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EVM互換L1プロジェクト「Berachain」、テストネット公開

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

テストネット「Artio」を公開

コスモス(ATOM)の開発キットで構築されるレイヤー1プロジェクト「Berachain」は11日、パブリックのテストネットワーク「Artio」を公開した。PoS(プルーフオブステーク)の一種である独自のPoL(プルーフオブリクイディティ)コンセンサスメカニズムについて説明している。

Berachainは、DeFi(分散型金融)に特化したL1ブロックチェーンで、イーサリアム仮想マシン(EVM)と互換性を持つ。昨年4月には、Polychain Capital主導のプライベートラウンドで約56億円の資金を調達している。

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Berachainによると、プライベートテストネットの段階では、1か月で約50のチームがコントラクトを展開した。また、30以上のBerachain独自プロジェクトが進んでおり、その他にSudoswap、Abracadabraなど他のネットワークからも100以上のチームがチェーンへの参加を検討しているところだとされる。

DeFi(分散型金融)とは

ブロックチェーンを活用し、中央管理者不在の状態で行われる金融サービス、またはそのシステムを指す。「Decentralized Finance」の略。DeFiで行われる金融サービスには、ステーブルコインの発行や通貨の貸出、仮想通貨取引所などがある。イーサリアムのブロックチェーンを利用しているプラットフォームが多い。

▶️仮想通貨用語集

独自のPoLメカニズム

プルーフオブ・リクイディティ(流動性)メカニズムでは、ユーザーはBerachainに組み込まれている分散型取引所(DEX)やステーブルコイン融資プラットフォームなどに流動性を提供することで、ステーキングトークン「BGT」を獲得できる。

また、BGTをバリデーターに委任して手数料などを得ることも可能だ。Berachainは、BGTを市場で購入することはできないとして、次のように説明した。

バリデーターとガバナンスはPoLシステム内で大きな役割を果たし、チェーン全体でBGTを獲得するさまざまな方法の「報酬率」をコントロールする。

ブロックごとに、バリデーターはインフレ分(ステーキング報酬)をBerachainエコシステムに戻し、ネットワークを流動的に保つ。また、将来的にこの配分は、承認された様々なスマートコントラクトにも行われる可能性がある。

チェーン上の流動性への貢献を通じて、ユーザーはセキュリティを強化し報酬を獲得できるとも続けた。

ガバナンス投票を通過したプロトコルは、スマートコントラクトをBerachainの流動性プールに統合し、コストを削減しながら流動性を呼び込むことが可能だとも述べている。

Berachainのエコシステムには現在のところBGTトークンの他に、USDCで裏付けられる予定のステーブルコイン「HONEY」、取引可能なガストークン「BERA」が存在しているところだ。

BGT保有者は、BGTをバーン(焼却)して、取引可能なBERAトークンと交換することが可能となる。また、BGTをバリデーターに委任してHONEYの形で手数料を得たり、様々なチェーン上のプロトコルからその他の報酬を得ることもできるようになる。

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