に向けて現在約40万以上のユーザーがテストネットに参加している。
関連:EVM互換L1プロジェクト「Berachain」、テストネット公開
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します